ブルシット・ジョブを読んだ

「ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論」という本。
なかなかの文章量の本なので、読み切るのに2日程使ってしまった…

週15時間労働

効率化していったらそれぐらいで十分な成果が上がるはず、
というような話はとても昔から出ていたらしい。
現実は、効率化して作業時間を減らしても勤務時間は変わらない。
さて、浮いた時間は何に消えているのか、という話。

労働時間だけが重要視される

倍の生産性上げたら給料2倍にできる。
それなら給料半分で良いので労働時間も半分。
そんな選択肢ってなかなか聞かないと思う。
とにかく、労働時間を稼ぐために無駄な仕事を作らないといけない。
仕事しているふりが上手ければ、何も成果上がってなくても問題ない。
でも、時間以外を基準とした場合、何を数値化すれば良いんだろう?
それを考えれないから、単純に労働時間だけ見てしまう。
そのために、無駄な仕事を作るか、仕事しているふりをするか。

ベーシックインカムの幻想

労働者側を強くするために必要という取り上げ方をされていた。
確かに、仕事辞めても困らないなら、無駄な仕事にNOと言いやすい。
ただ、人間は働きたがるという部分が幻想だと思う。
働く癖がついている今の世代なら、ベーシックインカムだけで暮らせても何か働かないと落ち着かないとなるとは思う。
でも、生まれた時からベーシックインカムがある世代はどうなるだろう?
ナウル共和国の事例を見るに、これは幻想だと思う。

働きたくないでござる

時間をかけただけ何かが出来上がる仕事なら、欲しい金額に見合った労働時間の調整をしたい。
働いているふりの時間でお金がもらえるような仕事は…なくすことで働いている人の報酬に回せないだろうか?
ちなみに、労働時間外で仕事の事を考えた場合は何の時間?
時間とお金に余裕のある暮らしをしてみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?