「みんな」という範囲に「自分」は入るのか?

「みんな」とは、複数名居る場合に全員を示す単語、という意味。
複数名、がその空間内に居る全員をカウントしていると考えてはいけない。
含まれない人間が存在する場合がある。

空間の形状が複雑なのか?

複数名の範囲と認識する空間の範囲が複雑な形をしているのかもしれない。
ある程度までの広さの部屋の中であれば、部屋の中が範囲。
広い空間の中であれば、会話などが成立する範囲。
と考えた場合、その範囲内の全員がみんなとならない事例がある。
除外された人を排除するような形状の空間が成り立っている。

自分が含まれない例

学校イベント等での教師からの発言

「みんなで協力して」の場合、教師はどの程度協力するだろうか?
運動会のクラス対抗競技など、教師が参加しないものも有る。
「クラスのみんなで」と言ったのであれば、教師はクラスに含まれないことも暗に成立している。

子供が親に何かをねだる時

「みんな持っている」らしい。
持っていないので「みんな」に含まれない。
つまり、その子は「みんな」に含まれていない。
「みんな」の範囲がどうなっているのかも気になる。
この場合の「みんな」の範囲は「クラス全体」や「学校全体」ではないはず。

ドラクエの「みんながんばれ」

これを選択すると勇者以外のコマンド入力できないキャラ頑張ってくれる。
勇者はみんなに含まれていない。

自分と対立する集団

「みんなで決めた」事が自分と対立する意見だった場合。
その「みんな」は自分と対立する人の集団となる。
当然、自分は入っていない。
「みんな」で「自分」を排除しようとしているのだから。
ちなみに、「みんなで決めた」を発言する人は、「みんな」に含まれる。

注意が必要な単語

使い方によって、自分を含んだり除いたりできる。
かなり意味が変わると思うが、どちらも同じ単語を使っている。
この単語が出た時、どの範囲を示しているのかは考えた方が良い。

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