量は欲しいが種類はいらん

大盛はうれしいが幕の内弁当はうれしくない。
そもそも、安い幕の内弁当に存在意義はない(暴論

好きなモノを沢山食べたい

例えば、焼き魚と白米が食べたいと思ったとき。
それしか入っていない焼き魚弁当なんてのが有るならそれで良い。
焼き魚も入っているからと幕の内弁当を提案されても困る。
他の物を入れるために焼き魚が小さくなっている欠点がある。
幕の内弁当の方が高額商品?
安い方で良いと言っている。
安さが気に入らないなら焼き魚弁当を大盛にしてくれれば良い。
こだわりの焼き魚だから幕の内弁当より高い?
そういう贅沢なら歓迎。

種類を増やすことによる生産コスト

焼き魚弁当は白米を炊いておき、魚を焼いて付けるだけで良い。
(焼く技術が必要な点は幕の内弁当も同じなのでスコープ外)
漬物を付けるサービスをしても良い。
幕の内弁当は、詰め込む種類が多いほど手間がかかる。
しかも、端材が出るので1個だけ作るのには向かない。

種類を増やす正当な理由

種類が多くなっても納得がいく理由も存在する。

高級食材を減らして低価格化

例えば、ウニを山盛りにしたウニ丼はとんでもない価格になる。
ウニ以外も入った海鮮丼とすることで価格を抑えることもできる。
ウニより高い食材もありますけどね…
違和感のない組み合わせと値段のバランスにセンスが問われる一品。

めったに行けない場所の食材盛り合わせ

現地の特産品がたくさんある場合。
例えば、肉と海産物が特産の町。
同時に食べるにはさすがに多い。
食事を2回するほどの滞在時間は取れない。
ステーキと海鮮丼を食べに2回訪ねるか?
こういう時に、盛り合わせ的なものが有るとうれしい。
宿の晩御飯なら、すき焼きと刺身で出てくるパターン。
こういうのはありがたい。
何度でも来て欲しいと思われているかもしれないが。

事なかれ主義が好む幕の内弁当

何人かが集まる時は幕の内弁当を出しておけば楽。
全員同じなので価格差による不満が出ない。
いろんなものがそれなりに入っているので、好き嫌いが混在。
全員が妥協できる内容の弁当。
全員同じなので不公平感は出ない。
希望を聞いて回る手間も削減できる。

二兎を追う者は一兎をも得ず

そんなことわざがある。
今は焼き魚、と思ったら焼き魚だけ追えば良い。
他にあれもこれもなんて考えていては何も得られない。
一石二鳥を感じられるレベルは、それなりのコストがかかる。
では、そのコストで一点豪華主義にしてみてはどうか?
おもてなしのレベルは苦労の量に比例しないはず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?