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【3歳児】3日で保育園を撤退する話

いや〜、やっちまった。完全にやっちまいました。
はじめに申し上げておきますが、保育園は何も悪くないし、お子も何も悪くない。悪いのは、完全に親である大五郎の判断ミスである。

親が「子どものため」によかれと思ってやることは、大抵子どもからすればありがた迷惑なのである。そのことを痛感した一件である。
たいへん学びになったので、どこかの誰かの役に立てばと想いnoteに記録します。

たった3日で、3歳児はこれほど崩壊する

たった3日、されど3日。
たった3回の登園で、何を判断できるのか?そうお思いだろうか。私も、もちろんそう思っていたさッ

はじめの1日の様子をみて、「せめて1ヶ月は通ってから考えないと」と思っていた。
2日目の様子をみて、「せめて1週間は通ってみないと」と思っていた。
3日目の様子をみて、「明日は保育園を休もう。」そう思った。
もうこれ以上無理はさせられないと思った。
正直見ていられなかった。

やめる判断はさすがにキツい

そもそも、該当の3歳児は別の保育園に通っていた。その保育園もとてもすばらしく、お友だちも先生も大好きで、毎日健やかに通わせていただいた。3歳児が穏やかでコミカルに成長したのは、保育園のおかげでしかない。大好きな保育園。

ただ、自宅を引っ越したのと、お友だちからの情報で、家の近くにこちらもとても素敵な保育園があることを知った。保育園の方針も個性的で、せっかく近いし、これは転園するっきゃない!という勝手な親心優先で転園を決めた。
正直、今でも当時の私がいくら情報収集をしていたとしても、同じ判断をするだろうと思う。

魅力的な保育園!と思って入園したのも束の間、1日目のお迎えにいったときの表情から、もう異変を感じとった。

3歳児は崩壊するとどうなるのか

転園先の保育園は、よくある入園時の『慣れ保育』という短時間の預かりから少しずつ時間を伸ばして子どもを慣らさせていくという手法が必須ではなく、親の判断に任されていた。
わが家の3歳児は、0歳児から保育園に通っているし、その間も転園を1度経験したこともあるし、環境の変化にはすぐ慣れるんじゃないかと勝手な見積もりで、1日目から7.5hほど預けた。これがすべての過ちであった。

1日目に迎えにいったときの表情は、「本当にうちの子かな?」と思うほど、生気がなく虚な目をしていた。どうした!?

転園先の保育園は、子どものあるがままを大事にする。それが魅力的な一方で、あるがままに慣れていない3歳児には『絶望』みたいな表情で顔面が曇っていた。すげぇわかりやすい。

まぁ1日目だから仕方ないか、と思っていたが、家に帰ってきてからも様子がちがう。夜寝るときも何かおかしい。とにかく、何かに不安で怯えている。私にくっついていないといけないし、くっつき方も尋常じゃない。抱っこしてるのに「だっこ!!」と言って泣いてるし、お家にいるのに「おうちかえりたい!!」といって大泣きしている。つらい。切ないしつらい。

自宅保育はキツいけど、もう選択肢がない

それから毎日「(前に通っていた)ほいくえんがいい!」「あたらしいほいくえん、いかない」とずっと言っていた。意見を自分で言えるのはエライ。
4日目に保育園をお休みし、5日目に時間を短くして5hほどお預けした。するとどうだろう、3歳児はハンガーストライキにでた。(おい

新しい保育園は食事にもこだわりがあるのだが、我が3歳児は食事を一口たりとも食べなかったのだという。きっと先生たちも、子どもの意思を尊重して無理強いさせなかったのだろう。
13:30頃にお迎えにいって、朝ごはんからなにも食べてない3歳児を受け渡される親の心、わかりますか。

もちろんごはんの用意などしておらず、しかも仕事中。コンビニで急いでおにぎりを買って食べさせるしかない。この親心、わかりますか。

生まれたその瞬間から、精一杯お乳をやり、朝昼晩食べさせることが親の責務だと信じ込んで疑わずに生きていた親が、空腹の子どもを渡される気持ち、わかりますか。
私が視野狭窄なだけかもしれません。でも、どうしてもつらかった。これを過保護のいうのでしたら、その通りですすんまへん。

各先輩から情報収集

ただ、自分に見えている世界だけで物事を判断するのは時期尚早。おいどんは、新しい保育園の卒園生さんのお声を聞いたり、会う人会う人に意見を伺って、自分のなかでいろいろ答え合わせをした。合点がいった。やめる覚悟ができた。

保育園の先生たちには本当に申し訳ない。迎え入れてくださったのに、たった数日で退園の判断をするクレイジーな親。そう思われているかもしれません。

実はまだ次の保育園は決まってない。おそらく、元の保育園にもどることが3歳児の情緒を安定させるには最善だろう。元の保育園にもご相談しつつ、一応近隣の保育園も見学にいって決めていきます。
次はぜったいに、ちゃんと慣れ保育をする。転園先を決めるときは、必ず3歳児の意思を尊重して決める。そのことを天に誓い胸に刻んで精進して参ります。

つまり、来週はまるっと自宅保育が増えそうだよ!!!
おかんノイローゼになっちゃうよね!!!
うわぁあぁ!!!春です!


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