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【雑記】しごとの目的をかんがえる

こにゃにゃちは、今日もざっき。
ついにわが家の内装工事がはじまり、思うことがあったので書く。

サラリーマンの弊害

担当をしてくれた大工さんと、営業担当さんの二人から垣間見える学びがあった。

営業担当さんは、仕事を「作業」としてやっている。たとえば、顧客を訪問する、現場を確認する、スケジュールを伝達する、大工さんと打ち合わせする、など、その「作業」をすることが目的になっている。

一方で、大工さんは「家の問題を解決」することを念頭に置いている。壁をはがしたり、断熱材を入れたりする作業はあくまで「手段」であり、「目的」ではない。だから、会話のなかでも「どうやったら家の問題が解決するか」を一緒に考えてくれる。

営業担当さんは、何を話しても「〜かもしれない」「〜とは言い切ない。」など、煮え切らない回答ばかり。これらは営業担当あるあるで、できる限り顧客との間に"リスク"を減らすために、あいまいな表現を選ぶ傾向にあるのだろう。

大工さんは、自営業をやっていた(&再開予定)、営業担当さんはサラリーマン。日本の会社員は、基本的に決まった時間働けば、毎月お給料が入ってくる仕組みだ。

私がフリーランスになったときも思ったけど、サラリーマンをやっていると、ただ単に作業をしていても"仕事"をした気になる。でも、それって本質的には仕事じゃなくて作業だと思う。

どうやったら目的意識は芽生えるか

今、私が仕事をしているチームで、私と同じ「業務委託」として入っているメンバーがいる。名前は たなかさん としよう。たなかさんについては、チーム内でよく悩むことがある。

それは、たなかさんが「作業者」としての働きしかしないからだ。
基本的に「業務委託」で入るメンバーは、その業務のプロとしてアサインされる。だからこそ、即戦力として貢献しなければならない。
そして、依頼元の企業とは主従関係ではなく対等な関係で仕事をする。(指揮命令権がない)

業務委託の内容にもよるが、基本的には「業務」に対して報酬が払われる。だから、「何時間働いたから●円」という概念が当てはまりにくい。
しかし、今参加している案件は、報酬単価が「時間単位」で決められる。つまり、時給制と同じように受け取ることもできる。

そこに甘んじてなのか、たなかさんは指示されたことしかやらない。先に述べた工事の営業担当さんと同じである。

私は採用の仕事をしているので、「企業の採用目標を達成する」ことがゴールであるはずなのに、たなかさんは「その日のタスクを終わらせること」がゴール設定されている。

この違いはなんだろう。
この視点が違うだけで、一緒に仕事がしたくなくなる。仕事って、そのゴール達成のために四苦八苦したり創意工夫して、自分が成長したり、相手がよろこんでくれたりすることに面白みがあると思うんだけど。

仕事に求めるものは人それぞれだけど、私は一緒に働く人や仕事を依頼する人は作業者じゃない人を選びたいと思う。しかし、どうしてこのような視点の違いが生まれるのかについては、もう少し考えてみよう。

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