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「帯結ばない帯結び」の話。

お世話になっている、着付け教室のayaaya先生が新刊を出した。

着物を自分で見様見真似で着ていた頃、半幅帯で文庫結びもかるた結びも汗かきながら格闘して何十分もかけたりなんかして、自分の不器用さを恨み、着物着たいとか、私にはハードルが高かったんじゃ…と思ったときに、「帯結ばない帯結び」に出会ったのだった。
半幅帯を半分の長さに折って、クルッと巻いて帯締めで締めるだけ。30秒もかからない。なんて簡単!!!

それからというもの、見様見真似で適当ではあるけれど、着物を着るハードルはぐんと下がった。
でもやっぱり、もう少し格好良く着たいよねー、なんて欲が出て来て、着付け教室通ってみたら変わるかな?といろいろ調べてみた。
無料着付け教室とか謳われているところは、大体「モノ」を買うことが講師と会社への収益になるようなシステムだし(営業トークにつきあわなきゃいけないのが苦痛と思ったので)、コンサバティブな着付けになると思った。それに、リサイクルやアンティーク、プレタの着物に対して否定的だったり。
ならば、多少お金がかかっても、自分のやりたいことや自分がどうしたいか、を優先して着付け教室を選んだほうが自分のためになると思い、条件を整理した。

・自宅から1時間以内で通える
・リサイクルやアンティーク、プレタ着物に対して理解がある
・普段着としての着付けを教えてもらえる。
・必要に応じて、礼装も教えてもらえる。
・洋装ミックスやアレンジに対して否定的ではないこと。提案ができる先生なら最高!

これらの条件で着付け教室を探してみたら、
私が持っている本「帯結ばない帯結び」のayaaya先生って、教室がウチから思ったより近いやん!?ってなったのだった。
幸い、来月からの初心者向けグループレッスンに空きがある。鉄は熱いうちに打て、ならば早速問い合わせだ!

そんなこんなで先生の着付け教室に通い始めた。自分の不器用さとか鈍臭さも、先生のアドバイスのおかげで「大丈夫!」に変わっていく。結べなかったお太鼓も結べるようになったし、サッと着物を着られるようになった。
先生は着物にも、着付けにも、おしゃれにもアンテナをいつも張り巡らせていて、好奇心旺盛。思いついたアイディアをどんどん形にしていく。そんな先生だから、生徒さんたちもみんな創意工夫を楽しんで着物をガンガン着てるお洒落な人たちばかりで、とても刺激的。先生を通じて出会えた友人もいる。この歳で素敵な宝物をもらったなあ、なんて気分。

そんな素敵なayaaya先生が出された「帯結ばない帯結び2」、先生の創意工夫とお洒落のエッセンスがギュッと詰まっている素敵な本だった。
普段着としての着物のハードルがぐんと下がる。帯結びだけでなく、着物の着方も載ってるし、アレンジの提案もあるのでこれ一冊で着物着られるかも。
浴衣着たいけど帯結び自信ない、作り帯もいいけど、好きな帯を使いたいとか、そういうニーズにがっちり答えてる一冊だと思う。

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