LAP8期 ジェンダー単元予習

【課題1】
状況1
特権スコアの高い集団に属していると知ったとき、1番に思うのは“よかった”という安心であると思う。しかし、これは特権スコアの低い集団の声が聞こえていない時点で感じるものだ。そういった人々の「傷ついている」「不安だ」という声が聞こてくると受け止め方はまた異なってくると考える。彼らの声を聞いて、「よかった」という安心には「申し訳ない」という罪悪感が加わると思う。特権スコアが可視化されたことによってこんなにも安心や罪悪感といったものが生まれるのは不思議だと感じる。これらを受けて私がする行動は何もないと考えてしまう。もちろん、家族や友人など近しい人が困っていると言えば協力するし、できる限りのことをしたいと思う。しかし、もし、名前も知らない誰かが声を上げているという“聞いただけ”の情報であれば、何かをしてあげるというのはただの自己満足の正義にすぎないと思い、行動しないのではないかと思う。もちろん、傷つけている原因があればそれを無くそうと努力することには違いないと思う。


状況2
状況スコアの低い集団に属していると知れば最初にでてくるのはショックな気持ちだと思う。そこから悔しさや怒りも沸いてくるのではないかと思う。しかし、特権スコアの高い集団が原因で傷つくとがあっても反乱やデモなどを起こすことはしないのではないかと思う。私は、最初に特権スコアの低い集団の中でコミュニティを作ろうとする。その中での平和な暮らしを求めていく。しかしながら、それにも限界があると思うため次のステップで特権スコアの高い集団と仲良くなるよう努める。そして、特権スコアの高い低いが関係なくなるような世界を目指して動き出すのではないかと思う。

状況3
私が特権スコアを選ぶ立場にあるなら迷わず高い方を選ぶと思う。これには明確な理由がある。最初にこの課題をみたときは「もちろん選べるのであれば高い方だよなあ」と考えていた。しかし、考え始めると家族や仲の良い友人が特権スコアが低かった場合に自分ができることは何かということに着目した。その場合、特権スコアが高い集団に自分が属している方が何かできることはあると思う。やはり、顔を知っている相手には偽善などなしで心から何かしたいと考える。そのためには特権スコアが高い集団を選びたいと思う。


【課題2】
1.私がジェンダー不平等の自動ドアを感じた瞬間は中学3年生の時である。当時、体育大会の応援団に決まり、団長と副団長を決めることになった。3クラスのうちの2クラスはすでに男の子が団長、女の子が副団長に決まっていた。私は応援団長がやりたいと立候補し、周りのクラスメイトも賛同してくれる人が多かった。しかし、もう1人の立候補である男の子と私、先生で話し合った結果、他のクラスも男の子が団長と決まっていることやその方が映えるといった話し合いのもと男の子が団長、私が副団長ということになった。これに対して男女の役割がリーダーとその補佐になっていることを実感し、それぞれの能力や得意なこととは違うところで評価されてしまっているような気がした。この男女の役割イメージが少しでもなくなればよいと考えている。

2.私の知り合いの方でADHDの方がいらっしゃる。その方がもつADHDの特徴は物忘れが多いことや感情のコントロールが難しいことなどがあった。生活する様々な場面で自動ドアにぶつかる面はあったそうだが、自覚をしたのは20歳を超えてからだったそうだ。その際にお世話になっていた方がADHDの専門医であったためその方の支えもあり克服できたというお話であった。また、「大丈夫。安心して。」などの言葉掛けも心の支えになったということだった。私は、その自動ドアを経験したことがないため気付かなかったが様々か場面で努力していることを知った。そういった人々がいることを知り、時にはお互いに声を掛け合いながら生活していくことはとても大切なことだと思う。

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