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【サイコブレイク2】前作の謎が明らかになる傑作ホラーゲーム

サイコブレイク2のプレイが終わり、全ての動画作成も完了したため、本作のプレイ感想について記事にしたい(ネタバレなし)。

本作については、前作の不評であった部分を徹底的に排除し、誰もが楽しめるホラーゲームに仕上がっていた、と言うのが率直な感想だ。ゲームの難易度は即死系が排除されマイルドになっており、難解で説明不足感の強かったストーリーについても、プレイヤーが混乱する事が無いよう配慮されており、誰もが理解しやすいストーリー構成に仕上がっていた。

ゴア表現も全体的にやや控えめ

ゴア表現(いわゆるグロい表現)は全体的に控え目で、前作のような尖った雰囲気は鳴りを潜めた。ここについては、個人的には前作のような雰囲気の方が好きだったため、やや残念に感じた部分だ。

フード

前作の偽物ルヴィクの顔から血が噴き出ているシーン。前作ではこのような禍々しい雰囲気が随所に見られたが、今作にはあまり見られなかった。

理不尽なトラップ、一撃死はすべて廃止

前作にあった、やたらと難しいトラップや、ボス戦における一撃死などは概ね廃止された。特に、やたらと難しいかったのが爆弾トラップの解除。慣れても成功率が50%にも満たない難易度。かなり不評だったのだろう、これらは全て廃止された。

オープンワールド的な探索要素が追加

全てのチャプターではないが、本作では前作のような一本道ばかりではなく、特定のエリアでは自由に探索が可能になっており、これが非常に楽しかった。探索しアイテムをゲットしていくことでゲームプレイを有利にできるし、そもそもアイテムを探索しているだけでも非常に楽しい。ホラーゲームと探索要素は思った以上に相性が良いと感じた。

探索

前作の謎は全て明らかに

ストーリーは前作のような難解さは無くなり、すっきりとしたストーリーに生まれ変わった。前作で判明しなかった謎も、ほぼ本作で判明している。娘リリーの死と妻マイラの失踪。前作では謎のまま終わったそれらの「謎」に対して、本作では明確な「答え」が提示される。

また、結局のところ敵なのか味方なのか、今一つ分からなかった「ジュリ・キッドマン」の存在。本作では重要な役どころであると同時に、本ストーリーに隠された「ある事実」に大きく絡む存在であることが判明していく。出番はやや少ないが、彼女の活躍なくして本作は成り立たないくらい、重要な役割を担っていた。

キッドマン4

システム面も一新

前作は、フレームレートの問題(前作は全体的にカクつきがあり若干操作しにくかった)や、ざらついた画面(これは演出かもしれないが)など、プレイするうえで若干気になるところがあったが、本作については画面がスッキリし、フレームレートも比較的安定し操作し易くなったように感じる。

【まとめ】

前作の不評部分を徹底的に排除するとともに、前作での謎を明かしつつも、真っ直ぐで分かり易いストーリーに仕上がった本作。前作とは明らかに違った満足感と感動を得る事ができる、傑作ホラーゲームに仕上がっていた。メビウスとの因縁もある程度ケリがつき、非常に満足できるエンディングであったと思う。

素晴らしい出来栄えにより、本作はユーザーからも非常に好評であったと聞く。そうなると、あと気になるのは次回作の話ではないだろうか。せっかく育ちつつあるコンテンツなので、続編に期待を寄せるのは私だけではないだろう。開発元のタンゴワークスと、ディレクターでありバイオハザード生みの親でもある「三上真司」氏の次回作に期待せずにはいられない。

なお、本作のゲームプレイについても動画をアップしております。もしご興味のある方がいらしゃったら、併せて閲覧いただけると嬉しい。


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