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経済のギモン【1問1答】お金って刷れば、いくらでも発行できるの?

こんにちわ、まっきーです!今回も、経済の素朴な疑問を、出来る限り経済の初心者からという目線で1問1答形式で記載してみます!

Q.お金って刷れば、いくらでも発行できるの?

政府には通貨発行権(お金を刷って発行する権利)があると聞きました。それなら、お金をたくさん刷って国民全員に配れば、みんな裕福になってハッピーになるんじゃないかと思うんですが、それじゃダメなんですか?

A.ダメではないが金額次第

お金を発行する量には実は制限があります。それは「その国のモノやサービスの供給能力」です。その国が持つ、モノやサービスを供給する能力を遥かに上回るお金を流通させてしまうと、とんでもないインフレになり経済が大混乱に陥ります。

例)全国民に10億円が配られたら?

突然ですが皆さん10億円が手に入ったらどうします?めちゃくちゃ欲しいモノを買いまくりませんか?私なら、高級車やら高級マンションは絶対に買いますね。また、生きていくために多少節約しつつも、きっと働かなくなると思いますね。

これが1人なら経済的な影響は殆どありませんが、国民全員となったら話は別です。モノやサービスが急激に売れ始める一方で、みんなが働かなくなって供給する側の労働力・生産力が不足します。結果、モノやサービスの供給が追い付かず、深刻なインフレになります。

こういう時は増税などで過度なインフレを防ぐ必要があります。消費税増税も、このような経済状況なら選択肢として間違いではないですね。

しかし、これを放置すると、やがてハイパーインフレーションに陥り『お金はたくさん持っているのにモノが何も買えない』という状況になります。これは経済状況としては非常に危険な状況ですね。詳しくは、実際にそうなった国ジンバブエの記事をご覧になってください。

通貨発行量はコントロールされるべき

極端なインフレを防ぐためにも、通貨の流通量をある程度コントロールする必要があります。

通貨の流通量の指標となるのは、その国のモノやサービスの供給能力でしたね。供給能力より多くお金が流通するとインフレ、少ないとデフレになります。

今の日本はデフレにより需要不足が深刻です。使われるお金の量が、供給能力より圧倒的に少ない状況ですね。そのため、今なら国民一人あたり1,000万円くらい配っても、深刻なインフレにはならないかも知れませんね。

もちろん一時的に使われるお金の量は増えると思います。それはつまりGDPが増えるという結果を生み出すため、デフレ下においては極めて正しい経済政策です。

あとは物価のインフレ率を見ながら微調整するのが正しい政策だと思いますね。

とりあえずの「結論」

ある程度インフレになるまでは、お金を刷って国民に配る事は全く問題ない」です。

もちろんお金を直接配る必要はありません。減税でも何でも良いのです。「いま買い物すると得だぞ!」と思わせれば、国民はこぞって買い物をし始めます。「とりあえず3年間は消費税は0%!」と宣言すれば、飛ぶようにモノやサービスが売れると思いませんか?

そうすれば、あっと言う間にデフレ不況から脱出できます。皆さんの給料も上がります。みんなハッピーになります。

しかし残念ながら、今の政府(財務省)はそれを絶対に実行しません。理由は、以下の記事を読んで考えてみてください。

最後までお読み頂いて感謝です!少しでも日本経済に興味を持っていただけたら本当に嬉しいです!もし良かったら、次回も一緒に勉強していきましょう!よろしくお願いいたします<(_ _)>

おかね


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