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会社を辞めて漫画家になったら人生が最高になった話part2(東京旅行掘り下げ編)

前回までのあらすじ:
仕事を辞めることに決めたワイ…どうなる!?

こんにちは!前回書いた社会人暗黒時代編、
沢山の方に読んで頂けてとっても嬉しい私です。
❤つけてくれた方々もありがとう!

さて、前回は上司に電話をかけるぞ って所で終わりました。
今日はその続きのお話…

の前に。


前回の最後の方で書いた
「飛行機乗って東京へ飛び出してホストクラブで飲みまくってホテルで吐いた!でも楽しかった!!」のあたりの話を掘り下げさせてください

私が東京から戻って、退職代行サービスの料金を調べるより数日前の話。

別に、楽しい旅行の話を聞いておくれよ!!という訳ではないです。
私の「仕事を辞めてやる!!」という決意を支えてくれた出来事について書いておきたいと思いました。

前回、他人が嫌で仕方なくなってしまった私が

今度は優しい"他人"に助けられたぞ!って話です。



まず、そもそも何故東京に行ったのか。

同人イベントに出るためだよ!!!

カ~~ッ!これだからオタクはやめられない
つーかあんなに病んでたのに絵は描いてたのかよお前!!!!
否、

病んでいたから絵を描くことでしか自分を肯定できなかった

これが正しい。急に暗すぎる。


皆さんはこういう話を知っているでしょうか?
「人は、2つ以上自分の世界を持っていた方がいい」

これは大学時代、とある講義で出た話
どちらかで嫌なことがあっても、それ抜きで楽しめる世界が別にある。

これって、生きていく上で心を助けてくれることが多いです。
私にとっては小さいころから2つの世界がありました

ひとつは義務の学業、(大人になってからは仕事)

もうひとつは趣味の絵(同人活動)

仕事で他人から否定されようが、
絵を描いているときは、そこから離れられる。

子どもの頃から大好きな絵。
家族がいつも褒めてくれた、自分の一番の特技。

前回言いました。「漫画家になる度胸がなかった」と。
それは好き故でもありました。
好きだから、

仕事にして苦しかったらどうしよう。
絵を嫌いになったら、自分の世界がひとつ壊れてしまうかもしれない。

この考えに至ってしまう人、
自分以外にもいるんじゃないかなと思います。私もそれでした。

好きなものを仕事にして生きるということは、
今まで2つだった世界を1つに重ねて生きていくということ

正直滅茶苦茶怖い

だって、これ、失敗したら両方壊れてしまうかもしれないってことじゃん。
そうなったら私はどこにいけばいいんだ。
安定の対極にあるような話だ。

そう思っていたので、この同人イベントに参加したときでさえ、
「仕事辞めて漫画家になる!!!」なんてことは思っていません。
普通に転職してまたOLやる気でいました。

本気かよ。

当然だろ!!

だって怖いんだもん!!!


でもお前、前回こんなこと言ってたじゃん。

「辞めてやるんだ!!!ガハハ!!!!!あばよ!!!!!!!!!!!」

これも本当です。
スゲーッ爽やかな気分だぜ!!!
新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~ッ!!!!
こんな感じでした。

しかしその気持ちの端っこで
異様に存在感のある不安がずーっと居座っていたのも事実。
なにかを決めるって大体そうじゃないでしょうか。
選ばれなかった方の選択肢は、
私が後悔して、慌てて選び直しにくるのを今か今かと待っている。


これからどうしたらいいんだろう?
多くの人が歩んでる道から外れてしまったような気分だ。
それに今仕事を辞めたら、次の仕事の面接で聞かれるよ
「なんで前の仕事辞めたの?」って。
もしかしたら印象、悪いんじゃない?
「一か所で3年も頑張れないような子はいらないよ」
そういわれるんじゃない?
だったらもっと耐えてみたら?
いつかあの嫌な女上司も居なくなるかもしれないよ。
今辞めたら全部無駄になっちゃうよ。
この2年って何だったの?得たものは?
親に顔向けできないよ。
あんなに喜んでくれていたのに。
近所の人にも知られているよ。
「ご両親もこれで安心ね~」って言われた。
情けない娘でごめん。
大切に育ててもらってこのザマだ。
本当にダメな人間だ。
私の今までって何だったんだ。
ていうか本当に辞めていいのか?
今なら家族しか知らないし
休み明け平気な顔して出社すればまだ…

どうすんの?


これがその頃の私の考えです。

暗すぎ!!!

社会人暗黒時代ってこういうことです。クソ悩んでいる。
まあもともと根暗だからこんくらい序の口なんですけどね!

でも人生常にこんな感じじゃないでしょうか。
中学高校の時は受験に、
大学のときは就活に、
そしていまは仕事に、
人生がのしかかっているように感じる。

まあ実際それは間違いではないんです
頑張れば選択肢が広がるし。
ただ、別に失敗してもどうということもなく。
多少面倒になるだけでどうにかなる。

当時の私はそんなこと知りません。必死です。

でも、そんなことも知らないくせに、
こんだけ暗くて自信なさげなくせに、
こいつは会社を辞めたんです。

アルティメット偉業!


さっきダーッと書いたスーパー根暗思想については
今でもよーくわかります
自分の考えていたことですからね
でも今、もし当時の自分に会えるならば

真っ向から全否定してやりたいとも思います。

鬼の所業

今の私の言い分はこうです

転職で「なんで辞めたの?」って聞かれたら正直に
「パワハラとセクハラがひどくて」って言えばいい。
そしたら、日頃からパワハラセクハラのある会社は
「ま、まずい、こいつを採用したらすぐにやめられてしまう」と思って
自分の方から不採用にしてくれる。
危機回避◎だ。素晴らしい。

そうか、3年持たなかったか。
とっとと見切りつけて新しい所で頑張りたいと思ったんだ。
いいことじゃないか。時間を無駄にせず仕事への意欲もある。
うんうん。気に入った!!!採用!!!!!!!!

近所の人がどうのって、あれ多分別に深く考えて言ってないから
ためしに「仕事辞めたんですよ~」って言ってごらんよ
「あら~そうなの?そうよね、銀行員って大変だもの!実は私の親戚も体を壊してやめてねえ…今は別の会社で…」そういう会話に変化して終わり。
(実際そうでした)

他人にとってあんたは路傍の石ころです。

そんで、大抵の親からすれば我が子が元気で生きてることが一番うれしいんだってさ。お母さんが言ってたよ。
親孝行なんてこれから死ぬほど出来る。焦るな。
まずは沢山寝よう。
朝日を「綺麗」と思える感覚が戻ってくるまでは寝て起きて、飯を食べるだけでいいぞ。

以上です。

この人…心がふたつあるんですか?怖い

私って、もしかしてち〇かわなのかもしれない。ワ…ァ…!
会社辞めてからわかったことですが、
「生きてたらなんとかなるってあれ、マジなんだ…」
って思ってからこの有様です。
物事の捉え方が変わりすぎている。忙しい奴だな。

しかしながら、当時の私は井の中の蛙
大海など知らないので「会社を辞める」は命綱を切られるのと同じ。
(そんなこたないんですけどね実際)


ガチガチに追い詰められた頭で、崖っぷちに立たされている。

で、その迷いを完全に断ち切ってくれたのが

東京旅行の間に参加した同人イベントです

前振りが長すぎる すいません!!!でも聞いてよ!!!!!


私は自分が未だ少し迷っていることは誰にも言えませんでした。
ただ「辞めることにしました!!!!!!」と言って回っていたはずです。
現実でも、Twitterでも。

これにはある意図がありました

あの頃の私は、多分もう既に周囲のクソ環境に影響されて、
マウントやら、自慢やら、自分を良く見せたりだとか…
そういうしょうもない価値観を浴びすぎていました。
既にほぼほぼカスになっている自覚がありました。まずい。
だから、

「辞めます!!!!!!!!!」

と大々的に皆々様に宣言してしまえば
ドブ沼に片足を突っ込み、プライドの塊になりかけていた自分が「やっぱり辞職するの…辞めました★」などとは言えなくなることをよ~~~く分かっていました。
自分を知るとはこういうことだ、坊主。

この世で一番情けない自己分析じゃない?これ

泣いちゃう。

何はともあれ、これが唯一ひらめいた、
自分を奮い立たせるための手段だったんだと思います。

脳筋の気がある


しかし、
私の決意を固めさせてくれたものはこれだけではありません。
さっきも言った通り、同人イベントです

この時私は某ラップバトル系作品の二次創作にハマり、
リーマンとホストのCPのスケベ本を作り、
サークルで参加しておりました。生きがい❤

開場後は色々な人がスペースに来てくれました。
北海道から大都会東京にいくと、色んな人に会うことが出来ます。
顔なじみの人、初めて会う人、いつもリプライをくれている人。
差し入れを下さる人、お手紙を下さる人。

ああ
私に時間を割いてくれる人がいる。
嬉しい。本当に嬉しい。

大好き!!!


これだけで、もう本当に嬉しかったのですが、
さっき言った通り既に「会社辞める!!」宣言をしていたこともあり
話しかけて下さる方の中には去り際に

「クソ会社退職おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


と声をかけてくれる方が実は結構多かった。

こういう人もいた

「私も先月辞めました!!!!!」
「私も辞めます!!!!アハハ!!!!」
「私も転職して今はスーパーホワイト企業にいます!!!だから頑張ってください!!!!!!」

これまで、仕事がつらい、辞めたいとうじうじしている私を
見守ってくれていたフォロワーさん達である。
もう……

大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

Deep Kiss…💋

この人達は自分だって日々つらいことがある中で、笑顔で私を励ましてくれている。
余裕がない私とは違い、なんて大人なんだ。
そういう人たちが、色々なきっかけで自分を知ってくれて、
応援してくれている。
ありがたいな。
他人ってあたたかい。
それに比べて会社はどうだ。
何がある??なんもないな。

そうだそうだ。


辞めようよ。


絶対辞めよう!



ここまでが、

"翌日には飛行機に乗って東京へ行き
ホストクラブでベロベロに酔ってイケメンにお姫様だっこしてもらって帰りのタクシーに乗せられて(※覚えてない)
ホテルのトイレでマーライオンみたいな吐き方をしていました。

いやあ 楽しかったよ!!!"
(part1の最後より引用)

の、裏側で起きていたことです。

ちなみにですがこのとき行ったホストクラブは、某ラップバトル作品のコミックス版で私の推しが勤めているホストクラブのモデルになった店です。
そう、聖地巡礼していたのである


あの時声をかけてくれた人達はまだ、見てくれているんでしょうか。
私は元気です。しぶとくずぶとく生きています。
あのとき、情緒がジェットコースターみたいになっていた不安定なオタクを、見捨てず助けてくれて本当にありがとう

大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

愛してる。

って話でした。
そういうことで、崖っぷちで私を支えてくれた人の言葉を胸に
上司に電話をかけるに至ります。





ちょっとまって?

前回から時系列1mmも進んでへんぞ!!!!!!

まあいいでしょ!!!!!!!!!!!


それではまた~~~💋


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