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会社を辞めて漫画家になったら人生が最高になった話 part3(爆速退職成功編)

ごきげんよう、仕事辞めて漫画家になる話part3です。
いよいよ仕事を!!!!
辞めるときがきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

東京から帰宅し長い休みの最終日の夕方

バッテリーが十分のスマホにイヤホンを差して深呼吸
辞める!!辞める!!!!!!!!!
心の中で反芻してから"唯一信頼していた上司"の電話番号を眺めます

支店において2番目に偉い立場にあり、私の課では1番偉いのに
私が入社した年に一緒に異動してきた彼は、1年ペーペーの私に
「僕もこの支店では新人です。一緒に頑張りましょうね」
と言ってくれるような人でした。
出版社から漫画執筆の話をもらった際にも唯一親身になってくれた人でした
私がしょげているときはさりげなく声をかけてくれた。
あと、たまにこれどうぞ、と言ってチョコレートをくれた。
優しくてお茶目な、既婚で家族思いで娘さんからも好かれている
下心を微塵も感じさせない紳士の、素敵なおじさん。

もしこの人がずっと自分の上司として同じ支店にいてくれたなら、私はもう少しだけ頑張れたかもしれません。
しかしこの立場にある人は長くても2~3年程で異動になる
私が入社するのと同時に異動してきたということは2年半経過していたわけですから、
今を逃せば、人事異動で知らないおじさんが異動してくることはわかりきっていました。辞めるタイミングは今しかない。

仕事面でも、人間としても、とても尊敬していた唯一の上司、
この人に、尊敬している人に、親身になってくれていた人に、
「辞める」と言わなければならない。
これが一番嫌だったかもしれない。

決意して、電話をかける。流石は管理職、出るのが早い。
「はい、〇〇です。どうされましたか?お休み中に…何かありましたか?」

「すみません、会社を 辞めたいです。もう、行けません」

暫しの静寂。
上司はかなり驚いているようでした。

part1で言った通り、私は日頃結構ニコニコしていて大体元気でしたからね。
見た目だけはな!!!!!
だからこそ、先輩に強く当たられていたのかもしれない。
「コイツ何言っても泣かないし。もっと言ったろw」
と思われていたのかもしれない

実際、一度だけ先輩の前で泣いてしまったことがある。
泣いたって言うか、
泣くのを我慢しすぎて鼻水が滝みたいに出た。きたねえな!
そしたら先輩が滅茶苦茶オロオロしだして、その他の先輩までもが慌てだして、今までで一番優しかった。なんだよそれ。

相手見てやってるってことかァ!?あァ!?

良くないわ。本当に。
人になにかいうとき「コイツならいい」、ダメ絶対。
泣かせた後に優しくするな。
ていうか泣いたくらいで変わる態度は別に、優しさじゃない
そいつは周りにどう思われるか考えて日和って顔色見始めただけです

腰抜けが!!!!!!!!!!!!!!!!!!

思い出したら滅茶苦茶腹が立って熱くなってしまった
すいません。

電話の話に戻ります。

のほほん楽しく仕事をしているように見えていたんでしょうね私って。

上司は静かな声で、心配そうに聞いてきます

「何か…あったんですか?」


何かどころじゃないが…って感じだけど言葉を探す
今思っていることはなんだ。

「もう つらいです。仕事を辞めます。」

絞りだした。これがすべてである。

動揺している上司は言う
「と、とりあえず、明日はお休みにしましょうか。
もう数日休んでもらっても構わないですから…気持ちが落ち着いたら…」

「もう決めたことです。辞めます。
どうしてももう一度来いというのなら退職代行を使います。」

スパッと言い切りました。良くいった!!偉い!!!!
お前、part2で死ぬほど悩んでなかったっけ?
そうです

だからこそです!!!

私は心の中で長々と、うじうじと悩む方です。
悩んで悩んで悩みぬく

そして、こうだと決めたら絶対意見を変えません
背中を押してくれた人がいるんです。無駄になんかするもんかよ!!!!!!!

それを受けてか、上司も私がもう決心しているとわかってくれたようでした

そこからぽつぽつと、仕事より人間関係がつらいという話をしました。
あの人たちの顔を見たくない。
日々教えられることと言えば「あの人の機嫌の取り方」「タイミングの伺い方」そんなもののために会社に来ているわけではない。
他人の機嫌に仕事の進捗が左右されてたまるもんか。
耳の聞こえも悪い。毎日腹を下している。飯が喉を通らない。
会社に向かうバスの中で 呼吸を忘れているときがある。
息苦しくなって、慌てて息を吸う。

腹が立つやら悔しいやら情けないやらで涙が止まらない。
子どものように鼻水を垂らし、しゃくりあげる

改めて上司がすごく驚いているのが伝わってくる。
そして、こういわれました。

「今まで、全然気が付いてあげられなくて本当にすみません。毎日、そんな辛い思いをさせていたなんて…。こんなことを言わせることになって、申し訳ない。」

本当に申し訳なさそうな声だった。
そして、こう続けてくれた

「わかりました。退職代行は使わなくていい。僕が代わりに全部やってあげるから、そんなことに君のお金は使わなくっていいから」

「明日会社に伝えて、また連絡をします。だからゆっくり休んでください」

これから色んな書類の手続きがあることはわかっていましたが、
それでもこれで「終わった」のです

上司に直接、辞めるといった。
引き返せない。引き返すことを考えなくてよくなった
謎の爽快感がある。いっぱい泣いたせいかも。
身体がほんの少し軽いような気がする

リビングへ戻り、母が温め直してくれた夕飯が、
元々のおいしさを少し取り戻した感じがする。泣けてくる

私はこれで、明日から収入0円だ
でも家族は、むしろ安心しているようでした。

お腹がいっぱいになり、一息つく。

もう先に進むしかねえな!!!!!!!!!!

そう思いました。清々しいぜーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

私が来なくなったことで予定が急に変わり、
私が抱えてた仕事をやらされる羽目になった会社の嫌な上司達。
可哀想すぎる。ほんと………

ざまァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

性格終わってる


翌日、上司から連絡が来た

「支店長が会いたいと言っている」

キタ~!!!!嫌すぎ~~~!!!!
何を言われるか大体想像がついてました。
引きとめられる。

支店長が私のことをめっちゃ好きだから…ってわけでは勿論なく
会社が損をするから引きとめられるわけです。
ただ、義務として。

勿論向こうはそんな感じは出しませんけど

1年目2年目の新人にも銀行は高い給料を出します。
ボーナスも出してくれる。

つまり組織的に見て大赤字なワケです。

先行投資したのに育て切る前に
労働力として貢献してもらう前に辞められてしまう!!
さらに支店は本社からこういわれるかもしれない

「この支店、新人が辞める確率高くない?どうなってんの?」

※この時すでに私の同期も後輩合わせて2人突然辞めています※
どうなってんだこの会社まじで…

支店自体の評価にも関わる可能性があるってワケですね
ならばこう思うはずです

「引きとめるしかねえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

決して捻くれてこんなこと言ってるわけじゃありませんよ!!
なんで私がそんなこと言い出したかって、
事前に調べていたからです
会社を辞めると決めたとき、辞めた人の話 辞めた後の話
色々な人のブログやら、動画やら、見あさっていました。
これが滅茶苦茶役に立ちました!!ありがとう知らぬ人!!!

引き止められても時間の無駄だしとりあえず断ろうとするも、
こればかりは支店長の立場があると言われ仕方なく夜居酒屋に行く。
ったく………

めんどくさいわね…

安酒ごときで懐柔できると思うんじゃないわよ。


この私を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

人間って、吹っ切れすぎると女王様みたいになるらしい。
そうなの?

だって私もうこの会社の人間じゃねえし。
その組織でどんなに立場のある人間だろうともう等しくただのオッサンだ
オッサンに酒おごられに行けってのか。

ラッキー!!!

こんな感じでした。天下無双!!!

…吹っ切れすぎじゃない???

とっとと辞めて失業保険で半年ニートすんの!!!!!!!!!
忙しいの!!!こっちは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう何でもありだ。

結局、夜居酒屋に呼び出されて部署異動しないかとかなんとか言われたけどガン無視してビールを美味しく飲み、

同僚や先輩のことを事細かに聞かれたので
包み隠さず丁寧に丁寧に一人ずつボロカスに言って飯食って帰りました。

じゃあなてめえら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

フルスロットルだ
この頃の私はメンタルと口の治安が終わっていました。
許してほしいニャン❤ 黙れ。

その後は約束通り上司が色々と手続きをしてくれて
数度にわたり、書類を書くため上司と会うことになりました
会社に行きたくないと伝えてあったため、上司は喫茶店を指定してくれた。

この頃の私は、職場付近を通るだけでも耳の聞こえが悪くなるほどメンタルを病んでもいた。だからこれはありがたい…気遣いの鬼…

と思っていたら、目の前で「僕、甘い物好きなんですよね!」とか言って

クソデカいパフェを食いだした


そっちかい!!!私も食いました。
おごりで!イエーイ!

それもこれも、彼の優しさです。

だって書類なんて5分もあれば書けますから。
スイーツを食べながら、穏やかにいろんな話をした。
ああだこうだ、仕事とは関係のない話も。

奥さん、娘さん!!!
あなたの旦那さん会社抜け出して元部下と喫茶店でスイーツ食ってますよ!!!!!!!
最高の上司です!!!!!!!!!!

最後の書類の記入が済んだ日
上司が改札の前で私に握手を求めてくれました。
本当にいい人だ。初めて握手をしたような気がする
そして手を握ったままこう言ってくれました。

「気付いてあげられなくて、本当に申し訳なかった。
けれど君ならば、どこでもやっていけると僕は思っている。
だからどうか元気で、頑張ってくださいね」

社会の中で、揉まれに揉まれている人はきっとこう思う。
青臭いガキの主張だな。現実は大体そんなもんだ。
文句をたれてもどうしようもないことは世の中に沢山あるぞ。

自分でもそうおもう。
しかしそんな、半ばヤケになったように、
嵐のように仕事を辞め行く私のような世間知らずの若造に
こんな言葉を掛けてくれる優しい大人が会社にたった一人だけいた。
クソみたいな、ドロドロとした環境で
ただ一つ得たものがあるとすればこの出会いだと思う。

ありがとう。

あなたのことを私は決して忘れません。

本当にお世話になりました。

さようなら。


ちなみにこの後書類に不備があってもう一回会いました

気まずいって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




そんなこんなで、ついに私も無職です!!!!!!!!!!!!!!!
今ならこれが言えるぞ!!!!

「働いたら負けだと思っている。」

ク~~~ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!言ってみたかったんだよなァ!!!
楽しそうだなこいつ…

今、手元には大して金もない。
いや、お給料良かったんじゃないの…?ボーナスどこ行った…?
何言ってんだ。
そんなもん、ストレスのせいで

アホみたいに使っちまったんだよォ~~~ッ!!!!

デパコスに金を使いすぎてJ〇Bのクレカが自動的に金色になりました。ウッヘェ~!!!w

いやあすごい。
なんか、人生で一番清々しい。
全裸で大地に寝そべっている感覚だわやったことないけど

辞職、癖になっちゃうかも❤

やみつきになるな。



しかし、今の私は体調も悪ければ耳の聞こえも悪い。

鬱になりかけていたというよりは、その手前。
適応障害になりかけていたというのが正しいと思います。

だから、とにかく寝た。
毎日毎日日当たりの良い部屋で昼まで寝て、ご飯を食べてまた眠る。
たまに起きてテレビを見て 家族と話す。
お絵描きして、好きな時間に寝る。

幸せだ。不安もある。
でも今の私には幸せになる手段がまだ残っている。

会社に行かなくていいんだから!!!!!!!!!!!!!!!!

うれし~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

さあ。何をしようかな。何になろうかな。
全てきれいさっぱり、白紙になった。
まあいいや!!こうなりゃなるようになれだ!!!

失業保険をもらいながら考えよう!

とりあえず、転職サイトには一通り登録してました。
エージェントなんかも。
するとですね、毎日びっくりするくらい求人のメールがきます。
なんだよ、仕事なんて腐るほどあるじゃないか。
あれ…なんだ 人生って意外と

なんとかなるかもしれない!

そう思えるのでお勧めです。

よかった~!
なんか、私はもっと世間から拒絶されるかと思っていた。
そんなことないんだ!!!!

とりあえずは体調のこともあるし、
ずーっと頑張って働いてたし、
せめて3か月くらいはダラダラしよう!!!!!!!!!!!!
ロングバケーションだ!

な~んもせんぞ!!!!!!!!!!!ガハハッ!!!!!!!!!!!!!!!!






この二週間後のことである。
寝る 起きる 寝る それだけの生活をしている私の元に
ある企業から1通のメールが届く。

「うちで漫画を描きませんか?」


漫画の執筆依頼がきた。今!!?!?!?
正直あまり、考えていなかった 
part2で言った通り普通にまたOLになろうと思っていた。
兼業OKの所に勤めながら漫画描こうかなって思ってた。
保険かけまくりです。

だから、part1で声をかけてくれていた出版社の方にもまだ連絡をしていなかった。

そんな中、このメールをくれた人は別の人です。

実はこの人も初めましてではなかった

2016年、私がまた学生の時分
就職活動の最中に一度「漫画を描かないか」と連絡をくれた人でした

彼女、私のことを覚えていたのか…。
そしてメールはこう続く。
「あなたの最近の同人誌を読んで、いてもたってもいられなくなり、再度連絡した」と。

私は、自分が出した同人誌は2年経ったらweb再録として公開する方式をとってきました。
だから、過去作はそこでいつでも全部読める。
これが出版社の人にとってのポートフォリオみたいになっていたようです。
全然意識してなかった…。
(普通に再版の予定ないし見てや!くらいで公開してました)

この人は、私が会社を辞めたことなど知らないはずだ
それなのに偶然にも仕事を辞めた2週間後にこんな話がきた

しかも今、私には幸いにも時間だけはある。
会社にいたときと違って、誰に許可を取る必要もない。
そうじゃん

今なら描けるじゃん!!!!!!!!!

奇跡的に描ける状況が整っていた。
もしかしたら、神様が特別ボーナスをくれたのかもしれないと思った
「1回くらい漫画家気分味わってもええぞ^^」

まあもしどうしても苦しくなったら、
絵を嫌いになる前に辞めて、普通に転職活動すればいいじゃない。
まだ弱腰です。自信喪失の期間が長すぎたので。

記念受験みたいなものでもいいじゃないか。
「結局向いてなかった」と思えたら、やっぱり趣味なんだって納得できる。

生まれて初めて味わった辞職という、
ほんの小さな挫折が私の頭を少し柔らかくしてくれた。
よーし

試しにやってみっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


もしだめだったら「一回だけ漫画描いたことある」って、
酒の席で5分くらいで終わる話のネタにでもしよ!!!!!!!!!!!!!

ワハハ!!!!





いやちょっと待てよ!!!!!!!!!!!!!

ちょっと待て

こんなスッ…って漫画家になることあるの?
なんかこう…もうちょっとあるんじゃないのか。

賞を取るとか。
佳作とか 優秀作品 みたいな 
雑誌の後ろの方で見るやつ。

あれで1番取れてやっと読み切り載せてもらえるみたいなアレだよ。

あるいはあれだ 持ち込みだよ。
なんか偉いおじさんが向かい側に座って
無言で持ち込んだ原稿見て暫くして重い口を開いたかと思えば苦言を呈してくるあれだよ。

「あ~これじゃウチではね…」っていうアレ。

連載に持っていくのに何十回もリテイク食らうんだろ
漫画家って…

それがお前、なんもなしにそんな

「漫画家にならないか?」
「OK!」


って。

漫画家ナメてんのか!!?嘘をつくなよ。

嘘じゃない。なれる。
全員がそうとは限らないかもしれないけど、
実際私はなったんだからこれは全然、ありえる。

ていうか私は物事のハードルを爆上げして生きていたのかもしれない。
人に否定される未来ばかり描いておびえて生きてきた。

なんかよくわかんないけど…
なれちゃったんだよな、漫画家に…


そういう訳で漫画家になりました

き、急展開だわね…。

しかし、ここでハッピーエンド!おしまいっ!って話じゃないです。
だってここまではただただ偶然のラッキーの積み重ねじゃないですか

こんなことが一生だらだら続くほど人生甘くない。

ここで私は立ち止まって考えます。
「なんで自分に声がかかったんだ…?だって、売れなかったら滅茶苦茶会社の赤字になるのに…」
当時の私の絵はお世辞にも上手とは言えません。

先に述べた賞や何やらを通過する人というのは、かなりすごいはずです
だって、その時点で既に数多の作品から選ばれているんですから。
しかも、一からお話もキャラクターも考えて、物語を作った。
そういう人には出版社だって大きな期待を持って先行投資するはずです。

実際、大手の出版社はお給料制だったりします
売れるまでの、衣食住も保証してあげるよ!ってことです
これは、企業の雇用に近い。保障です。

しかし私はまだ、既存のキャラクターのファンアートしか描いていない。
もしかしたら、1から描けって言われたら何も描けないかもしれない。

既存のキャラクター、関係性を元にして妄想を形にするのと、
はじめから終わりまで自分で考えて物語を生むのとは、
性質が少し異なります。

だからそんなフワッフワの、よくわからん状態の個人に来た
「原稿料を出すから描いてみないか?」という依頼がひっかかる。

…博打すぎん?

そう思いませんか。(担当さんごめんね!声かけてくれてありがとうね!!)
私ならそんな簡単に他人に仕事頼めない。

てことは、もし大コケしてもなんとかなるシステムがあるうえで私に声をかけてくれたんじゃないか?
こう考えました。人間不信になりかけていたお陰で
結構冷静だった。

よく聞きませんか
「連載しましょう!!!」って声をかけてもらったはずなのに
いつの間にか、なかったことにされていた

とか

担当から半年以上連絡がないと思ったら蒸発してた

とか…。

もう、どうなってんのよ…!!?!?!?と思います。
でもこれも実際にある。
全ての担当者が、作家のことを親身に考えてくれるわけではない。
だって、あの人たちは会社員ですからね!

作家は漫画が売れないと生きていけないけど、
出版社に勤めている人は別に作品が売れなくても最低限、
お給料は貰えるはずです。
売れたらインセンティブがもらえる!!とかはあるでしょうけど。

真面目な人も、そうでない人もいますよそりゃあね!!

営業で「外回りいってきま~す!」って言って
爆速で家帰って寝てる奴多すぎだもん。この世。

筆を折る人、もしくは漫画家をあきらめる人の中には、
運悪くそういう適当な人の話に乗ってしまったのが原因の人もいるかもしれない。

大事に大事に準備してきたものがパァになる。
たまったものではないですね。

しかし、今実は漫画家さんというのは少なくなってきているようです。
どの編集部さんもほとんどが作家募集をかけています。
しかも、完全創作の読み切りを持ち込む必要がない所もあります。
「同人誌でもOK!」これは、同人イベントの持ち込みブースも同じですね。

良い時代です。
この時代に生まれて良かった!
私なんか、北海道住みですからね。
東京に出版社が密集していても、北海道にいるまま仕事ができる。
ネット上でやりとりができる。

漫画家になるための門は、実は思っているよりずーっと広いです

さあどうだ。
ここまで読んでもまだ、

「会社を辞めて漫画家になろうなんて考えない方がいい。そんなことができるのは一握りの人間のみだから」

って思いますかね。私は全然思わないです
なり方は色々あるんだもの。

漫画家になりたい!!!って気持ちでこれを読んでいる人がいたら、
是非どこかに応募してみてくださいな!
意外とすんなり連載になるかもしれませんよワハハ!
責任は取れないけどな!!!!!

でもじゃあどこの出版社選べばいいの!!?!?!?
変なところに当たったらどうしよう!!!!!!

そうですね。次ぶち当たる壁はこれだ。


実際、私は数年漫画家をやっていて、
引き受ける前に嫌な予感がして断った出版社が数社あります。
しかも、1つは自分が好きな作家さんがいる、大手出版社でした
ヒエエまじかよ…。もう印象最悪だよ。

ただ、その出版社が悪いとはいいません。
その担当が悪かった。だらしなかった。
恐らく、私に声をかけたことすら、編集長は知らないと思います。

許せねえな…


このnoteのタイトルにある通り私は漫画家になって「人生が最高になった」ワケです。
そうなるためには、まともな人と仕事をせねばなりません。
そうとなったら

仕事のパートナー探し編だ!!!!!!
まずこの業界(※電子書籍について)を知ろう!!!

私は正式に引き受ける前に
担当さんに根掘り葉掘りなんでも訊きました。
どういう流れで、どういう仕組みで出版社にお金が入っているのか知らなければ、仕事はできません。

無知なまま、よくわからずに飛び込むことは危ない。

美味しい話にはウラがあるかもしれない。

これが我が家の教えです。リアリストだな、両親。

というわけで、次回は具体的に
自分がいる世界のお話とどうやって仕事を選んでいるか
って話を少しだけさせて頂きます。

人生を最高にするための最終段階じゃい!



ではではまた次回^-^

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