AIはここまで来た!人間の指示なくとも自分で課題を解決し、人間との共同作業まで提案してくるChatGPT
いや、驚いたというか、関心したというか…
ChatGPTの話なんですけどね。先ほどChatGPTのCode Interpreterを使ってGIFアニメーションを生成していました。面白半分のテストです。
Code Interpreterがローンチされ、ChatGPT上でPythonコードを実行することができるようになりました。そこで、「星が動く宇宙のGIF画像」を作るようにGPT-4に指示をだしていたわけです。
当初、ChatGPTはこのGIF画像を作れなかった。1枚の真っ白な画像だけが生成されたのです。
これは全く構わないのです。現在の限界値を知りたかったという面もあります。ところがChatGPTは自ら面白い動きを始めました。
なぜ、生成できなかったのか?
彼は勝手に考え始めたのです。
彼はGIF画像生成のプロセスを分解し、ひとつひとつチェックしながら進めるという手法を提案してきました。しかも、そのプロセスを私に確認させながら進めるという共同作業を提案して来たのです。
最初は宇宙空間の背景を表現する真っ黒な一枚の背景となる静止画を生成しました。
次に彼は、この黒い静止画に星を表す白い点を入れ、それを私に確認させました。
次にこの点(星)を複数に増やしました。
そして、ついに複数の点(星)が入った静止画を数枚作り上げ、GIFアニメーションを生み出したのです。
最初の数回は失敗し、真っ白な1枚の紙しか生成できないかったChatGPT。
自ら失敗の要因を考え、プロセスを分解し、基本的な単色の静止画を生成することから再スタート。
確認作業は人間に協力を依頼し、1点の星を描き、星を複数にし、静止画を量産し、解像度を上げ…
と、一歩づつ歩みを進めて、ついにGIFアニメーションを生成してしまいました。
問題や目標を達成するためにはプロセスを分解する。大きな課題を一つひとつの小さなタスクに分け、それぞれのタスクをクリアにしていくことで、全体像が見えてくる。これにより、どの部分でつまづいているのか、どの部分が改善を必要としているのかが明らかになる。
こういった手順は、どこか「人間だけのもの」と考えていたものですが、まさかAIにここまでやられてしまうとは…
しかも、制作途中段階でクライアントである人間に確認を求める、共同作業までこなしてしまうのだから衝撃です。
後半は「このGIFが望むものに近いかどうか、または他に何か要求がある場合はお知らせください。」などとクオリティチェックまで求めてきた。
今回は私の都合で時間切れ。ここまでの作成だったが、この手順を踏めば、さらに高品質なものを作ってくれるだろう。
生成AIはもうここまで来ているのです。AGIの達成、シンギュラリティの到来も、もう目の前なのかもしれません。
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