社内コミュニケーションとは業務か

この記事は SOU-MU部アドベントカレンダー として発信しています。ちなみにnote初執筆ですので諸々ご容赦ください。
何について書こうか悩みましたが、今年1番頭を抱えた時間が長かったであろう社内コミュニケーションをテーマにしました。

何が起こったんだい?

少しずつ人数も増えたことで、今年は色々ありました…(疲れた…)

その色々は自主規制し、気づきとなったできごとをざっくりご紹介します。ちなみに現在地を説明すると、現職は役員・従業員25名前後、設立4年目、ほぼフルリモートの会社です。

ウェルカムランチ参加問題

皆さんご存知のようこそ!わが社へ!的なイベントです。
創業当初は人数も少なかったためオフィス近隣で実施していたようです。その後コロナ禍&人数拡大&遠隔地勤務ということもあり、オンラインへ形を変えました。

参加は強制ではなく、スケジュール登録するから来てね!という温度感ですが、まあ…回を重ねるごとに参加するメンバーが定着化していくわけですね。私自身が入社した頃は全体の半数以上が参加している感覚でしたが、全体の人数増加(つまり母数の増加)で直近の参加割合は1/3程度になりました。
そして、メンバーが定着化すると、参加するメンバーから「忙しいなか業務を調整して参加しているのに、なんであのチームは誰も参加しないの?」といった声がでるようになります。参加を可能な限り強制とする案もでたものの、経営陣の議論の結果、ウェルカムランチ自体の廃止という少し寂しいものになりました。

参加・不参加を選択する理由

もちろんメンバーを歓迎したい気持ちで参加している、というのが圧倒的に多いのではないでしょうか。
かといって、参加しないメンバーは歓迎していないというわけでもなさそう…
ということで、歓迎の気持ちはある前提として、それ以外の理由を考えたり聞いたりしてみました。

参加の理由

  • スケジュール登録されているから

  • その時間帯にお客様対応など優先させる業務がないから

  • これも業務の一部ととらえているから

歓迎以外の参加理由って単純にスケジュール登録されてるから入っておこう、くらいの温度感もあるのかなと思います。
あとは業務はあるけどこういうことって大切よね、と捉える人、またその大切さの温度感の違いもあります。

不参加の理由

  • 参加したい人が参加すればいいと思っている

  • 自分のランチの時間と合わない、ランチの時間は好きに使いたい

  • 参加しても一部の人しか話していないしつまらない

「え、これって強制じゃないでしょ?」という声が多めにきこえてきました。なるほど、参加したいと思わなければ参加しないということですね…(ちなみに、つまらないという声に対しては、当初は完全にフリートーク形式だったものを、入社したメンバーに関するクイズを出したり、究極の2択!的なお題をだしてそれに対する答えをみんなで話していくといった形に変えるなどそこそこ試行錯誤を重ねました。)

社内コミュニケーションとは業務か

ここで改めて本題となりますが、これ(今回でいうウェルカムランチ)を業務として捉えているかという視点から見ると参加・不参加どちらの理由も、納得感があります。
どちらが正しい、間違えている、というより、みんなそもそもの前提が違うんだなと改めて感じました。

社内コミュニケーションといっても、業務に直結するもの、そうではないものがあり、後者はエンゲージメントを高めるために実施することが多いと思います。それがかえって他者にとってはエンゲージメントを下げることに繋がりかねないのですね。
究極参加も不参加もそこに大きな理由はない人が大半、逆にそれぞれの理由に熱意をもっているほど反対側の意見への不満が強く出たようです。今回は参加しているメンバーも、不参加を指摘されたメンバーも不満を言って終わってしまったこともあり、コーポレートとして何かもう少しできることはなかったか反省が大きいものとなりました。

ということで、今年は社内コミュニケーションの問題からエンゲージメントや働きやすさといったテーマを深く考える1年となりました。そして悩み考えた結果、どうしたらエンゲージメントが高まるか、どういう状態が働きやすいかって、人によって違うしなということに気づきました。
全員が働きやすい環境をつくることは難しい、私たちがいう働きやすさって誰にとっての働きやすいなんだっけ?ということを来年はよくよく考えていこうと思います。

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