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悦びと葛藤と

こんばんは、なおこです。三連休でしたが、みなさまいかがお過ごしでしたか?私が住んでいるあたりではすでに満開近く咲いている桜も。この週末の陽気で一気に街にピンク色が増えました。

密室で

ご主人様に初めて二人きりで会ったのは、とあるホテルで。お仕事で滞在されていたお部屋に書類を届けに行ったんです。かなり高級なホテル。タクシーで着いて、エレベーターで一気に高層階まで。ずっとドキドキしぱなしでした。著名な方に会うっていう緊張と畏れ多さと、突然のアポだったので、もっと違うお洋服だったら良かったのにとか頭の中ぐっちゃぐちゃで心臓バックバク。なんだか。でも、エレベーターを降りて歩いた内廊下の絨毯があまりにもふっかふかで、お仕事用のジミーチュウのパンプスじゃ、ヒールが埋もれてまっすぐ歩けないの。いかんいかん、ここはラグジュアリーホテルだ、と格好つけようとするんだけど、ぜんっぜんダメで。なんだか可笑しっくって、そんな自分に笑いながらお部屋に向かいました・・・

チャイムを鳴らすと、すうっとドアが開いて、あれ?暗い、って思った5秒後には、書類もバッグも床に落として、フェラチオをしている私がいました。びっくりするほど、硬くて熱くて。

その日それから

その日のそれからは、あまりにも自然で、緊張とか驚きとかといった思考や理性による邪魔は一切なかったのを今でも覚えています。ずっと昔から知っているかのように全てが何かの再現だったかのように当たり前のように進んで、躊躇いも恥じらいもなく、超フロー。呼吸がぴたりと合う感覚って言うのかな、本当に超自然。真っ暗だったお部屋のカーテンがさっと引かれて、目がくらむほどの真昼間の明るい日射しと、空を飛んでいるかのような眺めと頰に触れるガラスのひんやりとした質感、でも身体の内側はめちゃくちゃ熱くって・・・あ、だから頰に感じるガラスのひんやりとした感触も相まってなんとも言えない気持ちよさに身体が心を超えていたのかもしれません。すでにわけがわからなくなっている私。確かそこからベッドにまた移って、上に跨りながらイってしまって、でもそれでもまだ下から突き上げられていたので気を失う寸前に、ふとソファ脇のカフェテーブルが目に飛び込んできたことで、我を取り戻したんだったっけ。

パッと意識が戻ったのは・・・目に飛び込んできたそのテーブルの上に、飲み物とグラスが2つ・・・私の分・・・って言うことは・・・この方は前からこういう日を私と・・・?、と、停止していた思考がスーパーコンピューターのように動き始めたんだっけ。お仕事の時のものすごいオーラの内側にはこんな優しさも秘めている人なんだなって、だからこそ業界でここまで駆け上がってきた実力者なんだと合点がいったのと同時に、わずか1時間ほど前にドアを開けてそのまま思い切り口にぶち込まれたあの激しさとのギャップにたまらなく愛おしい感情が込み上げてきたから。

悦び

ご主人様と出会って、数年。私一人で、上がったり下がったり、精神的にも紆余曲折あったけれど、逃げ出さなくって本当によかった、出会えた悦びを改めて感じています。捨てられても仕方ないくらい反抗したし、噛み付いたし、自分から手を振りほどくことばかりしてきたけれど、こうやってふり返る時間を作ってみると、覚えていない日はないくらい、どの日の調教も鮮明に覚えている自分がいることを再認識しています。わたしのこれまでの人生でここまで衝撃を受けた相手はいなかったし、本当にずっと昔から、初めから今日があることが決まっていたんだろうな、って変な感覚があります。

葛藤

「愛情と執着は違う」ってみなさん聞いたこと、おありですか?本当にメンヘラか!って言うくらいヤバくなる日もあったんです、私。そんな心理状況を経験したことがなかったし、自分の人生は自分で選択できるって割と思い通りに恵まれて生きてきた中で、初めてでした、こんなにまで葛藤したのは。それは「不倫」でもあるから。ただただ自分が許せなかった。裏切っているようで。会った事ないけれど、会う事もないけれど奥様を傷つけているし、そんなことをしている自分が嫌で仕方なかった。なのにやめられない自分が嫌いだったし、情けなかった。これって女性特有の感情なんですかね。で、世間はスプリングセンテンスあたりから芸能人不倫バッシングの嵐だし。確かにゴールのない関係だし、不毛だしって。不倫やセフレやセフレ以上だけど彼女未満だったり、いろんな関係がありますけど、そう言うことが初めから平気な女性もいれば、そうじゃない女性もいるって言うことを男性の皆様には知っておいていただきたいですね・・・こう言う言葉で関係をラベルすること自体ナンセンスだって今ではわかるんですけれどね。特にM女覚醒をしたい、あるいはM女を飼いたい方は特にここの部分を受け止められるのか、そうじゃないのか、それ次第で主従関係は大きく異なるかなって思います。女性を痛めつけることが面白いって言う方も散見します。飼われる身としては、痛みを与えられることよりも、精神的な支配だったり、深い繋がりだったり、信頼しきっているからこそ感じられる脳がとろけるほどの快感をが欲しいです。自分自身の行動を正当化したいわけではなく、そんな関係って、どんな概念も超越しているなって思います


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