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伊藤光選手

以前、吉田正尚選手について書きましたが、現役選手でもう1人特別に好きな選手がいます。

現在は横浜DeNAベイスターズ所属の伊藤光選手です。
2018年にオリックスからトレード移籍をしましたが、それをきっかけにDeNAの試合も観に行きましたし、今でも出場試合の結果を気にしています。

ヘルニアを乗り越え、2011年から1軍の試合で観るようになり、2012年には西投手とのノーヒットノーラン、2013年には規定打席到達、2014年も規定には届かなかったものの、GG賞、ベストナインを獲得、順調に選手としてのキャリアを積んでいました。

長打力はそこまでないものの、粘りのあるバッティングや捕手としてはそこそこ速い足、守備面も一定よりは上で、選手として総合力の高い選手です。
少し打撃や守備でもムラのある選手ですが、打撃の勝負強さ、守備面での間合いのとるタイミングのうまさは魅力的ですね。
そして、何より男前です。

2014年ホークスとの優勝をかけた10.2決戦、試合終了後に涙し、抱えられながらベンチに下がる姿を見て、私も涙しました。
この選手は今後10年は中心になるとも思いました。


しかし、2015年から少し流れが変わります。
チームの敗戦の責任をリード批判という形で度々背負わされる形になります。
攻守に精彩を欠く場面も確かにありましたが、若手捕手に背負わせる物とは到底思えないくらい首脳陣からの批判を受けます。
2016年以降の福良政権の時は顕著でしたね。
甘い球を打たれたらもっと慎重にいかないと…、コントロールで苦しんだ後に打たれるともっと責めないと…と結果論で責められます。

話題になった公開説教も不快感が凄かったです。
ベンチでやる意味が全くありません。
打撃を活かすためにとDHやファーストでの起用、更にはサードコンバート等、捕手として活きる選手であるにも関わらず、捕手として起用されなくなります。
普通にサード守備ができてしまう器用さが逆に仇となった形です。

2018年、捕手専念として挑んだシーズン、キャンプ、オープン戦と結果を残し文句を言えない成績でスタメンを勝ち取ります。
しかし、調整を早めたためか、開幕からは調子が上がらず、バント失敗の試合をきっかけに1軍から遠ざかります。
そして7月DeNAへのトレードが決まります。
私の正直な感想はよかった、です。
オリックスにいて欲しかったですが、あのままでは選手としてのキャリアを無駄にする事になっていました。

2019年、移籍後初の京セラでのオリックス戦、いきなり山本由伸投手からホームランを放ちます。
オリックスファンの方も見守る中でのヒーローインタビューは感動しましたね。

DeNAでもラミレス監督と少し何かありましたが、実情はわかりません。
思いが強かったり、自分の意見をはっきり言う人なんでしょう。
会社にもたまにいますが、同僚からは好かれて、上から嫌われるタイプなのかもしれません。
選手に慕われているのはトレード時の選手の反応やDeNAに移籍後の様子でも伝わります。

昨シーズンは怪我に苦しみましたが、今シーズンは怪我なく活躍、そして日本シリーズでオリックスとの戦いを観たいですね。

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