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全国大会予選迫る!

▼全国大会予選が迫ってきました
 6月3日㈯、最大の目標に掲げている全国大会の予選が始まります。土曜に向けて今週は平日練習を3日間予定していますが、あいにくの天気が続きそうです。春先に骨折した深本も復帰し、3年生全員が大きな故障なく迎えられることは一安心(この1週間で怪我だけはやめてくれ)。調子の良い悪いはそれぞれにあると思いますが、全員がフィールドでプレイできる状態、ベンチ入りメンバー25人とスタンドプレイヤー9人の34人全員で全国出場切符を取りに行きます。
 初戦は春季全国大会3位の奈良ヤング。今週はこの1試合のみとなるため、投手起用に関しては遠慮なく使える状況。当然、相手チームも同じ条件なので、2・3点を追ってなかなか点が入らない展開なども想定しておく必要がありそうです。厳しい戦いになるのは間違いなさそうですが、初戦を突破しなければ終わりのガチンコ勝負、最高の相手と最高の舞台、楽しんでいきましょう。

▼新1年生が来て2か月
 最近、痛切に感じていることがありまして…。
指導者になって20年程経ちます。時代とともに指導者と選手の距離感が近づいているという感覚はあったのですが、今年の1年生は距離が近いというよりは、「壁が壊れた」みたいな感覚なんですね。ここは超えないだろうという一線をいとも簡単に超えて(通り抜けて)くるんです。10年前ならおそらく、「このままだとチームの規律の乱れや厳しさのない練習につながる」と感じ、厳しい一面を見せたり、時には禁止や制限をして言うことを聞かせる状況を作りに行っていたかもしれませんが、今はそういう方向に行かないんですね。
 変わったのは選手なのか指導者の方なのかは分かりませんが、野球界隈で何となく認識されていそうな「厳しい=意識が高い」という単純な構図からは脱却し、次の段階に進めているような気がします。
 ホークスは「トライアルアンドエラー」を方針の一つとして掲げているので、選手たちがミスを恐れずトライできる環境を整えることには気を配ります。人材育成やチーム作りの現場でよく使われる「心理的安全性」をどう高めていくかがポイントになるのですが、選手の取った行動や発言を頭ごなしに否定しないように注意を払っています。大きな声で怒鳴って萎縮させるのではなく、選手とコミュニケーションをきっちり取って考えさせる方向に持って行きたいと思っています。考える機会を持つことでチャレンジの質を上げていきたいですね。
#挑戦と無謀は違う

▼アツいチームに
 心理的安全性を高める(選手と指導者の距離感が近い)と、空気が緩んで意識の低いチームになってしまうのではないかという意見もあるかと思いますが、心理的安全性と意識の高さは相反するものではないと思っています。確かにしかると意識は高く、しかられないと意識は低くなりやすい傾向はあるとは思いますが、必ずしもそうではないはずなんですね。
以下、イメージです。

他チームとの比較は難しいので、過去のホークスと比較すると、左上のゾーン(キツい)から徐々に右上のゾーン(アツい)に足を踏み入れることに成功しつつあるように思います。(まだまだ真ん中付近)今年の1年生と接していて、さらにアツいチームにしていかなければ(ヌルいにいかないように)ということを考えていますという報告です。
 週末は激アツの試合を期待しています!

【全国大会予選】
 日時   6月3日(土) 9時
 場所 ビクトリーズグランド
 対戦 奈良ヤング

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