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「何か」を卒業するみなさんへ伝えたいこと
今日もお疲れ様です。三日月マオンです。全国の学生の皆様、ご卒業本当におめでとうございます。
新型コロナウイルスの影響により、今年は各地での卒業式でも変化があり、式典そのものの自粛や規模を縮小しての開催、ライブ配信など様々なかたちとなりました。
私が講師として勤務している専門学校でもやはり影響があり、生徒のみが参加するという縮小形式での開催となりました。今年卒業の学生の皆様は、本当に大変な思いをされたと思います。
そして今、何ができるか考えた結果、3月が終わるこのタイミングで学生のみならず、この春何かを卒業し、新しい一歩を踏み出す方々に向けて2つのメッセージを送りたいと思います。
【伝えたいこと・その1】
唐突ですが最初に、尊敬するROLANDさんのスピーチをご紹介させていただきます。一部メディアでは素晴らしい笑いのセンスを発揮するROLANDさんですが、今回はとても丁寧かつ誠実な言葉で大切なことを伝えてくださっています。
特に終盤……社会に出て生きていく上で最重要と言っても過言ではない名言を残してくださいました。感無量。
【伝えたいこと・その2】
次に、今度は私個人からのメッセージになります。
みなさんが「何かを卒業する機会」はこれっきりではなく、おそらく今後何度も訪れます。それほどまでに、今の社会は変化に満ちていると思います。
学校を卒業して就職して、ずっと一つの職場で働いて結婚して、子供を持って……という昔は「普通」とされた進路も、もはや「普通」ではありません。「多様性」が認められる代わりに、「普通」が手に入りにくい世の中になったとも言えます。
私は会社員として働いた経験もなく、結婚もしていません。かといって学校の先生らしいこともあまりできていないので、色々な意味で普通とは異なるのかもしれません。
「変わり者の女の子を卒業して普通の女の子になりたい」意外に思われるかもしれませんが、これが私の長年の夢でした。
残念ながら、いまだに「変わり者の女の子」を卒業できていません。
その代わりに、「普通への執着」から卒業することができました。
大人になると、失うものの数が少しずつ増えていきます。ただ、これだけは覚えていてください。「何かを失うと、必ず何かを得られる」
私は今から11年前に最初の就職先を失いました。当時は社会人一年目で周囲の友人知人がみんな順調に仕事をしている中、突然無職という渦中に放り出されました。とても辛い記憶です。
そして11年後の今日、たくさんのものを得ました。
自分が企画・執筆した数々の作品たち、かわいい甥っ子姪っ子たち、専門学校の大切な教え子たち、この記事を読んでくれるみなさん。等価交換どころではなく、本当にたくさんの幸せをもらっています。
11年前の辛い経験も、今となっては必要なものだったんだと思います。
あまりうまくまとめられていないのですが、伝えたいことは以上になります。お読みいただきありがとうございました。みなさんの未来に、たくさんの幸福がありますように。
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