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BTC価格が高騰しても、今の業界は過去と違いクリアに進んでいく

弟「なんでビットコイン取引はコインチェックがいいんだ、兄さん…まさか」

兄「兄さんが知らないはずないだろ」

弟「じゃあ、教えてよ!なんでビットコインはコインチェックがいいんだよ、兄さん…やっぱ知らないんだぁ泣」

兄「兄さんが知らないはずないだろ」

弟「じゃあ教えてよ!なんでビットコインはコインチェックがいいんだよ!やっぱ、知らないだよ!兄さん、知らないんだよ!」

兄「兄さんが知らないはずないだろ」

弟「じゃあ、教えてよ!Why!」

ご存知の通り、放映期間たった2カ月ながら一世を風靡したコインチェックの出川CMである。このCMを目にした時、あなたは「おっ、これからもっと価格が上がるぞ!」と前のめりになっただろうか、あるいは「うわぁ、いよいよバブル感出てきた、危ないな…」と自分にブレーキをかけただろうか。おそらくほとんどの人が前者だったと思う。現にCM放映が始まってからはメディア全般の露出も増えて、価格はさらに高騰した。その後の暴落によって多くの人が痛い目を見たわけだが。

世間での盛り上がりを正確に捉え、それが正常なのか異常なのかを見極めることは難しい。今年に入ってビットコインは再び高騰し始めているが、果たしてこれは正常なのだろうか、それとも異常なのだろうか。現状ではフェアバリューの定義が定まっておらず、その正解はわからない。しかし、2017年の動きとこれまでの業界動向を基に今後の展開を予想することはできる。ちょうど最近になってNHKをはじめ一部大手メディアがビットコインの価格高騰を報じるようになったばかりだ。

直近では価格が再び100万円を超えた時に世間の反応が見られるだろう。2017年の時も100万円を超えた途端に各メディアが一斉にビットコインに関して報道し始めた。当時世間は大きな驚きを見せていたが、おそらく今回は「へー、ビットコインまた100万円になったんだ」くらいの薄い反応になる。100万円を超えたからと言って、何も考えずに大勢がお金を暗号資産にぶっこむなんてことは、今回はしないはずだ。

次に、個人ないし企業がメディアに表立って姿を表した時だ。「寝てて朝起きたらお金が勝手に増えてるんですよー!」なんて馬鹿げたインタビューはこの先出てこないだろう。もしあったとしたら黄色信号だ。今回は、運良く一攫千金を成し遂げた個人ではなく、業界で活躍する企業メインで話が取り上げられることが予想される。その中で、謎の“コメンテーター”たちを交えた議論もまた展開されていくだろう。

そして、世間が業界の生まれ変わりを認知してようやく再開するCM放映。「兄さん、やっぱ知らないんだぁ!」「兄さんが知らないはずないだろ」に似たくだりがあれば笑いこけるところだが、そういったテイストのCMはすぐには放映しづらい。おそらく今ある金融機関CMのようなクリーンなイメージのものが、まずは大企業主導に世に配信されていくと思われる。業界で一社でもCM放映が始まれば、世間への波及効果は大きい。

最後に、読めない且つ悪影響を及ぼしかねないのがエンタメ業界での暗号資産の流行である。2018年絶頂期には、たむけんやかまいたちをはじめ芸人が次々と暗号資産の名前を口にし、話題にした。あのダウンタウン松本人志までもが「微々たるもの」とは言いながら暗号資産を保有していることが明らかになった。あの時現われた暗号資産アイドルは今ではどこに消えてしまったのか。どんなブームがこの世界で起きるのかは全く予測がつかないが、悪ふざけの影響をものともしない程に、今の業界はクリアに進んでいくと私は自信を持って言える。

#ビットコイン #暗号資産 #コインチェック

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