見出し画像

どうしようもなく好きなもの

私は赤色が好き。深紅のワンピースはクローゼットの中の一等のお気に入り。深紅の靴も大切にたくさん履いている。

同じくらいビジネスカジュアルスタイルも好きだ。それはいつもより少し自分を大人びて見せられる服だから。大人の中に入れてもらえた気持ちになる。

いっとうのお気に入りはドール。秘蔵っ子と看板息子というそれぞれの役割も考えてみたが、かわいい息子のような存在だ。仲良くしていたい。いい歳した私の本気のお人形遊びである。

洋服は自分より高いけれど、この子たちの洋服代のために働きがいがある。でもともに外出した時のためにやっぱり少しは綺麗にしていたい。

なんだかんだと好きなものを積み重ねると、綺麗なものやキラキラ眩しいものが好きなのだ。子供の頃からティーンにかけて憧れたものを、心の奥底に眠っていた憧れを拾い集めていま、楽しく過ごしている。

ふんわりと華やかな洋服が好きなのは、似合わないと一時期言われていたものを着られるスタイルと化粧武装を手に入れたから。

同じくらいビジネス的な洋服も好きなのは、自分に自信がない私が、好きなものを原動力に頑張る大人の女性に憧れていたから。

ドールを好きなのは、幼少期におけるある悲しい別れを覚えていて、今度こそ大切にしたいと思っていたから。

結局は地続きで、だからこそ昔と好きなもの変わらないなと振り返ったときに思うのだろう。

ひとつだけ。好きは楽しい原動力になり得るからこそ、今を楽しめている。

もっと気楽に穏やかに過ごせるようになりたい。そろそろ落ち着きも身につけたい。今はそれすらも笑って過ごせる環境にありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?