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散歩日記:学士会館

きっかけは表紙買いしたこの本。

パラパラとページを繰るたびに「行ってみたいなぁ…」がむくむくと妄想を広げては、算段をたてていたその時。

ある一文に目が止まった。

「2024年12月で休館」

公式サイトを見ると、そこから5年間は再開発のため営業休止なのだとか…

「ちょっと行ってくる」

山の上ホテルの時と同じ轍を踏んでなるものか、と思い立ったその日のうちに宿泊予約をした。
これにはパートナーも呆れていたが、ソロのほうが動きやすくて。すまないなぁ…。

そして当日。

堂々たる風情…いや、これは時代を感じる。夜に知ったことだけれど、

6月第3週目より順次ネットの設置を開始いたします。

一般社団法人 学士会
公式サイトより

あっぶな…外観ガッツリ拝めて良かった…。

チェックイン時に東京都の宿泊税として100円をお支払い。
ワクワクドキドキで客室に入ると、目に入ったのは増設された浴室スペース!

最初、箱の天井があいてるのか不安になったよ…。きちんと"箱"だった。コロナで大浴場が使えなくなったとかそんな感じかなぁ…?
昔からあるわけないよね?
過去に宿泊経験のある方、是非教えていただきたい。

そんなドッキリ体験のあと、荷物を置いて早速館内探索へ。南階段側のエレベーター側から一階へ降りると、フロアに大きめの柱時計が。

柱時計とオルガン

盤面にある絵画はアール・ヌーヴォーかな?そのあたりの雰囲気。まぁ適当なんだけど。

文字盤の細やかな模様と素敵フォント

見に行ったときがちょうど鐘時で、美しい澄んだ鐘音に聴き惚れた。
実際に聴いてほしいやつ。

横にはクラシカルなオルガンがあって、こちらは残念ながら音色を聴けず。定期的に演奏されているのか気になる。

レバーを引くと音が変わるのかな?

階段には重厚な木材削り出しと思われる手すりだったり、そこかしこに格式と言うか権威と言うか…文化の薫りが漂うねぇ。

その他、屋上庭園や学士会員限定のエリアなど気になるところだらけ。
知人に学士会員いたら迷わず「どんな感じいいいいい!?」って聞いてるな…。

そんな学士会館。
なんと、現在スタッフによる館内見学を行っているのだとか。
※完全予約・日時指定

受付期間めっちゃ短いな…。月ごとで募集かけてるのかしら。
倍率高いだろうなぁ…とは思うのだけれど、隅々まで堪能したい建築好きな人は是非。

5年後、どんな姿になっているんだろうなぁ…。

公式サイト

撮影注意事項について

オマケ

チェックアウト前に描いたやつ
着色前の外観スケッチ
学士会館前の交差点
居室洗面台とエレベーターホール
部屋設備スケッチ
寝台ビフォー・アフター
ライティングデスク回り


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