私の人生が大きく変わった日
私は滋賀県の大学に通っている大学2年生です。
平凡で楽しい日々がほんの数秒の出来事で、私の人生が一変しました。
私は小学3年生の頃から現在までバレーボールをしていて、ポジションはセッターです。10年以上バレーボールを続けていましたが、大学のバレーボールは今までにない楽しさと絆の強さがあって、日々の部活動が楽しくて仕方ありませんでした。レギュラーとして試合に出れること、勝つ喜びを味わえることが私の生きがいでもありました。
しかし、リーグ戦真っ只中の5月12日、私の人生は変わりました。練習中、ジャンプの着地の際、足を強くひねり倒れ込んだまま、動けなくなってしまいました。その時、私の頭は真っ白で何も考えることは出来ませんでした。
少し時間が経つと、痛みも無くなったので動こうとしましたが、歩くことが出来ず、何か支えがないと歩けない状態になってしまいました。
でも私は「すぐにバレーできる。ちょっと安静にしとけば大丈夫。」と心の中でそう思っていました。
次の日の朝、早急に病院に行き、先生の触診と膝に溜まっていた水を抜いてもらいました。
すると先生から「膝の水が血液の色っていうのはあまり良くなくて、半月板損傷か前十字靭帯を損傷してる可能性が高いです。手術しないと完治はできません。」と言われました。
「前十字靭帯って何?半月板損傷?え、手術?」
長年大きな怪我なくずっとバレーボールをしてきた私にとって、何もかもが初めてのことだらけで、正直何を言っているのかが分かりませんでした。
そして、MRIを撮った結果、前十字靭帯断裂と半月板損傷と診断されました。
ほんの一瞬、ほんの数秒の出来事で、私のバレーボール人生が終わってしまったこと、試合に出れないこと、それが辛くて辛くて毎日泣いている日々でした。「あの時、ジャンプしてなかったら、今頃バレーボールしているだろうな」「なんであの時ジャンプしたんだろ」と自分を責め、その度に後悔しました。
しかし前十字靭帯断裂と半月板損傷という大怪我をしてから、バレーボールに対する見方も変わりました。
ずっとバレーしてきていますが、正直バレーボールが本当に好きなのかが分かりませんでした。しかし、怪我をしてから「バレー楽しかったな」「バレーしたいな」という思いが強くなると共に、私にとってバレーボールをすることが本当に生きがいだったんだなと実感しました。その点では、怪我をしたからこそ学べたことだと思います。
もしも、今私と同じような状況下にいる人がいるなら、これを読んで少しでも元気を出していただければ幸いです。
私は現在も治療中ですが、ここから私がこの大怪我からバレーボールに復帰するまでの道のりを記していきたいと思います。
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