最近のこと

前回書いたnoteが、少し評価をいただいた。まさか、あんな自分語りしているだけの話に、目を通してくださる方がいるとは。とても嬉しかった。この場を借りて、お礼申し上げます。
日記なんて、小学生の夏休みの日記以来だな。いや、それとは形が違うけど。過去の自分のことを思い出しながら書いたけど、まあ、中身のない過去だったな。

最近のことと題名をつけたのはいいけど、何を語ろうかな。
前回の日記でも書いたように、旦那の転勤の影響で、引っ越しをした。
いえば、都会に引っ越しをすることになり、私は少し不安になっていた。
生まれ育った場所から離れるのが、友人や、家族から離れるのが自分には不安に思えた。
しかし、決まったものは仕方がない、むしろ新しい生活ができると思った方が少しでも前向きになれる、そう思った。
しかし、その準備は容易なものではなかった。
まず、家が見つからなかった。時期的に、少しづつ不動産関係が忙しくなり始める頃だった。しかも、旦那の転勤先の配属日が、2月だった。
1月の真ん中に正式通達をされて、そこから家を探し始めた。2人とも接客業なので、まず土日に休むを取るのが難しかった。なので、平日で、2人ともが休みの日に仲介業者に足を運んで、もうその日に家を見にいった。
会社の指示とはいえ、流石に早かった。私たちは、もう少し期間があると思っていたのだ。しかし、現実はそうは行かない。会社の都合もあるのだ、私たちはそう納得した。
しかし、それが苦であったかというとそうではない。私は、見知らぬ土地に行くのが好きだった。昔から、友達は少ない方だった。なので、友達と買い物に行ったり、遊びに行く、ということはあまりしなかった。
そんな私にとって、この引越しは、ワクワクだった。住んだことのない土地で、新しい生活が始まる。それはまるで旅行や遠足に行くのと同じような感覚のように思えた。
その影響もあり、私も所属店舗を変えた。変えたというよりか、変えてもらった。
今まで全く転勤に縁がなかった私には、私的な理由で職場を変えるのだから、そう簡単には行かないだろう、そう思っていた。
しかし、ちょうど旦那に転勤の話が舞い込んできた後に、私は今の会社に面接に行っていた。もちろんそのことは先に伝えていて、会社も認識をしていてくれた。
そのおかげか、本当に転勤が決まったと伝えた後の流れは、スムーズだった。
情報の入れ替え、その他申請も滞りなく終わった。
一切の不安を抱えることなく、異動することができた。
上司には、感謝しかない。

しかし、引っ越ししてから少しした後に、私は1人になった。私だけが休みで、家にずっといた。布団の上に転がってダラダラしていると、ふと、前に住んでいた場所での出来事を思い出した。近くには友人がいて、事あるごとにご飯に行ったり、一緒にボードゲームをする回数が増えていた。私はいつの間にか、その環境が当たり前になってしまったのだ。寂しいと感じることが少なかった私にとって、今の生活は、少し寂しく感じた。軽率に、誰かと会えなくなってしまったことが、私にとっては少しダメージだった。勿論、連絡を取り合えばいいのだが、中々タイミングが合わなかった。

そして4月に入ってから、さらにそれは悪化した。新型コロナウイルスの影響で、私の所属店舗が入っているショッピングモールは、期限未定の閉館になってしまったのだ。俗に言う自宅待機を命じられる。社員は、何人かは出勤して、事務処理等を行なっているようだが、アルバイトである私は、自宅待機だった。
別にそこに不満はなかった。社員も、リスクを負って出勤してくれているのだから。
自宅待機、響きはいいように思えるかもしれないが、実際は、そこまでではない。不要不急の外出は控える、人の多いところを避ける。感染症対策の基本を守っていると、案外生活は普通だった。
しかし、タイミングが悪いと思った。普段、働いている方が楽しいと感じる私にとって、自宅待機は、少々苦に感じる。全くすることがないわけではないが、できることも限られている。それが終わればまたダラダラする。
それを続けていると、いつのまにか、心が弱っていた。
友人たちのことを思い出すと、自然と涙が溢れた。楽しかった記憶ばかりが突出し、その頃に戻りたい、そう思ってしまう。
以前にも書いたように、私は人と話をすることが好きだ。
それが、どんどん少なくなっていった。それも、心が弱っていった原因の一つだ。
どうにかしようと考える、今の時代、SNSの発展は目まぐるしい。文明を使えば、どうとでもなるのだ。
最近はLINE通話で友人と話をすることが増えた。人の声を聞くと、自然と落ち着いた。
最近どう?とか何か新しいボードゲーム買った?など、他愛もない話ばかりをしていた。でも私にとってそれは、心の治療薬でもあった。
この自粛期間に入ってから私は、不安を零しまくった。それを見た友人が心配して向こうから連絡をくれる時もある。私はそれを聞いているうちに、涙が出てくる。
心配してくれる友人は、たくさん周りにいたのだな、と改めて感じることができた。今はそれもだいぶ落ち着いた。少しづつ、私の心がこの環境に慣れようとしている証拠だろう。多分いいことだ。

そんな中、ひとつ懸念しているのが、みるみる増えていくボードゲームだ。引っ越しした時は、元々前の家から使ってる棚二つに収まりきっていたのだが、引っ越してきて、さらに自粛期間の影響かどうかわからないが、ついに棚に収まらなくなった。どうしよう、ヤバイ。なんかもう置物になってるよあれ、棚買おうにも、場所がねえ。
でも、そんなことは気にせずボドゲを購入する2人。後先考えてないタイプの夫婦らしい。大丈夫か?そのうち、無理やり場所を錬成しそうだな。

でも、意味もなく買っているわけではない。それぞれがお金を出して、遊びたいからと言う理由で購入しているのだ。
私と彼は、好きなボードゲームのジャンルが違う。たまに合うこともあるが、2人がそれぞれ好きなゲームを購入する。
私は俗に言う軽量級から中量級、後は、他の人が遊んでいて気に入ったゲームを主に買う。
彼は、重量級(時間がかかる、やれることがいっぱいあるタイプ)のゲームを買う。彼は職業上、ボードゲームの新作情報が早く入ってくる。そこで気になったゲームを私に話してきたりすることもある。
後彼は、私が知らないうちにボードゲームを買っている。この間もあった。
でも私はそれを否定しない。なぜなら彼も、やりたいから、買っているのだ。
欲しいものを買ってはならないなんて言う法律はない。無理のない範囲で買えばいいのだ。そして、遊べばいいのだ。
彼もまた、私が買うものに否定をしない。むしろ、取り寄せてくれる。
こうやって、私たちは好き勝手やっている。

この自粛期間が終わったら、買ったボードゲームを消費しなければ。ボドゲなんて遊んでなんぼ。友達も誘ってやりたい。馬鹿みたいに遊んで、感想言いまくって、またボドゲをする。
だから、今は我慢の時だと思う。また、以前みたいに皆で集まって、楽しくボードゲームできる日を、新しい場所で、知らない人と、同じ趣味の人たちで集まって、お話できることを、私は、待っている。

でもまじで、棚だけはなんとかしないと、部屋の半分ボドゲに取られちゃう、やべえよやべえよ(焦り)

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