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アンソロジーシリーズを主宰したはなし

2019年から2023年にかけて、5冊のアンソロジーを主宰しました。
内容の紹介は前の記事で。

※今回の記事では、初回から今回までの流れをさらっと書くだけで終わってしまいました
細かい思い出話や装丁・表紙の話なんかはまた別記事で書きます!

○ことの起こり

そもそもの切っ掛けは、こんな思い付きのツイートでした。

発想のポイントは、神無月がとにかく「本が大好き!」であること。
同じく本好きはフォロワーさんにも多く、なにより紙の同人誌を作ってイベントに持っていく人の多いこの界隈。

「本をテーマにした本があったっていいんじゃない?」
そう思ったのがきっかけでした。

ついでに、このころいくつかアンソロジーに参加させていただいて
「いろんな人の話が一冊にまとまってるのって面白いな」
と思ったのもありました。

このツイートに反響があったのを良いことに、即行で調子に乗るわたくし。
2018年10月中には募集要項をまとめ、

2018年12月、アンソロジー用アカウント作成

その数日後には参加人数上限により募集を締め切りました。
行動力とテンポ感がすごい。

なんやかんやあり、2019年5月、無事刊行!

完成品!

14編の素敵な「書架」ができました!

○完成!完結!と思いきや

ここで更に調子に乗るのが神無月の悪い癖です。

もちろん、最初は単発の、一回こっきりの企画のつもりだったんですよね。

参加者さんにも好評で、
フォロワーさんにも評判がよく、
作っちゃったアカウントも、なんとなく勿体なくて……

数ヶ月後には第二弾を企画してました。

さあ、もうこうなれば続けたくなるのが人情というものです。
「いち」「に」とくれば「さん!」がなくては据わりが悪いのです。
新学期の自己紹介だって、1人がふざけて次の人が続ければ3人目はなんとなく同じノリにせざるを得ない空気とかあるものです。ま、神無月はそういうのには乗れないタイプでしたが。

さらに翌年。
2020年8月 第三弾募集開始

弾三弾はテーマを変更しました!
同じテーマが続くとネタが尽きるんでね

2021年8月 第四弾「本と笑いアンソロジー」募集開始


2022年10月 第五弾「本と思い出アンソロジー」募集開始

○第五弾に際して、ふと。(※終わってないけど)

第五弾、というキリのいい数字を迎えて
ふっと思ったことがあったのです。

「そろそろ、ここらでいいんじゃない?」

正直。すごく正直に言いますとね。
神無月、締め切りというのがものすごく苦手なんです。

これは「原稿の締め切り」という話じゃなくて。
参加者の締め切りをいつにするか、
参加者人数をどのくらいにするか、といった
募集をするためのもろもろを決めて
それをいついつまでに公開するぞ、という「締め切り」です。

あと、そもそも
それまでにテーマを決めなきゃいけないという「締め切り」が
一番最初に来て、ついでに一番重大です。

最初のうちは良かったんですけど、
だんだん、その「締め切り」に追い立てられて
「このテーマをやりたい!」ではなく
「このテーマでいっか」で決めそうになっている気配すらしてきました。

これは、マズい。

私は「私がやりたいことをやる」のを一番大事にしています。
だって、創作は趣味ですから。
趣味というのは、楽しんでやることが一番なんです。
「やらなきゃ」はダメなんです。

「やらなきゃ」に、「義務」になりつつある。

ここで一回、真剣に考えました。
アンソロジーの主宰をすること自体が苦なのではありません。
テーマに沿った原稿を書くのも、言わずもがな。
「本をテーマに」だって、まだ出てきそうではあります……間を空ければ。

そう、間を空ければ。
一番の問題は、
今の「年1ペース」が「締め切り」としてストレスになり、
他のテーマのアンソロジーなどをやりたくてもやる余裕がなく、
ついでに個人作品の執筆をも圧迫しているということ。

よし、年1定期刊行、やめよう!

○「区切り」宣言

https://twitter.com/anthology_oct/status/1651590098377674752?s=20

まあ、そんなこんなで一区切りとしたわけです。

これは、あくまでもこの「年1定期刊行」は区切り、というだけです。
アンソロジー刊行はまだやりますし、
「本と○○」テーマも、いつか思い出したころにまた帰って来るかもしれません。

ひとまずは息抜きも兼ねて、やりたいなーと思いつつ溜まっていたネタをのんびりやっていきたいですね。
これからもよろしくお願いします!

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