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今回は本物!教育改革の本当の目的とこれからの教育と受験ーその1

GLI保護者勉強会5.23を開催致しました。
大学の定員厳格化と合わせてコロナ、そして共通テスト初年度と言う事もあり、受験生にとっては大変な受験になったと思います。特に昨今の受験は知らないと損をする事が多く、昔とは教育も受験も全然違う事を理解しないと、お子さんの逸失利益は計り知れない事を毎回お伝えしています。

教育改革も同じで、今度ばかりは本当に進みそうです(学校が変われるかどうかは別として)。何か必然性があるから改革は行われる訳ですが、前回のゆとり改革が頓挫したのは三位一体の改革では無かったからと言えます。三位とは、①教育の中身②それを提供する先生の意識とスキル③教育内容と受験が繋がっている事、です。教育の中身は無理やり時間数減や教科書内容の削減で変えたけど、受験は変わりませんでした。また、そもそもゆとり教育が始まったのも、未来の想定力の低さと言わざるを得ません。もう世界は確実にグローバル化とテクノロジー化が進んでいたのに、国はそれに気付けませんでした。まだまだ日本の中で日本人とだけ生きて行く想定だからこそのゆとり教育だったと思っています。その結果、世界株価時価総額ランキング100社の中にトヨタ自動車1社しかランクインしないと言う悲惨な現実を引き起こしました。もうそろそろ気付きましょうよ!変わりましょうよ!と言いたいが、牛歩戦術なのかな?と思うくらいの遅さ!

さて、”今回ばかりは”の理由説明はこれまでのさせて頂いていますので、バックナンバーをご覧頂くとして、実際に学校現場ではどう言う状況なのか?この改革が進学や受験とどう関わってくるのか?そんな所をお話しさせて頂きました。

小学校の学習指導要領の改訂

小学校の学習指導要領の改定は実は昨年でした(何が変わったの?と言う保護者が多いですが)。
主な変更点は英語の教科化プログラミングを中心としたICT教育です。

コロナの影響で、ICT端末が全国の公立の学校に配られました。配られたはいいが、で、で、で、その使い道と使われ度合いは?

おそらく、道半ば、、、と言うよりもスタートラインにたった段階でしょう。今後の使い道にこそ学校の明暗が別れます。この使い道の差が学校の教育力の差と言えると思います。その目的をよく理解してどの様に使用しているか、是非受験で学校を選ぶ際は確かめてみてください。私個人として、ICTの使い道は

①個別最適化教育
②学びの深化
③将来に必要なICT・ITスキルの育成


だと思っています。特に個別最適の為の活用は避けられないでしょう。一クラスに40人の児童・生徒がいて、教える先生一人。これで全児童・生徒の学力を等しく伸ばすことが出来るでしょうか?教室の中には基礎基本が大事な子からグングン伸びよう伸びようとする子など様々です。そうした個々に対応しようと思えば、ICT教材は使用必須と思います。が、個々の先生方の探究心。探究力にかかってしまっているのが現状です(個人としては明確な解は持ち得ています。実際GLIではその様に実践しています。興味のある方は是非お問い合わせください)。

もっともっと詳しくICTの必要性や、使い方、学校の現状をお話ししたいのですが、文章ですとながーーーくなって仕舞いますので、この辺で!clubhouseなどでお話する機会もあると思いますのでその際は是非!

次に小学校の英語教育ですが、、、、ここから次回に回したいと思います。ご存知の通り、課題山積と言うよりは、ここでも40人の児童・生徒にどうやって教えるか、学んで貰うかが鍵と言えるでしょう。中高生ならまだしも小学生は大変です。語学こそそもそも個別学習すべき科目です。その様に授業設計しないとまずいと思います。中学では小学校で学んで来る事を前提に大幅に単語数が増え、内容も難しくなりました。今までの様に導入気分では、中一段階で既に苦手意識がついて、手遅れになります。ご注意ください。

次回学校の現場からお伝えいたします。お楽しみに!


次回以降の内容
①小学校の英語教育の現状
②中学校の学習指導要領の改訂
③高校の学習指導要領の改訂と受験の変化

特に大学受験は今年は激変元年でした。来年以降どの様に変化して行くのか?是非知っておいて下さい。特に大学受験生をお持ちのご家庭は知らないと、、、、、