見出し画像

安定社会が大前提の高校生活をいまだに送っていて本当に大丈夫ですか?

その1ー大学に入るためだけの勉強に3年間の時間を投資するって、本当に今後の社会を考えた時に投資効果はありますか?

1ページに書かれている英文の半分の単語が意味不明で、単語調べだけで1時間以上かかる進学校の英語の予習。

他にも数学や化学など予習をしていかないと到底授業について行けないレベルの内容で、一晩が終わる。学校でも8時間目をサテライト授業で受け、その後塾に寄って9時過ぎに帰宅してからの話だ。土日はその週の復習をしないと、やった事を忘れてしまう。定期テストはさらにヒネった問題が出るので、何度もパターン練習を繰り返さないと得点ができない。それでも平均点が40点で、平均点を取るのが精一杯。だから勉強に高校生活の180%以上を捧げているヤツ以外3以上の成績は取れない。

でも日本の受験生はあまり学校の成績を気にしないと言う現象がある。受験は一般入試で合格を勝ち取るもの、で内申点は不要だからでしょう。よって学校の成績よりも模試の偏差値の方が大事と言う意識だ。

なんともちぐはぐで無駄なシステムの様に感じるのだが、、、、それでも学校の成績がワンツー行進では親に怒られるし、大学受験でも評定を加味する場合があるのでいい加減にはできない。

学校の勉強が大変で受験勉強に手が回らない。受験勉強は基礎が大事。学校で出題される正答率30%以下の問題をこなすより、基礎を固めた方が偏差値は上がる。いっそ学校と塾が連携してやる事を一本化してくれたら受験勉強が楽になるのに!二度手間の勉強、そこに費やす膨大な時間と労力とすり減る精神。これって本当に高校生活と言えるのだろうか?と私は思ってしまう。

私立の中高一貫は、中学受験が終わるや否や中1からこの地獄の生活が始まる。中1ギャップと重なって生徒の表情がみるみる暗く険しくなる。それでも親はうるさく追い立てる。もっと勉強しなさい、もっと効率よくやりなさい、一体部屋で何してるの?小学4年から塾に通って中学受験を終えた生徒は合計で9年間、浪人を入れたら10年間この生活を送ることになる。

それでも良い大学に行きさえすれば良い会社に就職できた時代ならそれでも頑張れただろう。でも、現代そして今後の世界を想像すると、なんとも居た堪れない思いになる。本当にこれで良いのだろうか?

現にそう言う生徒をたくさん見て来ている。私立の数あるコースの中のトップ、スパー特進国公立選抜地獄の特訓コース(仮称)みたいな名称のコースに入って、東大合格を義務付けられて朝の補講から始まって、放課後から夜は上記の様な勉強生活をしている生徒。どう見ても幸せには見えないし、何よりも”そこに君の未来はないよ”と言ってあげたいが、彼らに言っても仕方のない部分があって、大部分はこの仕組みを提供している社会や大人の責任だ。一刻も早く解き放ってあげたいのですが、中々頑固なシステムですね。

受験勉強に高校生活の大半を費やしてもよかった時代は、安定社会の前提がありました。いわゆる学歴社会です。その当時は何の疑いもなく、英単語を覚え、数式を暗記し、何度も何度も類題演習をする事に膨大な時間を費やす事で将来の安定、年功序列と終身雇用と言うグリーンシートが手に入れられた時代です。しかし現代はその様なシステムは崩壊に向かっています。中学生の頃社会の教科書に第二次世界大戦時に婦人会が竹槍の訓練をしている写真が載っていましたが、なにか同じ様なことをしている様にしか見えないのは私だけでしょうか。昔の部活は水が飲めませんでしたし、うさぎ跳びを良くさせられました。それらはもはや非科学的である事が証明されて、誰もその様な指示を課す指導者はいません。

 念のため、言っておきたいのは、私は勉強しなくて良いと言っている訳ではありません。学ぶという事は絶対に必要です。が、大学に入る為だけに1日5時間も6時間も勉強しかせず、しかもそのスキルは大人になって余り役に立たない”訓練”を多くの時間を犠牲にしてやる必要があるのか?と言う事です。今後の社会を考えた時に、いや今後の社会を考えなくとも本来は、その他にもやるべき事は沢山あって、高校時代にやらなければならない事も沢山あるはずです。だって車に例えるなら、今までの日本の教育はエンジンばっかり高性能に仕上げてる、みたいな事ですよね。髪型だけは青山あたりの一流の美容師に仕上げて貰って格好いいけど、服も靴もダサいみたいな・・・・。

ではどうしたらいいのですか?それ(学歴グリーン車獲得作戦)以外の教育システムはまだ社会に整っていませんが、、、と言う方。今後の投稿をお楽しみに!抽象論ではなく、具体的な策をご提示させて頂きます。


エピローグ

今話題のclubhouse。海外からはこの様な新しいサービスがドンドン出て来るのに、日本はどうし出て来ないのでしょうか?

謎です!

いえ、謎ではありません。

必然です。

残念!!