作文が上手になる武器
作文上手になる為には序論本論結論と言う論理が必要だ。そしてどんどん外へ出て体験し感性を磨こう。と言うお話をしました。最後にアイデア出しの武器を教えます。
多くの人の失敗
それは頭の中で考えていて、しかも直ぐに書き出してしまうこと。
なんとなく書きたい事があるけど今ひとつ何を書いたらいいか判らないとか、考えがまとまらないとか、最終的に何が言いたいか解らなくなってしまう人は作文を書き出す前に以下の作業をしてみよう。
まずは与えられたテーマに対して自分が一番主張したい事を考える。いわゆる結論を決める事です。
続いてその結論が納得出来るような説得材料を探す。
前回紹介したのは歯医者は嫌いだ、何故なら・・・・と言う結論と本論。
ブレインストーミング と言う武器
そして上記の主張と説得材料を探すときに有効なのが、ブレインストーミング(brainstorming)と言うアイデア出しの手法です。言葉の意味は閃き。これは作文だけでなく大人になってもアイデアが必要な様々なシーンで必須のアイテムです。
とにかく思いついた事をどんどん書き出していくだけでオッケーです。どんなくだらない事でも構いません。大事な事はとにかく思いついた事全てです。人は良いアイデアを出そう出そうとすると逆に凝り固まって出てこなくなります。だからこそのどんなくだらない事でも、と言う法則です。逆にくだらない事ルールを設けてくだらない事から出し始めるとそこから閃いてドンドンアイデアが出てきたりもします。その中からこれだと思うものを選べば良いのです。
例えば納税についての作文が出されたとします。作文法則に則ってまず最初に納税や税金に関する事で、自分の考えを書き出してみるのです。何でも良いので沢山書き出して見ます。時には書き出したものの中から良い部分だけ抜き出してくっ付けてみると結構立派な主張になったりします。
納税は国民の義務だ
税金は大切に使って欲しい
日本は税金が高すぎる
使われ方が解らない
◯◯税を作ったほうがいい
20歳以下からも取るべきだ
全部無くすべきだ
こんな調子でドンドン出して見るのです。本論の説得材料も同じ要領でドンドン出して見るのです。全部無くすべきだと言う主張を納得出来るだけの説明が出来きれば多くの人の共感を呼ぶ事でしょう。いやそんなアイデアがあったら総理大臣にもなれる事でしょう。
まとめ
書き出す前にブレインストーミング でアイデア出し
書き出す前に骨組み(序論本論結論)を考える
これで人まず作文の書き方の説明は終わりですが、子供達が作文が苦手な原因は、体験不足と型にはめる指導だと思います。もちろん序論本論結論や起承転結と言ったフレームワークは必要ですが、ここはこう書いた方が良いと子供の発想を修正してしまったり、これはこうあるべきだと大人の常識を強制したりして自由な発想を阻害してしまうと表現する事の楽しさを奪ってしまいます。夏の感想文などどうしてもうまく書かせたいと思う気持ちも分かりますが、それは決してその子の為にはなりません。書く事を手伝うのであれば、是非書きたいと思える様な沢山の経験をさせて上げて欲しいと思います。