学びの森 国語学習会 夙川教室

兵庫県西宮市にある中学受験国語専門 個別指導教室「学びの森 国語学習会 夙川教室」の情報を、教室長が発信する告知用ブログです。「学びの森 国語学習会」全体の詳細は、公式HPでご覧頂けます。記事の転載、複製等はご遠慮下さい(問い合わせ先等はプロフィールにまとめています)。

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    《お知らせ》春期特別講習のご案内

    目次 1 春期特別講習開講 2 新規入会の募集 3 通常授業の紹介 1 春期特別講習開講  学びの森 国語学習会 夙川教室では、以下の日程で春期特別講習を実施致します。内部生の方のみならず、外部生の方もご受講頂けますので、春休みの間に国語に力を入れたいという方は、公式サイトからお問い合わせ頂くか、夙川教室までお電話下さい。郵送にて春期特別講習のご案内をお送りします。 【期間】 2023年3月21日(火)~2023年4月7日(金) ※春期特別講習期間中は月曜日も開館しており

      • 《コラム》小6の春期特別講習のポイント

        (今回のコラムは、約1300文字です)  小6の春はまだまだこれからという雰囲気が漂いがちですが、実はその本質は「夏の前哨戦」です。この春の間に志望校に向けた方向性をしっかりと固めておき、夏に目がけて前進を始めることを意識しなくてはなりません。 塾によって考え方は多少異なりますが、大まかにまとめると「夏に土台を仕上げる」「秋に過去問による本格的な演習」が基本的な流れになります。つまり、夏の段階では第一志望の学校を受ける上で必要な土台がそれなりに固まっている必要があり、その時

        • 《コラム》小5の春期特別講習のポイント

          (今回のコラムは、約1300文字です)  小4の1年間を過ごすと、国語についてはだいたいの状況が見えてきます。そして、多くの受験生は小5からはそれを踏まえて対策を考え、新年度の学習を始めていることでしょう。春休みはその対策が上手く行っているのか、本当に効果的なものになっているのかを改めて検証し、場合によっては立て直しを図る格好の時間と考えられます。  そのための最も参考になる指標は、やはり各塾の月例テストです。小4から小5へと切り替わると、多くの塾はテストの難度を大きく変え

          • 《コラム》小4の春期特別講習のポイント

             小4の春というのはとても微妙な時期です。新年度の学習が始まって間もない頃であり、良くも悪くも状況の「固定化」が進んでいません。それゆえ、もし国語の点数が不調でも「何か根本的な対策をした方がいいのだろうか、それともまだこれから頑張れば大丈夫なのだろうか」と迷っているうちに時が過ぎ、結局何となく春休みを過ごしてしまうということもあり得ます。密かに進んでいるかもしれない問題をうっかり見過ごさないためにも、余裕があるうちに「詳細な現状把握」を行っておくことが大切です。  例として、

            《コラム》小3の春期特別講習のポイント

            (今回のコラムは、約1300文字です)  小3の春休みをどう過ごすかというのは、ある意味でなかなか難しい問題です。この時期の小3はまだ塾のテストやテキストの文章が比較的易しく、文章を読みことに抵抗感のない子であれば、それほどつまずかずに課題がこなせてしまいます。そのために国語の力の有無がはっきりとは見えにくくなることがあり、適切に弱点を認識しないまま先に進んでしまう可能性も考えられます。そして、あとになって「実はこれが足りていなかった」と気づいて対策に追われるというわけです

            《お知らせ》2023年度 合格実績

             2023年度の学びの森 国語学習会の合格実績になります(2/19現在)。 ■2023年度 合格実績■ 灘中 2名 甲陽学院中 3名 東大寺学園中 1名 洛南高附属中 1名 大阪星光学院中 1名 西大和学園中 3名 清風南海中 2名 六甲学院中 3名 高槻中 4名 須磨学園中 2名 その他の実績(五十音順) 大谷中(大阪) 岡山中 開明中 香川誠陵中 片山学園中  関西大学中等部 関西大学北陽中 関西学院中 金蘭千里中 甲南中 神戸海星女子学院中 親和中 須磨学園夙川中

            《コラム》2023年度 灘中 国語2日目について

            (今回のコラムは約4100文字です。また、2023年度の灘中2日目の内容に触れますので、お手元に入試問題をご用意されることをお勧め致します) 大問一:鎌田裕樹「ポケットの種から」より  大問一の文章をざっと見渡してみると、1つ気づくことがあります。それは「難しい語彙がほとんど出てこない」という点です。もちろん、「草分け」「風貌」「培う」といった具合で大人向けの文章らしい言葉遣いも散見しますが、いずれも進学塾などで訓練を積んできた受験生ならばどこかで見かける可能性の高い言葉で

            《コラム》2023年度 灘中 国語1日目について

            (今回のコラムは約2200文字です。また、2023年度灘中1日目の内容に触れるため、お持ちの方は試験問題を合わせてご参照下さい) 「稠密的」「遡行」「摩天楼」「ファクト」「校閲」「筋交い」「強靭」……。これらは、2023年度の灘中1日目で大問一に出題された文章に含まれていた言葉です。どれも注釈はなく、知っているのが前提、または文脈から意味を推測できることが前提になっています。語彙に関しては、大人であれば常識と言えるレベルの言葉をどこまで自分の中に取り込んでおけるが、読解のカ

            《お知らせ》公式ホームページの復旧について

             本日午前中まで、学びの森 国語学習会の公式ホームページに不具合が発生し、トップページ等が表示できない状況となっておりました。  復旧作業が完了し、現在は問題なくホームページを閲覧できるようになっております。ご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございませんでした。  各教室へご用の方は、公式ホームページの問い合わせフォームをご利用頂くか、直接お電話を頂ければと存じます。 ・上本町教室 06-6766-5800 ・夙川教室  0798-22-9090  新年度からの国語の

            《コラム》2022年度 甲陽学院中 国語2日目について

            (今回のコラムは約2200文字です。また、2022年度甲陽学院中2日目の内容に触れるため、お持ちの方は試験問題を合わせてご参照下さい)  今回は、2022年度の甲陽学院中国語2日目の入試問題について、特徴や傾向をまとめていきます。  大問一は川添愛『ヒトの言葉 機械の言葉』からの出題でした。こちらも1日目の大問一と同様、コミュニケーションの問題を背景とした文章である点が似ています。ただし、この文章は色々な具体例を取り上げつつ、順々に複数の話題を展開していく構成になっているた

            《コラム》2022年度 甲陽学院中 国語1日目について

            (今回のコラムは約2200文字です。また、2022年度甲陽学院中1日目の内容に触れるため、お持ちの方は試験問題を合わせてご参照下さい)  甲陽学院中の国語1日目は、今年度はどんなテストだったのでしょうか。  昨年の甲陽の国語は一昨年よりも平均点がかなり低く、客観的に見ると難度が高く設定されていた印象があります。元々、物語文で手強い記述を出題する学校ですが、昨年は説明的文章の方でも表現力、構成力を要求する記述が多く、高得点が狙いにくくなっていました。これは学校配布の模範解答を

            《お知らせ》新入塾生の募集について

             学びの森 国語学習会 夙川教室は、新規入塾生の募集を始めています。  2月からは各塾ともに新学年の学習がスタートし、学ぶ内容も一段と難しくなります。4年生から5年生へ、5年生から6年生へと進んでいくと、そこで求められることも大きく様変わりします。学習をスムーズに進めるためには、現在の状況を正しく把握し、各塾の特色、志望校の傾向と緊密に関連づけながらプランを練ることが大切です。  学年が切り替わるこのタイミングに、是非無料の体験授業やカウンセリングの受講をご検討下さい。 →

            《コラム》2022年度 灘中 国語2日目について

            (今回のコラムは約2300文字です。また、2022年度灘中2日目の内容に触れるため、お持ちの方は試験問題を合わせてご参照下さい)  今回は、前回に続いて2022年度の灘中2日目について、感じたことや気づいたことをまとめていきます。最初に言いきってしまいますと、こちらも一旦難度を下げた昨年と色々な点で変わっており、さすが灘中と言うべき歯ごたえのあるテストとなっていました。  まず、大問一の素材文は小林武彦『生物はなぜ死ぬのか』からの出題で、オーソドックスな説明的文章です。昨年

            《コラム》2022年度 灘中 国語1日目について

            (今回のコラムは約2000文字です。また、2022年度灘中1日目の内容に触れるため、お持ちの方は試験問題を合わせてご参照下さい)  今年も、近畿圏の中学受験が1月15日にスタートし、4日目となりました。男子の最難関である灘中、甲陽学院中の結果が出てきています。これから東大寺学園中、洛南高校附属中の合否発表も行われますので、まだ気を緩めることができません。  さて、今回から2回に渡り、今年の灘中の入試について個人的に気づいたことをまとめてみようと思います。  顕著な特徴として

            《コラム》指導例の紹介 その4 記述編

            (今回のコラムは、約3000文字です) 【例題】(有島武郎『生まれいずる悩み』青空文庫より)  君は座につくとぶっきらぼうに自分のかいた絵を見てもらいたいと言い出した。君は片手ではかかえ切れないほど油絵や水彩画を持ちこんで来ていた。君は自分自身を平気で虐げる人のように、ふろしき包みの中から乱暴に幾枚かの絵を引き抜いて私の前に置いた。そしてじっと探るように私の顔を見つめた。明らさまに言うと、その時私は君をいやに高慢ちきな若者だと思った。そして君のほうには顔も向けないで、よんど

            《コラム》指導例の紹介 その3 抜き出し編

            (今回のコラムは、約2200文字です) 【例題】(有島武郎『生まれいずる悩み』青空文庫より)  君は座につくとぶっきらぼうに自分のかいた絵を見てもらいたいと言い出した。君は片手ではかかえ切れないほど油絵や水彩画を持ちこんで来ていた。君は自分自身を平気で虐げる人のように、ふろしき包みの中から乱暴に幾枚かの絵を引き抜いて私の前に置いた。そしてじっと探るように私の顔を見つめた。明らさまに言うと、その時私は君をいやに高慢ちきな若者だと思った。そして君のほうには顔も向けないで、よんど