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"Aisho Nakajima"と"Sam Smith"

ここ数年ファッション界で90年代がリバイバルしつつある。
最近見つけたのが、Atmosとadidas originalとのコラボスニーカーのプロモーションも90年代風のデザインとなっている。

このモデルにAisho Nakajimaというシンガー、ラッパー、モデルとして活躍するクロスドレッサーなアーティストが登場している。
彼は日頃から90年代ギャルと海外アーティストを融合させたファッションや、男性らしさを全面に出したファッションをInstagramを中心にアップしている。

クロスドレッサーとは、振る舞い(服装、メイクの有無や髪型、口調)に関して社会から求められる「女らしさ」や「男らしさ」への抵抗感を覚えるセクシュアリティのこと

Aisho Nakajimaさんは、留学経験があり海外アーティストの曲を流暢な英語でカバーした動画をいくつかYouTubeにアップしている。
その中でLady GaGa『I'll Never Love Again』のカバーではAishoさんの歌声がキレイで聴きやすく、感情を込めて歌っているのが伝わり最後まで聴き入ってしまう▼
初めて友人たちの前で歌ったようで、感極まって涙が溢れてくるが、周りの温かい応援で最後まで歌い切り会場全体が愛に包まれた動画になっていてオススメだ。


この動画に感動したのと同時に、Sam Smith (サム スミス)が思い浮かんだ。

Sam Smithは、イギリスのシンガーソングライターで、2014年に発表したアルバム「In the Lonely Hour」からグラミー賞の6つの部門にノミネート、最多の4部門で最優秀賞が授与された。
さらに69週連続でUKチャートトップ10にランクインにより、ギネス世界記録に認定されている。

彼も最近は自分が着たい服やメイクをして自分を表現している。  

2019年、ゲイ雑誌主催のイベントにてパーソン・オブ・ザ・イヤーを授賞し、感極まり涙を抑えながらコメントをしている▼
そこで男性にも女性にも分類されない「ノンバイナリー」であること、そして既存の性別の枠組みにあてはまらない流動的な「ジェンダークィア」であることを伝え、周りのサポートのおかげで自分らしく過ごせると語っている。


LGBTQやLGBTQIA+という言葉が誕生して、
日本でもマツコデラックスさんや、はるな愛さん、氷川きよしさんなど、性別を問わず自分を表現できる人が活躍し、それぞれに合ったセクシュアリティを自由に主張できる風潮が広がっているが、未だセクシュアルマイノリティについてよく思わない人や、よく知らない人がいることもあり、悪意の有無にかかわらず配慮に欠けた発言をしたり、偏見や誤解を抱いてしまう人も残念ながらいる。 

Aisho NakajimaさんやSam Smithも周りから求められる性と、自分の性に誤差があり、周りの理解がないことにたくさん悩んだ経験があるからこそ、美しく優しい歌声と高い表現力が生まれて、聞き手の心を掴むようになったのだと思う。

さて、Aisho Nakajimaさんは今年オリジナル曲『Diggy Up』を発表。
個性爆発したMVとなっているため、ぜひチェックしてほしい。


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