当落線上のみなさんの話
こんにちは
このnoteでは、レガシーDoomsdayにおいて採用されたり、されなかったりするカードの解説をしていきます。
特にまとまりのある文章を目指しているわけではありませんが、レガシーDoomsdayを使用している方のアイデアの一助になれば幸いです。
全文無料ですが投げ銭設定がされています。
今回はDoomsday中級者向けですが需要があれば上級者向けも書くかもしれません。
カラーバリエーションの話
全てのカードを解説すると膨大になりすぎるためカードの解説は青黒のみにしますが、タッチカラーの解説を簡単にしておきます。
タッチ赤
紅蓮破、赤霊破の採用がメインになります。ナーセットや船殻破りが流行している際に選択肢になります。
その他に溶融や削剥などが候補になります。
純正2色以外のバリエーションで1番マナベースへの負担が軽くなりやすいところがポイントです。
タッチ緑
夏の帳、花の絨毯の採用がメインになります。また、秋の際を唱える可能性があるのでテキストは確認しておきましょう。
その他に突然の衰微や破滅的な行為などが候補になります。
現在はオークの弓使いが様々なデッキから飛び出してくるのでタッチ緑は十分選択肢になり得ます。
タッチ白
剣を鍬に、3マナのテフェリーの採用がメインになります。特にテフェリーのおかげで忍耐や激しい叱責をケアできます。デッキ全体を少し遅くして対応力を上げる形になります。
その他に沈黙や虹色の終焉、静寂、僧院の導師などが候補になります。
最もアグレッシブサイドボーディングがしやすいバリエーションです。
4c(赤抜き)
前述のタッチ緑とタッチ白を組み合わせたような形です。Mark Tobiashがエターナルウィークエンドで使用して話題になりました。マナベースに負担はありますがその分カードパワーが高く、特に豆の木を使ったコントロールにとても強い構成をしています。
純正2色
青黒のみで構築します。マナベースへの負担が最も少ない形となるため、特に理由がないなら純正2色をおすすめします。環境的にハンデスが信頼できる時や、基本地形の沼を必要としている時に選択されやすいです。
青
留まらぬ発想
パイルオープナー。考慮の登場以前は必ず1枚採用されていました。
オークの入った中速以降のデッキに対して秋の際はサイドアウトされやすく、通りの悪霊をパイルに入れるとオークで負ける可能性があるため再び採用圏内になりました。
個人的には、引きたくないカードはリストから極力減らしたい派なので使う機会は少ないですが、悪い選択肢ではないとは思います。
狼狽の嵐
追加のカウンター。コンボやコントロールにinします。カウンターをカウンターするなら最高品質なので基本的にはコレに頼ることになりますが、タッサの神託者の方を妨害するカードにはあまり効かないため過信は禁物です。
神秘の論争
ジェネリック狼狽の嵐です。狼狽の嵐と違ってパイロで追いかけられてしまいますが、激しい叱責に対処できる利点があります。
否定の契約
特殊な追加のカウンターです。唱えたターンに勝つ必要があるため、パスターンをする際のDoomsdayをバックアップできません。デルバーや、忍耐が入っているけど青く無いデッキに有効です。
残響する真実
置物対策です。この手のバウンスは虚空の杯に対処できる必要があるので1マナバウンスは避ける傾向があります。ウルザの物語の構築物トークンを一掃できるためこちらをよく採用していますが、最近8castは数を減らしているので他のバウンスにしても良いかもしれません。(ちなみに私は倦怠の宝珠×2や虚空の杯=0,1を同時に対処した成功体験を引きずっています)
厚かましい借り手
前述の成功体験が無い方で、かつサイドにライフを攻めるプランが用意されているなら、こちらを採用しましょう。
緻密
イニシアチブ対策です。概ねFoWと同じ性能になりますが、魂の洞窟に耐性があります。トップに置かれるともう一度唱えられるため1ターンを稼ぐだけになりがちですが、その1ターンでコンボに向かえる可能性があります。高速コンボだから使えるプランですね。
濁浪の執政
UB Scamはカウンター、ハンデス、不毛の大地が入っており非常に厳しいマッチとなります。後述するシェオルドレッドも、トロール+オークのチャンプブロックで競り負ける上、こちらのシェオルを悲嘆→再活性されると負けます。お互いにハンデスとカウンターがあるため互いの手札は枯れやすく、濁浪は再活性される分にはそれほどの脅威はないため有効な選択肢になります。また、AnTやSnTなど、こちらもある程度速度を保ちたいが親身の教示者は抜きたいマッチアップでかなり活躍してくれます。
ロリアンの発見
「青マナの出る土地の枚数を15.5枚にしたい」時に候補になります。副次的に、オーク下でライフを減らさずにライブラリを1枚減らせるため、メインに1枚であればパイルに貢献してくれます。なお花の絨毯を採用しない限り、3ドローは見込め無いと思った方が良いです。
黒
悲嘆
思考囲いと違い0マナで唱えられるため、ハンデスとDDのキャストを同一ターンに行いやすくなっています。デッキ内の黒いカードの枚数と相談して採用しましょう。ちなみにリアニ相手に使うとリスクがあるので注意。
陰謀団の儀式
水蓮の花びらの相互互換になります。こっちは島、アンシーからBBBが出るのがポイントです。純正2色だとバリューありますが3色以上になるとUB以外の色が出る方が嬉しい場面もあるため不採用になります。
黙示録、シェオルドレッド
Doomsday的にはポピュラーになってしまったサブプランです。主にデルバー系に対してinします。もうバレてるプランなのでイージーウィンはできませんが、これの存在により借り手などの除去を残す必要がでるため相手の妨害を散らすことができます。不利なマッチアップをジャンケンでイーブンに持ち込める素晴らしいカードですが、最近はRUGのドルイドがサイズを超えてくることもあり遅いと機能しなくなりました。
虐殺
デスタクなどのヘイトベアを睨むために採用されます。パイルのトップに置いても使いやすいですが関西のデスタク使いは皆サイド後カラカス+沼で動く訓練をしているのであまり効きません。
致命的な一押し
主にヘイトベアやオーク対策の除去です。虐殺と違ってイニシアチブにも使えるのはポイントですね。本当はヴィンテージのように切り崩しを採用したいところですが、選定された平和の番人や昂揚したチャネラーが落とせないためこちらにしています。
大霊堂の戦利品
ナーセットや船殻破りに強く、かつ他のカードが追放なため忍耐にも耐性があるパイルオープナーです。
「オーク下だと1ドロー1点だから一緒では?」と考えがちですが、これを入れるマッチアップは秋の際を減らしがちなので悪い選択肢ではないです。あと最悪Doomsdayサーチのために使うことがあるのでオラクルは2枚ともメインに残しておきましょう。(私はその可能性を考えずに使用した結果1枚しかないオラクルが追放されました)
夜の囁き
青くないドローソースです。魂の洞窟と一緒にパイルに積むことで、最後までパイロをケアしながらオラクルを唱えることができます。素引きしても悪くない性能なので私も好きなカードですが、オークがいると目も当てられないことになるため現状ではかなり運用がシビアになっています。
無色
引き裂かれし永劫、エムラクール+殻船着の島
古のサイドプランです。忍耐や激しい叱責に強いですが、最近のコントロールは不毛や母聖樹、力線の束縛を採用しているので過信はできません。あと秘匿のルールが変わったため使いづらくなりました。
トーモッドの墓所
私のイチオシです。0マナでできる墓地対策なためリアニに対してDD→サイクリングでトップのトーモッドを置いて牽制できます。昔は外科的摘出にしていましたがそもそもこのデッキは否定の力を複数入れる関係上追加のカウンターにしかならず、ハンデスで落とされる所は変わらなかったためこちらにしています。
アロサウルス+忍耐や、パイロ+忍耐を突破できる可能性があります。
大祖始の遺産
トーモッドと違い1ドローがついています。1ドローが強制なのでライブラリが0の時に忍耐ケアはできませんが、UB Scamにもinできるのはメリットです。
仕組まれた爆薬
主な仕事はチャリスの対処です。たまにエルフを3体くらい巻き込むこともありましたが職工エルフが主流になってからは非現実的になりました。チャリスの対処以外にどれだけ仕事があるかによって採用するかを判断します。
一つの指輪
親身の教示者の相互互換です。指輪を出したところでいずれは最後の審判を唱える必要があるため、盤面に干渉するカードを複数採用してない限りは親身の教示者を最低2枚入れましょう。
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