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ClusterGAMAJAM2020 Winterに参加してみました

今回のnoteは「ClusterGAMEJAM 2020 in Winter」に参加した話についてです。最初はClusterGAMEJAMの紹介を行い、参加中の話は時系列順で書いています。

作成したワールド:
OverflowingEnergyRoom
https://cluster.mu/w/d5959ba3-957c-470d-a231-0e8b0de5aec0

0.clusterGAMEJAMとは

「cluster」を運営するクラスター株式会社(以下、「クラスター」と表記します)が主催するGAMEJAMです。2020年夏に1回目となる「ClusterGAMEJAM 2020 in SUMMER」が開催され、今回の「ClusterGAMEJAM 2020 in Winter」が2回目になります。イベントの内容として、お題に沿ったワールドを48時間以内にclusterに投稿するというものです。今回は2020年12月18日20時にお題が発表され、2020年12月20日19時59分59秒までにお題に沿ったワールドを投稿するというものでした。今回のお題は「溢れるエナジー」でした。

公式ページはこちらになります。
https://www.contest.cluster.mu/gamejam2020winter-home?utm_source=discord&utm_medium=social&utm_campaign=cgj2020winter

1.エントリーを決めるまで

参加するきっかけ:
Twitterのタイムライン上で、今回のイベント関連のツイート(公式のアカウントのツイートや、エントリーされた参加者のツイートなど)などは見ていました、エントリーするきっかけになったのは下記の公式のキャンペーンを見たことがきっかけで、「エントリー特典の話もあるから、取り合えず特典の期限内にエントリーするか」と考え、エントリー特典の締め切り直前にエントリーしました。

きっかけのツイート:
https://twitter.com/cluster_jp/status/1336875786943541251

2.エントリーからお題発表までに行った準備作業

2-1.目標設定

「エントリーしたからせっかくなのでやってみるか」と考え事前準備をすることにしました。
なお、ClusterGAMEJAM自体は初参加でしたが、ClusterGAMEJAM 2020 in SUMMERはTwitterと公式のイベントには参加していたため、ClusterGAMEJAMに関する情報はある程度持っている状況でした。
イベントに関して、最初に行ったことは、目標設定を行うことでした。

目標:「48時間でテーマを考え、実装し、投稿にこぎ着ける」

2-2.計画立案

次に行ったのが、作成するワールドの大まかな方針でした。参加を決めた時点で、十分にワールド作成経験を積んでいませんでした。また、ClusterCreatorKitを含めたUnityに関しては、「頭の中で想像する内容に、実装するためのスキルや知識のレベルが追いつかない」という状況でした(そのため、頭で考えついても、実装の方法が分からないケースが多々ありました)。その状況下で、目標を達成可能にするためには、実力を鑑みて、ハードルを可能な限り下げ、クラスターが配布しているテンプレートワールドをベースに、「何かしらの要素を追加」し、かつ「お題の要素を組み込む」方針にすることにしました。

2-3.事前準備

その次に行ったことは、UnityとClusterCreatorKitのバージョンアップを行うことでした。2012年12月現在、ClusterCreatorKitが対応しているバージョンにアップデートし(Unity:2019.4.11f、ClusterCreatorKit:v1.11.0)、テンプレートワールドに関するクラスターの公式の動画を見ながら、テンプレートワールドの仕組みの理解に努めました。
参考動画:
【公式】「テンプレートワールドプロジェクト」完全に理解した!【第1回】
https://www.youtube.com/watch?v=cfqizgRe4kk&t=1260s

そして、ワールド作成の大まかな時間配分を決めることにしました。
18日のお題発表後、18日中に投稿するワールドの方針を決める
19日は投稿用のテンプレートワールドに「ClusterGAMEJAM 2020 in Winter」のお題要素を追加し、問題なく動くようにする
20日の締め切りまでにワールドを調整し投稿する
(この辺りの計画立案は前回のClusterGAMEJAM 2020 in SUMMERなどのイベントをTwitterやcluster内でのイベントに参加しながら得た情報をベースに考えました)

3.「ClusterGAMEJAM 2020 in Winter」期間中

3-1.2020/12/18 (お題発表後)

方針決定:方針としては、テンプレートワールドに新しく部屋を設け(ワープ機能を利用して行ける部屋で、既存のエリアがレベル5で行けるようになっていたので、それより高いレベルで行けるようにすることとしました)、その部屋に「ミネラル」と呼ばれる取得可能なアイテムを詰め込んで「溢れるエナジー」感を出すことにしました。

3-2.2020/12/19

実装作業:色々と試した結果、当初はレベル5から入れるようになるエリアの空いている部分に追加エリアへのワープゾーンを新設する予定でしたが、最終的にレベル5エリアの一番奥に設置されていた「RETURN TO ENTRANCE」(「鉱石かばん」に貯めたポイントを換金するギミックのある部屋にワープするワープ機能で、使用する際にレベル制限はありません)のワープゾーンを追加したエリアへのワープゾーンに置き換える形にしました。追加エリアに行くためのレベルとして、当初はレベル10から行けるようにする予定でしたが、到達までにかなり時間がかかってしまうと考えられるので、レベル8に引き下げました。
実装内容確認:デフォルトのレベルを7に設定し、レベル上げの要素を最小限にし、追加部分が正しく実装されているかを手っ取り早く確認できる環境にしながらテストを実施しました。

3-3.2020/12/20 ~19:59:59(締め切りまで)

テストプレイ:レベルを1に戻してプレイし、追加した部屋に行けるかどうかを確認しながらパラメータの調整を実施しました。
調整作業:既存の部分はレベル5まで行けばワールドを制覇できますが、追加エリアに入るためにはレベルを8まで上げる必要があり、かなり必要な経験値が上がってしまうことがわかり、単調なプレイを長時間強いる形になるのはやってみて分かったので、調整できる範囲で調整しました。調整したのは、
・ミネラル(大・小)習得時の獲得ポイントの増加
・レベル上昇時の必要経験値の増加率の低下
この二つが簡単かつ効果の出やすいと思われるパラメータだったので、とりあえず調整しました。

ワールド投稿の準備:サムネイル(こちらのnoteに貼り付けた画像です)を撮影し、名前と説明欄に書く内容を考えました。
名前に関しては、「溢れるエナジー」をGoogle翻訳で英語に翻訳すると、「Overflowing Energy」だったので、その後ろに「Room」をつけ、「OverflowingEnergyRoom」としました。
ワールドの説明は、時間が無いのでぱっと頭に浮かんだ説明を微調整しました。

投稿:前回のGAMEJAMはエントリーはしませんでしたが、前回の経過はTwitterや公式のイベントで把握しており、早い段階で投稿し、締め切りギリギリの混雑(と締め切りに間に合わない事態)を回避しました。

4.ClusterGAMEJAM 2020 in Winter 終了後

4-1.イベント終了後の振り返り

イベントを振り返り、今後の反省点を洗い出しました。

・当初の予定では、追加した部屋のミネラルの色を変更し、色とりどりのミネラルにする予定でしたが、ミネラルの色変更の方法が分からなかったため、実装を諦めました。
・今回のClusterGAMEJAM 2020 in Winterでは、2種類のパラメータの調整を行いましたが、テストプレイを行った結果、後半はかなり単調なプレイになってしまうということが分かりました(特に後半はレベル5から行けるエリアで鉱石かばんを一杯にした後、換金する作業を繰り返す、という作業を延々と繰り返す作業になってしまいます。この辺りのレベルになると、1レベル上げるだけでも結構時間がかかってしまう上、ミネラル取得時の獲得ポイントは増えましたが、鉱石かばんのCAPACITYの値を変更しなかったため、換金に戻る回数が増えてしまい、プレイとして単調になってしまいました)。ポイントを換金するギミックを複製して複数の部屋に配置するなど、解消する方法はいくつか思いついたのですが、比較的楽にできそうだった鉱石かばんのパラメータは調整しませんでした。パラメータの調整に複数の値を変更するようになっていたように見えたためです(これは時間内にワールドを投稿することを意識しすぎたせいで、調整に時間のかかりそうな作業を避けたという部分はあると思います)。

4-2.「OverflowingEnergyRoom」改良点について

イベント終了後の振り返りから、今後のOverflowingEnergyRoomの改良の方針を考えました。

・バランス調整
・ワールドの改変
・ワールドへの新規要素の追加

バランス調整に関しては、ClusterGAMEJAM 2020 in Winter中に調整を諦めた鉱石かばんのパラメータ調整でかばんの容量を増やし、換金回数を減らすことを考えています。ワールドの改変については、ミネラルの色が変更可能であれば変更を行いたいと考えています。また、後半が単調なプレイになってしまう問題点を改善するため、先述のポイントを換金するギミックを複製して複数の部屋に配置、もしくはポイントを換金するギミックが置かれている部屋からレベル3以上で入れるエリアを経由せずに、直接レベル5のエリアにワープできるようにすれば、ショートカットが出来て単調なプレイがある程度は改善されると考えています。ワールドへの新規要素の追加の追加についてですが、これまではテンプレートワールドに用意されている物を使ってワールドを拡張することを考えていましたが、(出来るのであればですが)テンプレートワールドに元から用意されている以外のオブジェクト(cluster内で使用可能なもの)を組み込むことが出来るのであればしたいと考えています。

5.最後に

イベント中に色々と反省する点はありましたが、テンプレートワールド自体はかなり出来が良く、ワールドやパラメータを変更しすぎてワールドを修復不可能な状況にしてしまっても、再度テンプレートワールドをダウンロードするなりすればデフォルトの状態に戻せるので、Cluster Creator Kitの理解を深めるには役立つと思われるので、clusterでワールドを作成し、投稿するのであれば、積極的に活用した方が良いと思います。

6.参考

Cluster Creator Kit ドキュメント: https://clustervr.gitbook.io/creatorkit/
公式note: https://note.com/cluster_official


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