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快適な在宅ワークで最高のパフォーマンスを発揮するための昼食(3)

執筆/石松佑梨(管理栄養士)

新型コロナウイルスのリスクから在宅ワークの方が増えています。 初めは在宅ワークでの業務のしやすさに快適さを感じていた方たちの中にも、外出ができない日々が続くことで、強いストレスやカラダの不調を感じ始めた方がいらっしゃるのではないでしょうか?

私はトップアスリートたちに食でのコンディショニングを提供してきた管理栄養士です。アスリートたちが抱える悩みのひとつに「飛行機やバスなどによる長時間の移動」があります。具体的には、時差による体内リズムの乱れや、狭い機内で同じ姿勢で長時間過ごすことによる疲労やストレスなどが主訴になります。

在宅ワークは飛行機などに比べると広い範囲で活動はできるものの、数日間も外に出ることなく家の中だけで過ごしていると、機内同様に昼夜逆転の生活に陥りやすく、また血行不良による疲労やストレスを感じやすくなってしまいます。

ここでは、快適な在宅ワークを送るための食事を栄養学から紐解きます。

コンディショニング③ 体内リズム!

体内リズムが乱れると自律神経は乱れます。自律神経とは、私たちの意志とは無関係に作用する神経(消化、呼吸、血液、ストレスなどを24時間調節してくれている神経)のことです。つまり、体内リズムの乱れは前述①②のコンディション悪化も招くため、すべての基盤が③であると言っても過言ではないのです。体内リズムをリセットする最も大きな因子は光刺激です。朝遅い時間まで寝て、太陽の光を浴びる時間が遅れてしまうと体内リズムは乱れてしまいます。朝日の中食べる朝食からスタートする1日がきっと快適な在宅ワークをサポートしてくれます。

【食べてコンディショニング】 生わかめのポン酢和え

わかめ

作り方:わかめを水洗いし、適当な長さでカットしたらポン酢で和えるだけです。

コンディショニング学:
わかめの「食物繊維」には、腸内環境を整える働きがあります。近年では腸が整うことで自律神経も整うことがわかっています。
旬の柑橘を搾ったポン酢の「香り」には、気力を巡らしてくれる働きがあります。

石松 佑梨(管理栄養士)
DOT.RECIPE代表 。大学卒業後、16年間の管理栄養士経験にて2.5万人以上の食事指導に携わる。 スポーツ栄養ではサッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの食トレを個別でサポート。 現在は、トップアスリートの食トレをビジネスパーソン向けにリデザインした「コンディショニングフード」を発信中。おいしいには一切妥協しない「ずるい栄養学」で、みんなの「なりたい」を叶えるべく活動している。

石松佑梨さんプロフィール写真2


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