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懐かしの土地へ 2

前回の続き。

Jerumbun|ジュルンブン

村からスピードボートで30分〜1時間弱川沿いを上流へ、木々の間をボートでゆっくり進み、さらに林を歩いて進み、たどりつきます。

フィーディングポイント「キャンプリーキー」の前を通ります
リアル!ジャングルの中へ
Gaharu(ガハル)の林

歩きながら、記憶をたどりながら、着いた!と思ったら、5年前と比べて木がすごく育っていて「ここどこ?」と驚きました。

5年前と今

5年前① (奥にインフォメーションとゲストハウス)
5年前②(キッチン)

苗を植えたばかりで建物がよく見えます。
それが、5年後…

5年後①(入り口)
5年後②(キッチンが右奥にあるけど見えない!)

同じ角度がどこかわからず;;ただ、建物より高く、木がすくすく育っていることがわかります。

5年前ボランティアで1番最初にきた活動地がここ、Jerumbunでした。そのときはまだ建物を建てている途中で、キッチンのコンクリートを一から混ぜて作って、床を整えていく作業をしました。

ほか、オランウータンが住める森を作るためどんな木を育ててるのかな、ということで、育てている種類のメモを取ってまとめたり、苗木を植えたりしていました。

建物や道路、お店に並ぶフルーツや野菜だったり、自分が普段当たり前に目にしている町の風景の原型(?)を見れた場所です。いろいろな気づきを得た場所で、好きな所ベスト5に入ると思います。

nanas(パイナップル)かわいい

今回再度訪れて、森が育っていく過程を垣間見ることができて、嬉しいです。

ただ、変わらず、プロジェクトサイトの周りにはヤシ畑があり、どう森が作られていくのか、それとも開発が進んでいってしまうのか、緊張感のある場所ではないかと思います。

ただ木を植えていけばいいことではなく、現地のマネージメントだったり、コミュニティの協力体制だったり、土地のことだったり。環境を守るには、人の意識や繋がりがついてくるものだなぁ、とアカデミックな視点を考えてしまいました。

奥の方にヤシ畑が広がってます


植林・環境教育活動

この土地では、日本を含め海外の団体の支援も受けて植林が行われています。F.C.マニスも植林と環境教育をこの場所でしています。

今年3月に植えた苗木のチェックを行いました。

植林地

植林には『ミヤワキメソッド / 宮脇方式』を活用しています。

「潜在自然植生」に基づき、その土地本来の樹種を混ぜこぜ、みっちり植えていく方法になります。日本をはじめ、アジア、アフリカ、ヨーロッパ多くの国で活用されています。

調べてみると、ミヤワキメソッドを活用した小さな森づくりが、2、3年前から改めて注目され、アジアのみならずヨーロッパでも使われはじめたようです。土も気温も日照時間も異なる環境で森が作られていくことを目にすると、カリマンタンの土地でもすくすく育つのではないかと期待できます。


Dah Dah (ばいばい)

〜Harapan village〜Pesalat〜Jerumbun〜と4日ほど行ってきました。

普段は町で生活をしていますが、タイミングを作って、木を植えにいったり、できたらゲストハウスに泊まって空を眺めたり風を感じたり、ゆったりできたらいいなぁ…!と感じました。

植林地や国立公園の近くに行って私が感じたこと気づいたことも、本環境教育プロジェクトに生かしていきたいと思います。


読んでくださりありがとうございます。

マスミ

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