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高校生がイベントを企画運営するということ

一昨日は高校生の企画イベントが
終わり、今感じたことを書いてみます。

■39冊中29冊

”春の本まつり”プロジェクトとして
2020年12月にキックオフしたイベント。
新庄市内にある個人商店を中心に
「高校生に読んでもらいたい一冊」を
提供していただき、それを高校生が
手にとって購入でき、さらに提供して
いただいたお店にメッセージを残す
ことで、大人と高校生を繋ぐという
企画でした。(購入してもらった
お金は全額JICAへ募金をすることで
次のテーマである”難民”について
意識を向けていくことに繋げた)
結果、39冊あった本の29冊が
高校生の手元に渡ることになった。
大成功です!

■期待と不安

イベントの準備期間から近くで
お手伝いとして見てきて
この2つの言葉が高校生の中に
常にあったな、と感じています。
「楽しみ〜」という時と
「大丈夫かな・・・」という時。
本当に感情が行ったり来たり
していました。
正解がなくて、前例がなくて
迷いながら立ち止まりながら
進む道は確かに怖いこともある。
でもその反面、ワクワクすることも
たくさんある。そういう感情を
自分たちの中に見出せた高校生。
すごく頑張ったね。

■伝えることの難しさ

このことにも気づけていたなぁと
思いました。これって大人でも
難しいですよね。私なんていつも
ここで悩んでいる気がします(笑)
高校生がこのことに気づけるって
高校生自身が動いていないと
わからないことだと思います。
自分たちがいいと思っていることを
相手にも同じ熱量でわかってもらう
ことって本当に難しい。
でも、それを諦めてしまうのではなく
根気強く、それこそ自分自身とも
向き合って、どうやったら伝わるか
試行錯誤することができた。それを
誰かから教えられるわけではなく
自分たちで考えて動いたことが
本当にすごい。

■褒められることってパワーになる

近くで見ていて本当にこれを感じました。
褒められることでどんどん自信がみなぎって
堂々と自分たちのイベントについて
初めて会う大人にも伝えることができて
すごいなぁって感心して見ていました。
高校生同士でのやりとりもすごく楽しそうだった!
お友達から「すごいね〜」って言われて
嬉しそうな二人。褒められると本当にいい顔になる。
それは全て自信につながる。
大人だって褒められたら嬉しい。
それは子どもたちにも同じこと。
そして、褒められた言葉をちゃんと受け取れることも
すごく大切なこと。
「いやいや、全然大したことないよ・・・」なんて
卑下することなく「でしょ〜!!めっちゃ楽しいの!」って
語れる二人はまさしく天才でした。

■イベントを通して

私自身も学びがありました。
高校生たちも学びがありました。
結論、何かやったことのないことをやるって
怖い中でもその後に手にするものが
とてつもなく大きくて
それが次の何かに繋がっていく感覚が
財産になるんだなって思った。
それが何になるのか、いつになるのか
それはわからなくても
いつか何かの時に絶対に力になってくれる
宝物なんだと思う。
そういう宝物を高校生の時に手に入れるって
ここから先、何かにつまづいたり困難に
ぶつかった時に、解決の糸口になったり
動くことで何か見えてくるから大丈夫って
自分を励ますためのスパイスになる。
「自分のことを自分で支えてあげられる」
これって大人でも難しいけれど
これができたら最強だと思う。
他人を変えることはできないから
自分で自分をいつでも認めてあげられたら
どんな時でも立ち上がれるよね。
もちろん、一人で生きていくわけじゃないから
助けてもらう仲間も必要。
今回、二人はお互いが得意な場面でしっかり
頑張って、お互いのが苦手な場面をしっかり
サポートしながら進めていました。
自然とできる二人はやっぱり天才なんです。
できないことを否定しない、できる人が
やればいいじゃない、これが当たり前の
世界になったら本当に幸せがいっぱいに
なるね。オールマイティーなんて
目指さなくていいんだ、得意なことを
誰にも負けないくらい自分のものにできたら
あとは他の人にお願いしたっていい。
「できない、苦手、だから得意な人助けて!
その代わり、これはすごく得意だから任せて!」
そんな世界で子どもたちがみんな
生きていけたらいいな。
せめて私の周りはそういう環境にしてあげたい。
そう思って今日もMフラは動きます!

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