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定期テストのこと

テストのことをどちらかというと「攻撃的」に否定することがここ数年多かったのですが、少しずつ私自身もレベルアップしておりまして(笑)捉え方というか見る側面を変えてみる、なんていう高度なことができるようになって、今、テストとの向き合い方がだいぶ変わりました。どちらも正解だと私は思っているので今までの私は間違えだった、というわけではないと思っています。テストというものの見方にはいろいろな側面があるね、っていうお話をしたいと思います。

■学校の定期テスト

昔よりもテストの回数が減った分、一度にチェックをする内容が増えているのが現在の定期テストの姿です。そのため、テスト前にチェックする内容が多すぎて時間が足りないと嘆いている学生が多いのだと思うんです。なので保護者の方の「そんなの私たちだってやってきたことよ」はちょっとズレがあります。回数が多くて大変だったかもしれない、でも一度に頑張る量は今よりもグッと少なかったんです。大人と子供の間で起こるちょっとしたズレがお互いの気持ちを伝え合う上で修正できたらいいのですが、感情が先に出てしまいズレがどんどん大きくなることが多いようです。

■定期テストの活用

もちろんテストをやると「点数」が終着点になりがちなんだけど、本来のテストの目的って何かというと「できることとできないことを見極める」なんです。でも、子供達自身でその見極めって難しいので、誰かと一緒にやることが必要。できれば英語を大好きな人に聞けると一番いいかも!って思うんです。なんでかって?それはね、どんな間違えは気にしなくても大丈夫なのか、どこは気をつけた方がいいのか、っていうのを言ってもらえるから。学校では「できなかったところは全部できるようにすること」が鉄則なんですが、そうじゃなくても大丈夫だよっていう考え方もあるんです。例えば、単語のスペルミス、もちろんミスしない方がいいけど、間違えてしまってそれを完璧に覚えるまで練習!よりも、このスペルだと読んだ時に発音ができないんだっていう視点だったり、子音と母音の関連だったりと、気づきポイントって色々あるんです。それを知ることの方が次に繋がっていく学び方です。

■間違えてから知る

これをできるだけ子供たち自身に気づきポイントを準備しながら一緒に見直す時間が、今はものすごく意味のあるレッスンの1つだなぁと思っています。特に中学生は英語の本当に大きな軸になる部分を学んでいる途中なので間違えてもいいからそこから何を得るか、にフォーカスできる方がいいんです。点数って先生判断で配点しているだけなので、その問題に本当に5点分の意味があるのか、なんてところはあまり意識していないものです。だから、どうか、点数で判断することだけはやっぱりやめていこうよって、ここだけはブレずに私が思い続けているところです。点数よりもどこにつまづいていたのかを知るきっかけを見つめられる、そういうふうに定期テストを使っていきたいです。そういう場所がたくさんあればいいなぁ。

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