文言噺『幼少期の思い出』

ふと自身の幼少期を思い出す。
…ロクな思い出がなかった。なんてことだ。

なので表面上でも明るく見せる為に門出の言葉風に綴ることにしよう。
というかそうでもしないとロクでもなさしかなくて書くほうも読むほうもツラくなってくる。既にキーを押す指が重い。
それでもよければ、どうぞ。



近所に男友達がいなかったー!実家周辺!
\ 実家周辺! /
登下校のハブられようか子供ながら精神にキましたー!

西遊記の真似をして頭にケガをしたー!デッキブラシ!
\ デッキブラシ! /
痛みの向こう側を見た気がしましたー!

ズボンの中に入ってたー!クマバチー!
\ クマバチー! /
二度刺されましたー!

怒られる度に喰らったー!親父のゲンコツー!
\ ゲンコツ―! /
今思うとー!少し恋しいものがありまーす!

些細なことで家を出たー!家出ー!
\ 家出ー! /
暗いのが怖くて数分で帰って謝りましたー!

今思うとー!ロクな思い出がありませんでしたー!
だけれどー!楽しい思い出もー!いっぱいありましたー!

帰ってすぐー!お菓子をもって友達の家に走ったー!
\ 放課後ー! /
距離はあれどー!その時間も楽しかったー!

母親にー!連れて行ってもらったー!
\ 映画鑑賞ー! /
あの経験がー!今の私を創ります!

夏休みー!いろんなところに行ったー!
\ 家族旅行ー! /
おかげでイントネーションが混ざってまーす!

こうした思い出がー!今の私をー!創っていまーす!
今はまだー!暗い思い出が多いですがー!
いつかはいい思い出が多くなるようー!頑張ります!
\ 頑張ります! /


以上です。
「長文で書けないから門出の言葉方式にしよう!」と思って書いてたら小学校の卒業式本番で自分の番の言葉を忘れかけてテンポを遅らせたのを思い出しました。ツラい。