見出し画像

結局全ては「パワー」なんだという話

極めて脳筋なタイトルで恐縮です。
ここ最近(2ヵ月ほど)ですが、柄にも無く筋トレをしています。
その昔私はニッチなスポーツ業界でプロ的立ち位置で仕事をしていた時期があります、プロ期間は数年でしたが、業界にいた年月は10年以上いたので、それなりに体を動かすということについては長けていました。
20代で生まれて初めてスノボーに行った時も半日で上級者コースにいけるくらいには身体能力が高かったので、恐らく体は仕上がっていたのでしょう。

全てをパワーで解決してきたんだなぁ、と今は思います。
それは力だけで捻じ伏せてきたという文脈ではなく、パワーがあったからこそ、力強さで乗り越えてきたんだろうな、という話です。

今更ながらトレーニングを始めた理由

その業界から離れてから5年以上の年月が経ちまして、私の体は見事なまでにプヨプヨに。引退後の選手たちが太る理由、よく分かります。
私は元より虚弱体質で、物心ついた時の記憶を遡れば病院の天井を眺めながら点滴が嫌でビクビクしているような子供だったなぁ、と。
小児喘息が寛解せず、大人になっても吸入器を吸うことが多いタイプでした。

ここ最近体調を崩すことが多く、加えてメンタル疾患になってしまい、更に体調悪化の一途を辿っていたことがトレーニングを始めた理由です。
過去にスポーツ業界(スポーツなのか?)で体を動かしていた時は何もしていなくても難しいことや恥ずかしいこと、辛いことにも果敢にチャレンジできていたし、体格は逆三角形でしたし、強かったなあと思います。
あの時のようなエネルギーが欲しい、あの時のような力強さが欲しい、というか、それが無いとこれから先、生きていくのマジで無理じゃね?と思ったことがトレーニングを本気で始めた理由です。

ビジネス領域に転身して起こったこと

スポーツ業界で生きていくことは難しいな、と感じたことからビジネスの世界へ転身、プロアスリートと呼ばれる肩書を手に入れるまで副業的に携わっていた仕事を活かそうと、同じ業界でもう一度ビジネスを始めました。
恐らくその時の私はエネルギーに満ち溢れていたのでしょう、当時から現在悩まされている病気を発症していたですが、特に気にもせず、エネルギッシュに走り抜いていきました。

ですが、元より私は虚弱体質でメンタルの弱いタイプ。
それが悪い方向に働きました、最初の数年、起業まで走り抜いたエネルギーが気付いた時には枯渇してたのでしょう、トラブルや不幸の渦中、私のマインドとモチベーションは底を尽き、気付いたらうつ病になっていました。

その時の私は体を動かすといったことは特に無く、仕事とパソコンとスマホの画面に釘付けの日々を過ごしていました。

重なるメンタル疾患と体調不良

とにかく精神的に参っていました。
加えて原因不明の体調不良、今だからこそ何が起こっていたかは分かりますが、全てメンタルからくる体調不良と病気でした。
人間の体とは面白いもので、本当に自分の気持ち次第で体調って変わるんですよね、力強い人は、力強く体調不良を解決してしまう強さがあります。
当然医者と薬無しには治らない病気もあるのでしょう、ですがある程度のことは自身の力で解決してしまうのかな、と。

格闘家の方々を見ていると本当にそう思います。
私はあんな怪我をしたら、二度と立ち直れないな、と。

でもその差に疑問を感じたし、人間の底力ってそうじゃないんだろうなとも考えていました。
だって私は散々物理的にも時間的にも精神的にも過酷な中を生きてきたんだから。

だから本気のトレーニングを始めた

人間の本来持ちうる力強さを再度宿らせたい、一番は健康維持が目的です、病に怯える日々からは脱却したい、それが一番の理由です。
二つ目に困難を乗り越える力強さが欲しいと感じたことです、明らかにヘナヘナしています、そんなこと会社の部下が聞いたら、いやどうなの?と思うかもしれませんが、人間みんな一緒だよ、心の内側は弱いのさ。
だからこそ、本気のトレーニングを始めました。

約2ヵ月ほど前から自重トレーニング、軽い有酸素から始めました。
2週間ほど前からダンベルトレーニング+自重+有酸素、2日から3日に1回追い込みまでやっています。

筋トレがうつ病に好影響を与えるのは3ヵ月目から、と聞いたことがありますが、本当にそうかもしれません。
ちょうど3ヵ月目くらいに差し掛かりますが、明らかにメンタルが上向いています、力強さがみなぎってきています、筋トレすごい。

今どんな感じ?

全てを力で捻じ伏せる、そんな感じです。
言い過ぎました、でもイメージはそれに近い、私はどちらかというと普段論理的なタイプだと思っていますし、根性論は部下にも説きません。
過去に上長から気合だの根性だの言われていた時は真っ向から反対していましたし、その影響からか、お前は頭が良く切れるタイプだから、きっと成功するよ、とまで言われていました。

そんな私が、パワーこそ全て!だなんて思うように変化してきたとは。
筋トレの力、恐るべしです。

これからどうする?どうなっていく?

さすがにフィジークに出よう!とかBBJに出よう!とかは思っていません。
前述の通り虚弱体質であることから、スポーツ業界にいたときでさえ人よりも筋肉の付き方が悪く、いわゆる細マッチョ体系でした。
なのでマッスルの世界で輝こう!とは到底思えていませんし、目指そうとも思っていません。

ですが健康維持ファーストで始めたことですから、これは一生涯やり続けたいですし、やり続けよう、と考えています。
その過程の中でドウェインジョンソンのような体になれたら嬉しいなぁ、なんて夢に思っている節はあります。細マッチョがどこまでいけるかな。

今はそれくらいにしか考えていませんが、何年も続けばもしかしたら目標が変わるかもしれません。
スポーツ業界にいたとき、まさか将来自分がプロになる、だなんて思って初めていませんでしたから、人生何が起こるかは分かりませんから。

一番の変化と伝えたいこと

一番の変化は、全てに勝つ、と考えられていることです。
なぜそう思うかというと、私が私自身に負けてばかりの時間を数年過ごしてきたからだと思います。
家族や友人、会社の部下からしてみれば色々なことを達成してきたじゃないか、と言われるかもしれませんが問題は私の中の納得感なんでしょう。
ビジネス業界へ転身してから向き合ってきたこと、挑戦してきたこと、挫折してきたこと、そして工夫しながらここまできたこと、それら全ての文脈が私の中では納得出来ていないんです。
それは恐らく、私が目の前のことから旨い事言いながら逃げてきたからじゃないかな、と思っています。
当然ですが結果はたくさん出してきています、成功もしています、成長もしています、その結果今現在良い結果に結びついている部下もいます。
ですが、私の中では妥協の部分が多いと感じていますし、まだ戦うべきだったし、もっと明確な勝利を掴み取るべきだった、と思う点がたくさんあります。
それがたまらなく劣等感になっていて、受け身で逃げてきたから、だと思います。

だからこそ、力強い肉体に力強い精神を宿して、全てに勝とうと考え改めました。

パワーです、圧倒的パワーが必要なんです。
ロジカルもストラテジーもテクニックも、全てパワーがあって成り立つ。
少なくとも私はそういうタイプだったんだと思いますし、私はそれが心地よく、納得感につながるんです。
細胞レベルで己の血肉を滾らせ、常に戦い続ける。
そして全てに勝利する、仕事も趣味も病も人生も、全てに勝ち切る。

パワー、それが全てを解決する始まりの要素だったんだ、という話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?