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名前と顔と、言葉しか、知らない。

私たちは会ったことがない。

だけど月に一度、画面越しに”会う”関係。

名前は知っている。

なんなら、顔も分かるし、声も聞いたことがある。

この関係に、なんと名前を付けたらいいのかな。

知人、友人、仲間、同期…。なんだろう。

はじめましてから半年。

2020年5月23日に「はじまりのメール」が届いてから半年が経とうとしています。

(メールの一部)

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そのメールには、阿部さんのメッセージ、第1回目の課題の内容、それと100名の企画生の名前が書いてありました。

「100名」とは分かっていたけど、実際に「100名分の名前」を見たときには、本当に圧倒されて、それは、きっとみんな一緒で、どんな日々が始まっていくんだろうと、ワクワクとドキドキと、不安が入り混じった気持ちだったと思います。

時間はまだまだある!頑張るぞ!

と思っていたのに、もう最後の日が近づいている。#出発の日まであと 1ヶ月もない!!なぜ?!

みんなから学ぼう!

そう思っていたけど、できない自分が悔しくて恥ずかしくて。みんながかっこよくておしゃれで洗練されていて羨ましくて。

「みんなと友達になりたい!」「切磋琢磨したい!」なんて気持ちは、ちっぽけな嫉妬で目や耳をふさいだ結果、1回目からあっけなくしぼんでいったのでした。

これまでの講義は、

1回目:6月13日(土)
『自己紹介の企画』
伝えるのではなく「伝わる」ように、あなたの広告をつくってください。
「素敵ですね」をあなたなりに言い換えてください。
あなたが感動した『ものは言いよう(A→B)』を教えてください。                      

2回目:7月11日(土)
『テレビの企画』 by テレビ朝日 芦田太郎
フワちゃん or バナナマンをメインに据えた、
ゴールデン帯のファミリー向け番組を企画してください。

3回目:8月15日(土)
『名付けの力』

・「名前紹介」自分の知らない自分に出会おう(A4・1枚)
・参加しようと思った理由にタイトルをつける(MAX5案)
・時代に名前をつける(3案)/違和感に名前をつける(3案)

4回目:9月12日(土)
『チームの企画』
by 劇団ノーミーツ 林健太郎
年内に、せっかくだから、
1つ、何か企画する。チームで。

5回目:10月10日(土)
『記事を書こう』

読まれる文章とは何だろう?テーマ「あの感情に今、名前をつけるなら」
MAX:3000文字

こんな感じ。(振り返るともう懐かしいですね…。笑)

月に一度とは言えど、課題に取り組む時間やみんなの課題を見る時間などを含めると講義の時間(約2時間)はほんの一瞬だったよなあとしみじみ。

与えられる課題は、日常生活では考えたことのないものばかりで。考えても考えても出てくるものはありきたりで。

反省を活かして次こそは!

毎度毎度打ちのめされては焦るばかりで、楽しいよりも頑張らなきゃという気持ちで辛くなっていきました。

そんな中で出された6回目の課題。

6回目:11月14日(土)
『自分の企画』

未来の自分を企画する
「あなたはどんな企画をする人になりますか?」

「あなたはどんな企画をする人に"なり"ますか?」

うう。おお。ぬぬぬぬ。

うむうむむ。んーーーーーーー。

む、むずい…。

「なりたい」じゃなくて「なります」かあ…。

こ、これは、いわゆる決意表明ってことなのかな??

どんな形にしたら、私の決意が伝わるのだろう。

そもそも私はどんな人になりたいのかな?

どうして、言葉の企画に参加したんだっけ。

半年前の私と出会い直す

私たちひとりひとりには、講義毎に学んだことや気付きをシェアできる『感動メモ』というものがあります。

(これは、私の感動メモの一部。)

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思ったことをぽつりぽつりとつぶやくように。みんなの情熱や迷いや葛藤も、オープンに見ることができます。

同じ講義を受けているはずなのに、感じ方や視点が違うのも面白い発見ですし、言葉やまとめ方に人柄が出てくるなあって、楽しみに見させてもらっています。

私は感動メモの中で『あなたにとっての「企画」とは?』という問いに対して、こう書いていました。

ひとりでは、できない。みんなで企てるからこそカタチになるもの。独りは好きだけど、ひとりぼっちは嫌いな私が周りの人とつながれるツール。

あれ?

もしかすると…。

ヒントは”ここ(感動メモ)”にあるんじゃない??


そこから、これまでの自分の軌跡を辿ってみました。

自分の内面をさらけ出す、というのも、少しずつしていければいいな。

聴くだけではなく、きちんと手も頭も使って、自分のものにしていきたいです。
自分はできない、能力がない、と思う前に、きちんと行動していきます。 

ザラザラした気持ちが、人の心を動かす。
沸々した気持ちを例え表に出さなくても、考え続けることが大切だ、という言葉、グッときました。 

私は、私で、私を創っていっていいんだな、と思えました。

「一人一人の負担がひとりひとりの充実に」は首を何回縦に振ったことか。

自分には苦手な部分があるということを公言し、それでもなおやりたいことがあると言えることは本当に羨ましいなと思います。

自分の文章は、正直、独り言のようになってしまって、人に読んでもらうには、まで考えられていなかったと思います。

自分のざらざらした部分も出していく練習もする。みなさんのざらざらでも泣いちゃうのに、自分のは、どうなっちゃうんだろう。でも、これを乗り越えないと、本当の意味で、自分らしさは出ないかもしれない。怖いな。

ちゃんと気づけてる。

少しずつだけど、学んだことは自分の心にちゃんと届いてる。

あとは、行動するだけ。

カタチにするだけだ。

『自分の企画』に学びも、気づきも、悔しさも、愛しさも、入れ込みたい。

そんな気持ちをぎゅっと詰め込んだ企画。

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今まで提出した課題の中で一番自分らしいと思えました。誓約書というのがいささか重すぎたかもとは思いつつ、「言いたいことが言えた!」と心がすっきりと晴れやかな気持ちになりました。

見栄を張らず、真面目に、心を込めて。

そんな私の気持ちが届いたのか、6回目の講義では、沢山の方に嬉しいコメントをいただきました。

〇字が綺麗
〇誓約書というアウトプットの仕方がいい
〇自分の内側を書くまでに苦しみがあったのではないか
〇自分を愛する、ってことに気づけたのは偉い!

ああ、伝わるって、こんなにも嬉しい。

自分の話を聞いてくれる人が沢山いて、恥ずかしかったけれど、みんなが受け止めてくれて褒めてくれて、幸福感に包まれました。本当に本当にありがとうございました。

「書く先に人は進める」って本当だったんだ。

2020年12月12日→2021年6月18日

言葉の企画2020が終わってから約半年後に私は30歳になる。どんな世の中になっていて、どんな企画をする人になっているのでしょうか。

たかが半年、されど半年。

劣等感、焦燥感を感じていたこの半年間も自分の成長のために大切な時間でした。そのおかげで、自分も相手も大切にしたい、と思えたのだから。

自分の決意を、カタチにしていくために、まずはできることから、行動していこうと思っています。

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企画を学んでいるはずだったのに、愛を学んだ気がします。

最後の最後まで、みんなに愛を伝える努力をします。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

まだ見ぬあなたへ愛をこめて。

いつも読んでくださり感謝です◎楽しくて大騒ぎしたかと思えば、失敗して落ち込んだりして忙しい毎日を送っているわたしです。「今日も落ち着きないな~けど推せるわ~」と呆れながらも「いいね」を押してくださるみなさんに支えられています🐵いただいたサポートは、明日の活力となります🍺