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エッセイ『3人を生きる』

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一卵性三つ子として生まれた著者が、三つ子として生まれる腹の中から20歳までの、三つ子の一人の視点から書かれた記録です。特殊な環境、「私」として存在することへの葛藤・焦り、三つ子と…
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2019年1月の記事一覧

3人を生きる-アナタの知らない三つ子の話- vol.20 3人を生きるという意味

 さて、前回までの話が、三つ子の誕生から夢に向かって歩き出すまでのある一人の視点から展開される過程である。  ここまで、読んでくれた読者の皆様、そして、今、このシリーズを初めて読み始める読者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいである。  あ、この雰囲気、これで、このシリーズは完結なのかしら……と思った方、ご安心を。まだまだ、このシリーズは続いていく。  ここからは、前回までで登場しなかった三つ子のエピソードを書き連ねていく。どうでもいいことから、至極重要なことまで。  また、ここ