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堀田季何「夜色」 俳句

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夜な夜な羽振く老蝶や脳の奥

文藝のをかしみさんま少し焦げ

春秋のごとき藻塩や月の桌

水澄むや音たつるもの淘汰して

無言の列を追つてゆく猫や秋

毒りんごひと口かじる母のため

通信機たち話し合ふ街夜寒


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