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佐々木実「宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて」
文・中島岳志(東京工業大学教授)
「憤怒」から生まれた経済理論
近年、経済学者・宇沢弘文を再評価する機運が高まっている。新古典派経済学が見落とした格差拡大や公害、環境問題に早くから注目し、そこから生み出された経済理論が、半世紀の時を経て、現代を突き刺しているというのである。宇沢は、なぜ卓越した先見の明を持てたのか。なぜ20世紀の世界は、彼を十全に評価できなかったのか。本書は、宇沢の生涯と学問のエッセンスを、コンパクトに提示する。
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1,179字
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