腑抜け

今、腑抜けになってきている。
今というのは2020年9月8日(火)。

なんだろうな。

就職が決まった。確かに大きな節目ではあると思う。
自分の業が決まりつつあるのだから。

そうか、俺の業は、「***」か。
目先のことも、将来のことも考えにくい。

俺は何をマイルストーンに生きていけばいいのだろうか。
とりあえず明日は高校の同級生3人とご飯をする予定だ。
既に働いている先輩方と何かお喋りしたら、何か視界が拓けるかも。


今日は朝から、
ファーストサマーウイカ&ナヲ、
菅田将暉&綾野剛さんのラジオ
を聴いた。

今は伊集院光のラジオを聴いている。
なぜか伊集院光のラジオはあまり私に合わない。

昨日、私は自分が食べたくて麻婆豆腐を作った。
家族全員で食べた。いや、母は寝ていたから食べていないな。
3人で食べた。美味しかった。
実は妹も作成に手を貸してくれた。
濃厚つけ麺fmでも話したんだけど、
仲間と共に一つの目標を達成するのは心地いいものだった。
久しぶりにチームプレイを味わった。
今回は麻婆豆腐制作が目標であった。
身近な小さな目標でもこんなに自分が嬉しくなり、
料理を振舞うと周りは喜んでくれるのだなと感じた。

私はおそらく承認欲求が強いんだ。
人から認められたいんだ。
でも、いつの日か、承認されることを諦めていた。
その最初は高校3年の終わりに起こった大学受験不合格を契機に始まったと理由づけられるかもしれない(本当のところはわかりません)。

そのあと、高校生のマインドは予備校でも大学最初は引きずるわけで…
・貧乏根性
・勉強が得意というアイデンティティの喪失
・異性にもてるわけでもない
自分の魅力が自分でもわからなくなり、暗中模索、大学生活を始めた。

序盤はボッロボロのTシャツを着て登校していたな。
2年生くらいから少し、安物の新しいTシャツを着ていた気がする。

なんとか小さな自尊心を保ちながら、その日を耐え忍ぶ生活。
周囲は普通に似合っている格好をしている者。
お洒落に、気品があるような、明らかに育ちが違いそうと思わざるを得ない者。

そういう人たちと自分を比較し、自分は貧乏だから仕方ないと根拠付け、一般的に綺麗な格好を妬み、僻んでいた。

 今ではこの自分を卑下するような、「自己肯定感低いんですよ」と周囲に自分からアピールするような、
「私は皆さんよりも立場が低いので、私に配慮してください」
を押し付けて生きていくことに、なんの意味もないし、こんなことを考慮してくれる人間もいない。そんなことよりも何よりこんなことをしていた自分をダサいと思える。

 こんな風に自分を見つめ直せたのは、ラジオ・人との対話に依る者だと思う。
 ラジオからは、自分をさらけ出し、感情を言語化することの素晴らしさを日々教わっている。彼女や親しい友からは、実際その言語化した感情を吐露している。自己開示をすることで、相手との距離を詰める戦法を大学で習得していた。これは意識していなかった。こみやまよもサンのラジオでこのことが話されていて、「私もそうしている!」と気づかされた。こみやまよもさんの言語化には惹かれている。

 そして、恋人に関しては1年間であったが、親しい異性の友人となり、恋人となり、1ヶ月で自然消滅という事態に至った。
 悲しむ隙を与えないまま、「就職活動について考えろ」とカレンダーは私にタスクを課してきた。彼女のことは脳内に抑圧しているんだろう。抑圧している。忘れている。おそらく思い出すとさらに何も手につかなくなるのではないだろうか。

 気づくと伊集院のラジオは止めて、AppleMusicで04リミの人気曲を流している。ギターの音量、ドラムの刻むビート、ボーカルGENのテンションは妙に私の今の心に馴染んでいる。

 私は腑抜けになっていると書いたが、もしかしたら、腑抜けではない。頭のメモリがフルなのかもしれない。記憶域ももうフルなのかもしれない。何かを消去しないと考えることもできないし、記憶することもできない気がする。
 私はいつの日かとっても記憶力が悪くなった。明らかに記憶力が落ちたのは予備校に入ってからだと思う。仕入れる情報量が莫大だった記憶がある。

見知らぬ土地での寮生活。
序列化される自分の学力。
周囲にいる様々な人間。

 これだけあれば、今までの18年間の記憶を圧縮せざるを得なかった。圧縮する際に消えていった思い出も数知れず。

 そんなこんなで今まで脳内ストレージ・メモリは満タンである可能性が高い。腑抜けの逆なのかも知れない。マルチタスクがもともと苦手ではあるが、最近はマルチタスクが求められることが多いいよな。

 まぁ久々にタイピングして、頭を整理させた。
 少しでもクリーンナップできていればいいと感じる。
 最初は脳が追いつかないかも知れないが、とりあえず体を動かそう。
 動かしているうちに、理由が見えてくる。
 
 私は理由を見つけてから行動しようとすると、一生考えているようなタイプの人間だと思うから。

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