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囀る鳥は羽ばたかない57話感想

⚠️囀る鳥は羽ばたかない57話のネタバレ盛大に注意

たった今読了しました。感情が入り乱れ、もはやフリーズしております。
私自身この作品に今興奮と初めての感情と愛でどう今向き合おうか困惑中です。

あまりにも作品から受ける感情がいっぱいでちょっと思考停止になってるかもしれん。

色々脳内ぐちゃぐちゃ、でもこのまま寝れないし、今文章力に自信がないけど
読了直後の感想をいつも通りつらつらと連ねていきます。
駄文すみません。

※ここから囀る鳥は羽ばたかない57話ネタバレです

今回はね、キッスが多い・・・!!!
もう、もう、キッスは結構グサグサと刺さるのよ。
特にこの作品においてはね・・。
だって今までのこの長い囀る史を振り返りましょう。
みなさん、偉大な歴史の時間ですよ↓
お互いが初めてキッスをしたのはなんと5巻、23話です。今巻数で言ったら単行本が8巻だから物語中盤なんですよ。ようやくのキスだったわけです。それまで二人はちょめちょめしてた仲だったけど恋愛として相手に直接表現してきたのが5巻だったわけじゃないですか。それがキッスだったじゃないですか。
それから、その後もそれまでもずっとずっとちょめちょめしながらすれ違いの二人ですよ。今もだけどな!!!!!!!

で、ようやくこの最近の数話は情熱的なキッスが多いこと!!!!!!
情熱的であり、あまりにも感情的なキス。チラ見せからもそれが大いに感じておりました。1読者はもうなんかこの歴史を見届けてからのこのキスだから感情爆発。
こちらも感情的。

矢代も「もっ・・・キスは い・・・」
って言います。ああん矢代可愛い・・・あなたの途切れ途切れセリフたまらんけんのう・・・!!!(矢代が可愛すぎる病気発病)
久々の「どう、め 」
ああん矢代かわ(以下反復省略)
どうめきも拒否られたらいっちゃう、いや分かるそれはまだキスしたくなる分かる
手首を押さえつつなんかでも前の時とは少し違う、優しい手首押さえに感じます。腰ぐい。初めての兜合わせ。はあ、、、いい、、、。ちょっと百目鬼のがでかい
しっかりその辺りの描写もグー(本間私誰)

矢代のコロコロティクビ
余談ですがヨネダ先生が描くティクビのコロコロ感たまらなく好き

「早く 挿れろ よ」
の矢代の催促 
百目鬼は挿れずティクビを舐めますね。まるで性欲処理でやっている訳ではないと百目鬼から漏れ出るよう。このあたりから百目鬼は前の時と違い酷いセックスではなく初めてのセックスを思い出させます。

やっぱり矢代もそこで「酷く・・・しないのかよっ」
百目鬼の止まらない前戯。
太ももを愛撫する。
ここで矢代は「も いいって・・・ 言って・・・」といいながら
最初の身体がつながった時の同じく足を愛撫する百目鬼のワンシーンを思い出します。
私はここから胸がギューーーーーンって締め付けられます。涙腺から水が出だします。
矢代、百目鬼を思わず突き飛ばす。
・・・。矢代・・・。

矢代、ねえ、あの愛されるセックスがトラウマなの?
もう私も苦しい。
愛されることがそんなに怖い?逃げたくなる?
もうそんな感情で泣けるのよ、ねえ解放されてほしい・・・

百目鬼も一瞬びっくり。でもすぐに目が座る。
百目鬼も馬鹿ではない。すぐに察します。
「お前 やっぱ しつこい」の矢代を見て
「吐きたいなら 吐けばいい」
百目鬼も矢代が今逃げたくなったの分かっている。でももう、そんなのは関係ない。きっと色んな意味を抱擁しながらでしょうか。
でもその百目鬼のシンプルさがゆえの強引さで矢代の複雑さを蹴飛ばしていかないとダメなのかな。

そして挿入。寝バック。
百目鬼、矢代の背中を見てすかさずこちらに矢代を向けさせる。
百目鬼からたまらなくキスをする。
もうこの一連を見てずっと百目鬼は矢代のことを愛して愛してたまらないという表情が見てとれます。矢代を一心に求めています。
また、キス。このチラ見せにあったキスシーンのお互いの表情がたまらなくいい。
心に残る囀るのキスシーン史刻んでいってます。

Xの方でこのキスシーンのチラ見せの矢代の手について、百目鬼の首を掴もうとしているが百目鬼に深くキスされて、んっ掴みきれないとかなんとか言うておりましたがこの話の一連の流れから察するに、めっちゃ浅はかな戯言でした。
おそらく、まだ心が素直に掴みきれない心情もあったと思えます。戯言でした。

「はは ヤリたくって しょうがねぇってカオ してんな」
「懐かしいこと 言いますね」
「あ?」
確かに懐かしい。やっぱ矢代は自分が言ったこと覚えてないけどそれは遥か遠き百目鬼が矢代のただの純朴なイッヌだった時に矢代がそんな顔見てみてえなと言ってました。お互い、こうなる事は予想だにしなかったでしょうけど、ヤリたくってしょうがねぇって顔、お互いがしてます。こんなところまで二人は辿り着きましたよ。

「自分は どうなんですか」
「俺は・・・してね・・・っ だろ」
めっちゃしてます。
ちょっとイチャ(に思えてしまった)

百目鬼の背中に足をクロスさせる それを見て古のオタクの脳内には「だいしゅきホールド」という単語が浮かび上がる・・

そしてセックスが幕を閉じていく

百目鬼が服を着る 帰っていく大好きな人の服を着る描写ってなんかもの悲しいよね うん。。
「また 来ます」
「セックスしに?」
百目鬼何も言わずパタン

ここで矢代が囀るにおいて重大な単語を出す。それが私にとって大いにハッとさせられる。
「矛盾」
この言葉は囀るの作品にとって重大なテーマ。(って勝手に思ってます偉そうにすみませんでも強く考えさせられる言葉なのでとても見過ごせられません)

「相変わらず俺は矛盾している」
この物語が始まるエピローグの一つの冒頭、「人間は矛盾でできている」
私はこの作品に入り込むきっかけとなったテーマなのでこの流れに、そうか今またこれが来ましたかってなりました。

矢代は自分を冷静に俯瞰してみます。
自分のこの矛盾したどうしようもない性をまた述べている。
私の涙腺がまた水を出し始める。

「人は変わる生き物だが 俺については何も変わらないようで まるで成長しない家畜のようだ」
そしてこの章は終わる。ヨネダ先生の10周年の記念本に囀るの初期プロットがありましが、ヨネダ先生は小説が書けるのではなかろうかというくらいにあまりに文章を書くのが上手い。このモノローグがあまりにも小説的。
そして矢代がこの内容を冷静に語れば語るほど私は本当に悲しい気持ちになる。
矢代、人は皆、矛盾を抱えて生きているんだよ。

このモノローグの間に矢代が学生時代、たった独りアパートで泣いている苦しい回想がある。あまりに悲しい。
あの時から自分は変わらないと。歳をとって、誰とも深入りにならずのらりくらりヤクザをやってきた。心を動かされることはない。傷つくこともない。自分自身をわかっているし、受け入れてもいる。
でも、百目鬼とこうなった今、蓋を開けてみればあの時と同じ感情で苦しめられている自分がいる。何も、根本は解決されてはいない。

そのような考えが私の中で巻き起こると、今回の話はただ事ではない、これはと思ったのです。(いつもただ事ではないけど)

なのでこの駄文の冒頭にある通り、色んな感情がせめぎ合い、フリーズしてしまいました。でもようやくちょっと消化。
明日も仕事。超寝不足。キーボードがもう打てない。
まだまだ、この話を吟味、考えていきたいけど流石にもう気力限界で脳細胞が死んでいっているので一旦これで切り上げます。

とにかく、もう、すごい作品。また早く何度も読み返したい・・・!!!

長文駄文になりましたが読んでくださった方ありがとうございます・・・!







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