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矢代の性行為について

※以下、「囀る鳥は羽ばたかない」イァハ本誌(9巻収録分)ネタバレ有りです。

矢代の性行為についての捉え方、散々皆さんも私も書いてきたシコティ考察ですが9巻もそろそろ出る頃合いなのでまとめてみました!

矢代は一巻からプロフィール覧にまで、
ドMで変態ヤクザ的紹介で矢代自身もそういう自覚とノリで生きてらっしゃったけど、
4年後の話で知る事は、矢代は本当はセックスが好きじゃない。
それはおそらく今まで無自覚だ。

百目鬼に優しく愛情に包まれたセックスをされたから知ってしまった。

ー知らなければ 失くすこともなかった

囀る鳥は羽ばたかない 第47話

自分では気づかなかったかもしれない、本当はいつも酷いセックスをしたいわけではないということに。矢代はこれを呪いと呼ぶ。

これは矢代の根の部分に触れざる得ない展開である。

なぜそうなるかというと幼少期の性虐待に立ち返らねばならぬのだけど、それは今まで散々感想で連ねてきたので割愛。

今後9巻収録であろう話を振り返ってみると、
52話の4年後の2人の初セックスを見ると、矢代は今までセックスしすぎて意識を飛ばした事がないとのシーンがありました。
これを最初に読んだ時は私は意外だと思ったのですが、そうか。矢代は意識を飛ばすほど心から身も心も気持ちいいセックスをした事がないからでは?と今更ながらの感想で思ってしまった。
ということは、あれだけ自分を性欲がありあまったドMで変態と公言しときながら、実はそうさせられてしまっただけで、根本はそうではないということですよねと。

それを知ってしまい、四年前の百目鬼とのセックスでも涙がこぼれてしまったし、(色んな感情の経緯はあると思いますが)そのセックスを知ってしまってからは百目鬼以外はもう勃たない体になってしまった。

まーそうなってくると勘弁してくれって今回の58話で出る言葉のように、百目鬼が好き。受け入れてしまったら自分が歩んできた今までの自分を否定しなければならない。それは並大抵ではない行動であり、矢代が壊れてしまうかもしれない。だから受け入れられない。命をもう終わらせてもいいと思うくらい自分がどうしようもない。百目鬼は相変わらず体だけという程で何度も抱きに来てくれるが、言葉には表してはくれない(百目鬼からしたらできない・したら関係が壊れる)
あんなに色情魔だったのに百目鬼以外勃たない。
それは百目鬼が好きだから。
そして好きな人以外とはもうやりたくないという本心。

無限ループですね。
でも塵積もな努力って人間関係には存在すると思うので、あと何歩かっていう感じがしてくる私には(希望をもってますからね!)

なのでそのあと何歩かを歩んで近づいていってもらい、そこで百目鬼が矢代に改めて愛の告白をして矢代は本当そのままを受け入れて欲しい…

矢代という美しくも儚く刹那的に生きてる人間は大いに魅力的であり、一読者の私も心奪われてゾッコンなんですが、今こうやって話の内容的にずっと矢代という人間はという1人の魅力的な人間に対して深掘りしてくれるこの囀るという作品は本当に大好きですね。

私もいつまでも矢代狂になりたいと思います卍


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