まだ完全には癒えてない。
今は、まだ令和06年08月27日午前09時56分。
老後のことを、最近よく考える。
時代が時代なら俺にも目はあったんやろうな。
それか、単に錯覚で初めから見る目もないのに得意気になってるだけとか。
……。色々と考えすぎて、未だに俺は身動き取れずにいる。
ぜがひでもつとねがひはすれどもまどもあせるぜぜるひえるおんとのごとくかまえ、ひもとひももつとおんがくかまどまえあせるぜひえるぜのるぜねごとがすれどはで、ド派手な構えに真剣味、よくあるこったと言わしめるまでもなかりけり、……っと。
自らの心の内に基本を形成して鍛錬を重ねることで、心にも強靱性あるいは堅牢性が生まれる。まだまだ俺は、奴には程遠い。奴の覚悟を俺は見習うべし。
……。事情なんて次々と変わり、過去の時点において正しかったとされることでさえ所詮は転覆しうる。それやのに俺は、友の心を抉った結果として信用や信頼を完全消滅させてしまったことについては……、
「その失態に関する是非が転覆することもなければ特に赦されることも一切なく、自然科学系論理的思考法を以てしても太刀打ち不可能であり、全く何もせずにいるのが得策かつ礼儀だろう。」
……、と考えている。
未だに記憶から消し去れずに写真記憶として痛烈に残っているその大失態のことを、いい加減に俺は忘れてしまいたい。なかったことにして記憶に蓋を重ねまくるのが、こうまで難しいとは思わなかった。
おそらくは、70年以上後にも同じことを俺は考えている。
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