2022/2/1 笑いとは尊いものである

今日は、書籍「ウケる技術/水野敬也さん」についての人気Youtuber、サラタメさんの要約を見て、すごく面白かったので、それについて書きたいと思います!

https://youtu.be/Z97i7KYRZx0

今日言いたいのは、笑いをとりにいくことは、尊い行為であること、ということです。


まず、本書について軽くまとめますと、

本書の結論は、

笑いはセンスや才能によって生み出されるのではなく、

単なるパターンの組み合わせによって生み出されるものである、ということ。


具体的にどういったパターンがあるのかというと、

①クイズ化

②過度な恐縮

③ポジティブな勘違い

④気遣いディスり

であります。


各項目について補足説明していくと、

①クイズ化とは

〇〇さんって休日何されてるんですか?当ててみても良いですか?といったように、相手の情報をクイズ化して、コミュニケーションを弾ませるテクニックのこと。

ポイントは、クイズ化によって会話のラリーがテンポよくなり、寄り道も増え、何か盛り上がった感が出ることです。


②過度な恐縮

こちらは、クイズ化より少しボケにいってるのでハードルが高いです。

例えば、「〇〇さんと飲みに行けるなんて光栄です!僕なんかでいいんですか?7~8軒はしごしましょう!ウコンいっぱい飲んで来ました。パンツも新品はいてきました!」

のように、天皇陛下3人分くらい丁重に扱うことで、いや恐縮しすぎだろ、とツッコめる余地を設けてあげます。


③ポジティブな勘違い

こちらは明確にボケることになるので、①②と比べてぐんとハードルがあがります。

具体的には、

上長に怒られた時に、もしかして、俺って上長を脅かす存在なのかな?

とか、

同僚にお前仕事遅すぎだろ、とか言われた時に、俺のこと好きってこと?

といったように、

あえてポジティブに勘違いをすることで、そんなわけねぇだろ、と相手のツッコミを誘います。

こちらのポイントは、関係性が構築できているかどうかだといいます。

ボケるとは裸になるようなもので、関係性が構築できていれば、爆笑を取れる可能性がありますが、関係性が構築できていないとただの露出狂になってしまうということです。

つまり、関係性が構築できていない相手にボケることは犯罪級のことだそうです。笑


④気遣いディスり

そして最後に気遣いディスり。

これは、①〜③と比べてさらにハードルがあがります。

具体的には、例えば「俺って痩せてるよな」と言ってきた太っている上長に対して、

「当たり前じゃないですか、ちょっとその腹筋触らせてもらっていいですか...いや太ってるやないか」といったようなことです。

ポイントは、芯を食いすぎてないかどうか。

中年男性であれば、太っている、や、顔が怖い、はディスっても気になりませんが、若手から嫌われている、や、女子社員から嫌われている、は芯を食いすぎているので、笑えないということですね。


また、愛情があるかどうかも大事で、

ツッコミとは、ただ相手の間違いを指摘する行為ではなく、
相手の意図を理解していますよ、ボケを理解していますよーという愛情表現なんです。

だから、相手の間違いを指摘したらなんでもよいわけではなく、このことについてディスってよーという相手の意図を理解してディスることが大事なんだそう。

つまりこれは、相手の言外の意図を理解し戯れる、高尚なコミュニケーションの形なんだと思います。


以上、ここまでサラタメさんのYoutubeに沿って本書についてまとめてきました!

サラタメさんは最後に以下のようなことを言っています。


笑いをとりにいくことは、ただの良い人に甘んじず、リスクを承知で自分も他人も笑顔にすることを試みる、尊い行為である。


僕は、感激しました。

確かに、笑いをとりにいったり、ボケたりする行為は、スベったり、傷ついたり、関係性を悪化させたりするリスクを伴います。

相手に嫌われたくないのであれば、ただ親切にしていればよいだけです。

でも僕達は、ただの親切な人に甘んじず、相手を笑わせようと、リスクを承知でボケたりします。

もちろん、承認欲求を満たしたいだとか、笑いをとれた時の快感が気持ちいいとか、そういった自分の気持ちがモチベーションになっているかもしれません。

しかし、先程も述べたように、ツッコミは愛情表現であり、相手のことを理解していることを伝える行為でもあります。

また、ボケることは裸になることで、相手との関係性を見極めて、信頼していることをアピールしているとも言えます。

そのような高尚なコミュニケーションの上で成り立つ”笑い”は、単に承認欲求を満たすだけではなくて、自分も、相手も、多くの人を幸せにするものだと思います。

そんな多くの人の幸せを得るために、リスクを承知で笑いを取りに行くことは、確かに尊い行為だなぁと思うと同時に、僕も今まで自分がそのような行動をとってきたことを思い返し、誇りに思いました。

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