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クリーム島 ダイオウグソクムシディストピア潜入ツアー

(しそちょう島の報告が滞っておりますがそちらは一言で表すと「夏の特別展開催まで牛歩」となります。)

仰々しいタイトルのとおり、びゅーんさんのお島は現在期間限定の姿としてダイオウグソクムシに支配されたネタ島となっております。

そこで4/25の時点で先行公開としてご案内いただいておりました。その時の様子がこちらのご本人の記事です。

そして5/27と6/4の2回に分けて、本格公開となったクリーム島をびゅーんさんご本人にご案内いただきました!

ダイオウグソクムシ(以下、実際の生物とクリーム島を支配している侵略者を区別する意味でクリーム島で広く用いられているDGという略称を用います)に支配された人間の暮らし、DGが島の本性を隠し観光地として頭蓋の人々を欺いている様子、そしてDGによる支配の核心と人々がそれに対抗するまで……という緻密なストーリーを、お島の造りそのものとびゅーんさんのご案内の両方で体験させていただきました。

ストーリー仕立ての島は夢番地でも色々公開されているのではないかと思いますが、ご本人のご案内やお芝居で体験させていただけたことでますます濃密な体験となりました。びゅーんさん、先行公開を合わせると3回にわたって本当にありがとうございました!

……というわけでストーリー性のあるお島ですので、今回の訪問レポはネタバレとなります。

もしネタバレの前にクリーム島をご覧になりたい場合は、夢訪問等をご利用いただければと思います。

それでは、5/27の前半部分から。

5/27 入島審査不合格

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Aquors島のしほさんとご一緒させていただきました。DGに後れを取らぬようにと「ナイトビジョン」と「しのびのふく」で固めたニンジャスタイルだったのでしほさんとの落差がすさまじいです。

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DGのポスターが張られた入島審査室にて……なんと二人して入島審査に落ちてしまいました。そらこんなニンジャ落とすわ。

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海岸やDGと掘り抜かれたドブの横をすごすごと引き連れられていきます。

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するとスラム……というか建物すらあまりない貧民街に辿り着きました。審査に落ちた者はここでの生活と強制労働を強いられ、島民代表のはずのびゅーんさんですら例外ではないのです!

そもそも光が届かずマリンスノーが降りしきっており、環境までもがDG寄りに改変されているのも恐ろしいところです。

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元のクリーム島で悠々自適の生活を送っていたはずのクマ一家に至っては収監されているではありませんか!

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とくればこんな……処刑場まで備わっているのです。顔出しパネルの応用が光りますね。他の備品も異様な雰囲気を醸し出しています。右手前にカミツキガメがいますが、DGは単純労働だけを人間にやらせて、それ以外の業務はこうした水の生き物にやらせているようです。

工場~事務所

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人間にやらせている単純作業の現場がこちら。リフトから上がってきたゴミをラインに流してプレスし、「あるもの」の部品へと手作業で加工する工場です。

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製品は氷漬けの倉庫から向こうの島へタカアシガニによって運ばれていきます。

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ここで位置関係を確認してみましょう。なんと島の北側に巨大なDGの形をした島が横付けになっています!(先行公開時の地図です)

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事務所の地下にはタカアシガニが待機するガレージが。餌やり体験をさせてもらいました。(ソファと豆の応用が見事ですね。)

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医務室ではしほさんの診察が始まりました……いやこのシーンは診察に見えないですが。

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社食でA定食をもそもそ食べるニンジャ。それにしてもすごいリアリティです。

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広場は周囲をずらりとDGに囲まれています。ランダム夢訪問で知らずにここに出たら……w

リゾートエリア

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広場の脇をこっそり抜けまして、入島審査に受かった人間向けのリゾートエリアに辿り着きました。

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ここに限っては映えスポットまで完備したまさに楽園の様相です。そのいっぽう、配置された家具はサンゴやウミユリなどの海底の生き物を彷彿とさせます。

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眺めの良いカフェもあり、リラックスすることができます。その眺めになんだか不穏な感じもありますが……。

初日はここでまったりしたところで時間の都合でお開きとなりました。しほさん、当日はご一緒させていただきありがとうございました!

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これは先行公開のときの写真ですが、このカフェには深海生物も来客するとのことでダイオウイカが現れています。大迫力!

6/4 スパハウス

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後半はリゾートエリアのスパハウスが完成したとのことでそちらからご案内いただきました。エントランスは冷たい海の世界になっています。なおこの日は「虫の日」なのでDGに対抗するためレックス先生を意識したスタイルでお邪魔しました。

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温泉やマーメイドな泊まり部屋、フードコートにライブステージで、審査に合格した観光客をもてなしています。しかしこれらも海の楽園をアピールして島外の人間を欺くというDGの謀略の一部なのです。

住民の謎

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そして閑静な住宅街を抜け……あれ?住宅街?

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人間は強制労働、海の生き物はDGの手下、では住民達は一体なぜ平然と広場を歩いたりしているのでしょう?

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その秘密がこの研究所に隠されているというのですが……。

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は…はうあ!!!

施設の職員たちは皆DGが生み出してDGの都合のいいように動くクローン、本物はこの部屋に閉じ込められているというのです!

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そして、なんということか住民達までもが!なんという恐ろしくまた許しがたい事態でしょうか!!

潜入!グソクジマ

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皆を解放する術はただ一つ、DGの本拠地「グソクジマ」に乗り込んで対抗できる武器を探し、奥に見える送信塔を壊してクローンの統制を解除することだとのこと。大胆な企てですが島民たちの惨状を見せられてはやるしかありません。

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グソクジマに飛び移り、危険な罠が隠された林を抜け、

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投石器の立ち並ぶ砦を通り抜けると、

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鈍く輝く鉄巨人の基地が!序盤の工場で強制労働により作られタカアシガニに運び出されていたのは巨大ロボの部品だったのです!

しかしあれを自らの手で起動すればこちらの意のままに動かせます。良いも悪いもリモコン次第。

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そぉい!!!

やりました!これでDGの陰謀の一角を崩すことができます。

DGの根城

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騒ぎに乗じて警備ロボをかいくぐり、DGの根城に乗り込みます!

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いかにも悪のアジトという雰囲気……。

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ここは宝物庫、DGが深海からサルベージしたり略奪したりした財宝が収められているのですが……そのうちのひとつをびゅーんさんが切ない目で見つめています。

びゅーんさんの最大の推し、みしらぬネコから託されたかばんです。DGはびゅーんさんから島の幸福だけでなく思い出まで奪っていったのです……。

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重厚な雰囲気の作戦会議室。ウミユリが音楽演奏をやらされています。机の上にあるのはシミュレーションの道具であって決して遊んでいるのではないそうです。

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クローンの職員や島民に指令を送る指令室です。クローンの動きは完璧に管理されているようです。

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豪華でありつつ穏やかなこの部屋は城主の私室とのこと。城主は城主で張りつめた日々に安らぎを求めているようです。

なお、ご案内の最終段階の直前にここで休憩して感想等のお話をしました。うちのサイエンスカフェもなんですけど休憩できる場所を作ると本当に休憩になっていいですね。

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さて、ついにボスDGとの対面です。

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ここまで乗り込んだ行動力を買われてか勧誘を受けますがもちろん突っぱね、島民の解放を強硬に求めます。

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すると、なんと次のターゲットを我がしそちょう島に定めて侵攻を開始するというではありませんか。しそちょう島の自然と住民を好きにさせるわけにはいきません。

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なんとこのグソクジマそのものが移動して軍艦になり、すでにしそちょう島へと進んでいるというのです。

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しかし虎の子の主力兵器に私を乗り込ませたのがDGの運の尽き、動力源を停止させてしまえばここはただの島です!

DG軍艦、事の発端

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急げーーーうおーーー

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燃え盛る炎、ここが動力源のようです!

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停止!!

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さらばグソクジマ!!

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おや……?抜け道の途中にまた別の抜け穴が。どうやらこの先にこの島の本当の秘密が隠されているというのですが……。

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これは……かつてのクリーム島でサッカーコートの横に棄てられていたDG……?

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なんと島を支配していたDGは全てクローンであり、本物であるこのDGが何か月もああして棄て置かれていたための孤独に呼応して生じたものだったのです……。

しかし一匹の甲殻類にすぎないこのDGがあのような超技術を発揮できるわけもなく、いずれこのDGにつけ入った真の黒幕と対峙せねばならないようです。

エピローグ、オマケ

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さて、今回はあくまでDGの謀略の一角を崩しただけでしたが、本格的にDGから島を取り戻すべく準備が進められているのがこのレジスタンスの基地です。貧民街の奥に隠され、強制労働の隙を縫って暗躍しているのです。(奥に私のマイデザの潜水艦があります。活用ありがとうございます!)

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こちらは本筋にはからまないのですが、ダンクルオステウスと大型の石の家具を組み合わせて深海に沈んだクジラの骨をイメージしたものだとのことです。深海の生き物の世界を表現するうえで重要ですね。

というわけでお読みいただいたとおり、ネタ島というにはあまりに手の込んだストーリーと作り込みのお島を熱演と共にご案内いただきました!恐るべきディストピアの秘密が次々と明かされDGと対決することになっていく展開、スリリングで楽しませていただきました。本当にありがとうございます!

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