生老病死と夢と幸せ
こんにちは。
九條です。
昨夜、夢を見ました。
私が犬になっている夢でした。
そして犬になった私は、背中が痛くて痛くて動けなくて、じっとしていました。その猛烈な痛さに息が荒くなっていました。
ずっと何時間もの間、私の背中を優しくさすってくれている女性がいました。顔は分かりません。
私は(犬ですから)心の中で、
「なんでこんなに背中が痛いんだろう、どうしたんだろう、どうなるんだろう」
と思いました。
するとその女性は(犬になっている私の心の声を聞いてくれたのか)、
「もう、トシだからね。よく頑張ったねぇ。頑張って生きてくれたよね。ありがとう。お疲れさま。そろそろ天国へ行くときなのかも知れないね」
と優しく(私の背中をさすりながら)言ってくれました。
そこで私は目が覚めました。
これは、この世に生まれてきたもの、命あるものの宿命ですね。
私はこの夢を見て、大学生時代に一般教養課程の「哲学(古代ギリシア哲学)」で学んだ事を思い出しました。
かつて、古代ギリシア人たちは、
と考えていました。つまり「この世に生まれてこない事が最も幸せである」という意味の言葉です。
なんとも哲学的な、複雑な想いの日曜の朝の目覚めでした。^^;
※見出し画像はウェルシュ・コーギー。私は犬の中ではこのウェルシュ・コーギーがいちばん好きです。若い頃に付き合っていた彼女が飼っていて、私にもすごく懐いてくれていました。^_^
【註】
[1]「ホメーロスとヘーシオドスの歌競べ」『ヘーシオドス 仕事と日』松平千秋 訳 1986
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