いつまでも

終わりにしようって、終わりにできるほど軽い気持ちじゃなくって。

それでも、終わりにしたいってずっと思い続けながら、連絡が来れば返すし、予定が合えば会ったりもした。

変わらず、そんな関係だった。

会えば、あ〜やっぱりわたしはこの人が好きだって思ってしまったし、離れられないのかもしれないって思ってた。

でもいつだか、家に行ったときに、あるものを見つけてしまった。

『10のあなたのこと』

見たらだめだ、って思いつつ、手は伸びてしまう。
絶対傷付くって分かっていたのに。

案の定、書いてあることはほとんど惚気のようなもので、ほかに女いるんだろうな〜とはこれまで何回も思っていたけど、いざちゃんといることが分かってしまったら、泣くしかなかったな。

でも、それを問い詰められるほど、わたしは強くはないし、知ったところでどうしようもなかったのだけれど。

ただ、驚いたことの欄に
“意外と性欲が強いこと”って書いてあったのだけは、
笑ってしまった。

うんうんそうだね、性欲強いね、、

泣き笑い、乾いた笑い、悲しいのか、むしろ面白いのか。それでも、さすがに心折れてしまった。

ずっとずっと好きだった。自分たちの関係が、何なのか分からなくて、真剣に向き合うことができなくなって、気持ちをちゃんと伝えることは少なくなっていたけど、それでも変わらず好きだった。

でも、それを見てしまったおかげで、割とぷつんって気持ちが切れたかもしれない。

結局冷めるときは冷めるし、時間が解決することも本当にあるんだな。

何年も想い続けていた。最終的に、情みたいな気持ちもあったかもしれないし、純粋に好意だったのかもしれないし、ただただ、縋っていただけなのかもしれない。

分からないけれど、やっと終わりにできた気がするよ。

これからも絶対、顔を合わせる機会はあるし、友達として普通に話せたら、それでいいなあ。

それもわがままかもしれないし、吹っ切れてないじゃん！って思われるかもしれないが。

そんなやつだって分かっても、恋愛感情がなくなっただけで、大事で大切な人であることには変わりないし、キレイゴトだって言われても、本当に本当に幸せでいてほしいって思うのだ。

それでも、知らないところでたくさん傷付いたし、泣いたし、なにくそ〜😠って思うこともいっっっぱいあったけどな。

そんなこんなあり、やっと、どうしようもない気持ちから解放されて、わたしはちゃんと前を向いているし、また懲りずに追いかける恋をしています。

ずるいひと、を好きになりがちなので、大人の恋愛ってなんだ、、？っていう沼にまたハマっていますが、幸せになりたい！それだけなんだよ〜。