人の気持ちに気づけない繊細さん
自分はきっと、「繊細」の中でも特殊なほうの部類に入るのではないか。
HSPはよく、「目の前の人が抱いている感情に敏感」と言われる。
目の動きや眉の動き、声のトーン、しぐさ、話し方・・・。
その目の前の情報と過去に得た情報から、他の人が気づかないようなことにいち早く気づく傾向がある。
私は、そんな人がうらやましいと感じる。
私はある特定の音や光、においなど、ごく一部の刺激に対して敏感な傾向があるが、視覚的情報、言語的情報に対する感度はとことん低い。
運転中は目の前の障害物や標識、危険に気づくのが苦手。
さらに、「さっき私が質問したことにはあのように答えて、今そう発言したのであれば、実は○○のように思っているのか?」というような、会話の中で推測を深めていくことも苦手。
いつも思い込みになってしまう。
つまり、HSPはHSPでも、自分にとって損が多いHSP...?
都合のいいような言い方をしているが、そもそも自分がHSPなのかは未だにはっきりしていない。
HSPなのかもしれないし、今の自分の状態により当てはまるものがあるのかもしれない。
ただ、HSPの特性にはいくつも当てはまるため、自分はHSPなのだと現時点では思うことにしている。
おそらくこの先もずっと、確信が持てる瞬間は訪れないだろう。
自分って、本当に都合がいい(笑)
私自身は、自己中心的な人が苦手な傾向があると感じるが、人のことは言えないのかも。
この生きづらさとはずっと向き合い続けることになるだろうが、社会はみんなのための社会。
自分に合わせてくれない場面だって、もちろん数え切れないほどある。
それが現実なのだ。
だから、自分が社会に適応できるための方法を考えるしかない。
そのために私は、これからも自分にとっての生きやすさを追求し続ける。
自分が少しでも自分らしくあるために。