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洗濯機が壊れたので、人生初コインランドリーを体験した

先日帰宅したら、同居している姉が言った。

「洗濯機壊れたから、買い替えなきゃだめかも~」

水漏れしている上に、もう馬鹿になっているっぽい。放っておくと、脱水した後にもう一度水を注がれるので、お任せせずにいちいちボタンを押してあげるそうな。全自動洗濯機で手動とは、これいかに。

壊れるの早くな~い?って不満げに言ってますけど、これ耐用年数7年ですよ。

製造年月日2010年やで。

いいとこじゃない?よく働いてくれた方なのでは?

如何せん、今は無き実家では、両親が新婚時代に買ったという洗濯機を、下から漏れてくる水を見て見ぬふりをして長い事使ってたから、洗濯機だけについては『壊れる』という概念が多分馬鹿になってる。

耐用年数越えて動いてくれてるのは、余命宣告を過ぎても気力で生きながらえている右代宮金蔵と同じ事やで。(うみねこのなく頃に咲、面白いです)

そんな訳で急きょ洗濯機を買い替える事になり、不在の間の洗濯を、人生初めてのコインランドリーでしてきました。


いっても入院中はお世話になってたけどね

10年程前に手術の為に入院してた時、病棟のコインランドリーには大変お世話になってましたから、コインランドリーというものの仕組みは分かる。

でもコインランドリーという『お店』に入るのは初めてだ……!(ワクワク)

病院のランドリーは洗剤も自費だったからなあ……。一応bold(柔軟剤入り洗剤)持ってこ。

液体boldの入れ物をリュックに詰め込んだ私は、二日分の洗濯ものを突っ込んだかごをそのまま持って家を出て、期待とちょっとの不安を胸に抱きつつ、初めてのコインランドリー店に足を踏み入れた……!

「いらっしゃいませ~」

併設しているクリーニング店の方にいる店員さんが挨拶してくれる。なんかすいません、そっちじゃないんです。

地元に何店舗か構えている所なだけあって、なかなかに清潔感と温かみのある店内。待ち時間を過ごす椅子とテーブルもいっぱいあって、たくさんのドラム式洗濯機と乾燥機に囲まれてなかったら、なんとなくどこぞのカフェみたい。

コインランドリーだから、空いてるところにそのままぶちこんで回していいんだよね……?とドキドキする私氏、10キロ洗濯機に洗濯物をぶち込んで、お金を入れようとして気づきました。

〈洗濯/39分/500円〉

たっけぇ……

その横に〈柔軟剤がいらない人はお金を入れる前にこのボタンを押してください〉との表記付き

おやおや?と思ったらそれより遥かに目立つところに書いてありました!〈洗濯(洗剤自動投入)〉!

boldいらなかった!!(笑)

えー、ナニコレ、家の洗濯より簡単じゃーん!洗濯物入れてドア閉めてポチッとすればあと全部やってくれるんじゃーん!よろしくお願いします!

後は椅子に座って待ちつつ店内を見渡してみる。何だか、選択が終わったら乾燥機に移動してくれるサービスも、別料金でやってるみたい。無人ランドリーではできないサービスじゃん。待ち時間にちょっと買い物にふらつけるのもありがたい。

ま、私は市内に部屋があるんで、濡らしたまま帰りますけど。(乾燥機についての知見が10年前の入院病棟の乾燥機なので、基本的に信用してない。病院のは洗濯物がバリバリになる)

30分ちょっとを、暇つぶしに持って来たポメラで執筆進めながら潰した私は、終わった洗濯物をかごに入れて店を出た。そして車の扉を開ける際に、キレイになった洗濯物を雪積る駐車場でぶちまけた。

……。

………。

…………。(無言で雪をほろって、車に積んだかごの上に積み直す)

……………………。(そして無かったことにした)


神からの投げ銭受け付けてます。主に私の治療費や本を買うお金、あと納豆を買うお金に変わります。